堀内正人オフィシャルブログ Powered by Ameba

2つのアカウントで天鳳位に到達したアサピンさん視点で名人戦を見ていきます。

彼の思考や読みを拾えるか分かりませんが、学ぶことができたらなと思います。

同卓してた牌譜を使います。今期の名人戦の2節目からです。

 

東1局。下家の僕が役役の仕掛け。序盤だが相手は中打点、アサピンさんの手牌は打点が見えるがやや遅い。何も考えずに現物の②を切るかと思ったけど、打4。

このケースで放銃するとしたら真っ先に思い浮かぶのが中スジのカン4待ちだけど、2が先切りで最終手出し7でのカン4待ちは赤を使い切りたいときの手順で自分が赤をブロックしているから可能性は低い。1ー4待ちも否定できないが3巡目に2なので危険度は低い。まだテンパイしていない可能性のほうが高そう。

 

手に残した②は、この手牌の中での安全牌候補としてなら悪くないように見える。

就活さんの河に③がありリーチが入った場合は序盤の外側で切りやすい。親の小林さんの第1打が①というのも考慮に入っているかもしれない。関連牌が切られているほうが、待ちのケースが減り安全度がやや高まる。

仕掛けに対して最終手出しのまたぎの赤5、8はいずれも切りたくないし、こちらの手は遅くて他家がテンパイした場合に手詰まりしてしまう可能性があるので、下家の現物でやや切りやすい②を残したか。

 

 

はやい巡目に就活さんからリーチが入る。

アサピンさんは2シャンテンで現物がなく②切り。ピンズの下が安く切りやすい。