始まったドル上昇。DXドルは77に上昇して、NY株その他資産は下落した。やがて金も下落の道連れ、金すら売りの対象になる季節だ。9月末の決算や流動性確保の為の益出しが金を売る。世界的な銀行株暴落は、やはり金融危機を惹起させるだろう。金利差の拡大は継続中、もはや秋の恐慌君の登場が近いようだ。そして国、大銀行の破綻。新興国バブル崩壊。革命、騒乱の時代。
過去数世紀で最大の偏り、偏見、ドル売り、ドル暴落説の逆流が始まった。ドルの上昇がその他の資産を売り、一つに動く市場の登場である。メッセージでいつか説明したように、ドルの下落が株を上昇させてきた。そしてドルは15年から17年周期の16年目の上昇時期に来ている。このドル上昇は75を切り上昇、それで確認できた。そして88方向に、遅くとも10月末に到達するだろう。
歴史のサイクルを追う。そして、歴史の季節の巡回を週次、月次、年次で検証、各金融商品の特徴ある波の発見。波動、チャート、サイクルの回転がかくも正確に、この時代を捉えたのだ。恐慌という経済の異常事態は学者や為政者の政策や理論を笑い、全世界的に登場した。介入には効果がない。そして、国にこの事件を止める術もない。オーストリア学派の言う通りの事態である。
学説や理論ではない歴史のサイクル。そのサイクルが正しく回転すれば、ドルは大上昇し、空売りの買戻しによるドル選好が、その他通貨、株、商品を暴落させる。原油の暴落、銅の暴落も始まる。そして上海株の暴落も。ドルが88になる時、其れは10月末から11月上旬が恐慌の時間的な進捗である。かかる事態は金と金鉱山株しか上昇しない、それがこれからの季節、身を救う。
チャートストアー提供
実際にいろいろなソースをみてみても、かなりドル上昇といいますか、リスク回避的な値動きがあるようです
先日のスイス中銀のレート提示は異例だが、日銀もなんらかの対応をせまられる時期がきているのではないでしょうか?
このまま何もせずにいれば・・・唯一のリスク回避通貨として、極度な円高がまっているのは目に見えています
ドル円相場の100円台回復は不可能に近く、また90円台の回復も非常に厳しいとなれば、企業の固定レートの予想はかなり深刻になってきます
せめて85円を設定レートにしないかぎり、今後もリスク回避的な値動きが起こり、また金価格の歯止めのない上昇トレンドを形成しそうです
金価格に関しては、今まで安全逃避商品として金の売買がなされてきましたが、ここ最近の値動きの激しさから、もしかしたら金の安全は終焉を迎えるのではないだろうかと予想するアナリストも多々います
上昇の激しい商品は時として反対方向に動く時は倍以上の値動きがあると、予想します
極度の上昇ではヘッジファンドは売りをかけてきてますので、利益確定的な取引ならある程度で手仕舞いをするのがベターだと思います