三宅久之オフィシャルブログ「三宅久之の小言幸兵衛」Powered by Ameba
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最終回 終の棲家

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12月24日冷たい北風が吹いていましたが、素晴らしい日本晴れに恵まれ、先生の座右の銘「照于一隅」(*天台宗 最澄の言葉「一遇を照らす、これ則ち国宝なり」)が彫られた三宅家のお墓に納骨し続いて四十九日法要も無事終了しました。尊敬する三宅久之先生もとうとう天国の「終の棲家」に逝ってしまわれました。

 

「小言幸兵衛」も、今回で終了いたします。評論家活動を引退されてから、スタートし半年。三宅久之先生が25本、病気療養中から本ブログまでは事務所として8本を投稿いたしました。この半年の総アクセスは864万件を超え、多くの皆さまにご愛読いただきコメントもいただきました。ありがとうございました。

 

最終回にあたり、本ブログの読者の皆様に先生を偲ぶ一言をお伝えさせていただきます。11月2日入院中の病床に奥様と事務所の曾根さんと私の三人が呼ばれ「遺言と思って聞いていただきたい」と、先生から今後の仕事のこと、ご自分の葬儀のことにいたるまで静かに丁寧にご指示がありました。

 

その中で、私が最も印象に残ったのは「『卑しくない』生き方を目指してきました」という先生のお言葉でした。他界される前の6年間、北海道から沖縄まで年間70回以上の講演会と毎週のTV収録にご一緒させていただきましたが「凡人はどうしても『卑しく』なりがちで、私自身も振り返れば『卑しかった』時も多かったと反省しております。しかしご一緒していて、先生ほど『卑しくない方』はいないと断言できます」とお応えしました。


6年間嫌な思いをしたことは一度たりともなく、謦咳に接することが出来たのは、私の人生にとって貴重かつ豊穣な時でありました。目を閉じるとご一緒した日々がとても懐かしく、まるで映画のひとこまのようにはっきりと想いだされます。あらためて、感謝の気持ちでいっぱいです。

 

「激しい議論の相手にさえ愛情があった」(橋下徹さん)「弱い人にも、どんな人にも、公平で優しかった」(ゾマホンさん)「最高、最良の友人だった」(渡邉恒雄さん)「みんながバッシングした時も、かわらず応援してくれた」(安倍晋三さん)  
などなど皆さんの言葉からも十分に証明されたものと確信いたします。先生は、『卑しさ』からはもっともかけ離れた方でした。  三宅事務所 国松


なお、新ブログの更新はいたしませんが、当分の間このまま保持しておきます。また予告いたしました「家族が語る三宅久之」が、ご子息によって開設されましたので、引き続きご愛読いただければ幸いです。

http://ameblo.jp/aisainouzeihakamairi/

 

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