2024年5月3日:パート2

 20時30分。県内某所で、パソコンのブログ更新画面と向き合っている。

 群馬県選出の国会議員を24年間も務めた。その後も、知事として4年9ヶ月、群馬県のために飛び回っている!!この間、多くの県議の皆さんと、お付き合いをさせて頂いた。

 若手議員の頃に議会の重鎮だった方々は、すでに政界を引退している。亡くなった方も多い。過去のブログでも触れたが、今、群馬県議会にいる最も当選回数の多い県議は、7期目に突入している邑楽郡選出の久保田県議と、利根郡選出の星野県議の2人だ。

 この2人は、平成11年(1991年)4月に初当選を飾っている。実は(年齢はお2人の方が上だが)政治家としてのキャリアは、平成7年(97年)に参院議員になった自分の方が長い!!

 すなわち、知事である自分は、現在、自民党に所属している33人の県議を、初当選の頃から知っているということになる!!

 参議院議員だった時代も、地元県議との関係を大事にして来たつもりだ。が、特に知事に就任した後は、これまで以上に(人によって濃淡はあるものの)1人1人の県議と本気で付き合って来た。それもそのはず。国会議員時代とは、県議会との距離が全く違う!!

 知事が出席する県議会本会議での質疑はもちろんのこと、個々の県議の常任委員会での発言も、毎回、議事録でチェックしている。時々、個々の県議のFacebookにも、目を通す!!

 え?なぜ、そこまで細かく対応しているのかって?!知事として、地方自治の両輪の1つであり、議決権を持つ県議会の動向を常にフォローするのは当然だ。加えて言うと、(当選回数や会派に関わらず)1人1人の県議に興味がある!!

 そうした状況を踏まえ、ここから数回(?)に分けて、現職の自民党県議33人に対して抱いている自らの思いを綴っていく。綴っていくというより、このブログに永久保存(?)するという表現がより正確だと思う!!

 その上で、独立自尊の「一国一城の主人」である県議1人1人に、宇留賀副知事の続投を応援して欲しい理由を訴えることにする!!

 先ずは、6人(もうすぐ7人)の議長経験者の方々へのメッセージから始めたい!!

<星名建市県議(渋川市:当選5回)>

 星名さんは、県立渋川高校の先輩だ。山本一太の最初の知事選の直前に県連幹事長に就任。最大会派のリーダーとして、知事の兄貴分として、その後の3年間の山本県政を支えてくれた。いろいろな意味で感謝している!!

 けっして自分からしゃしゃり出るタイプではないが、仲間から推されて幹事長になった。いざという時の決断力も、胆力も、若手からの人望もある。自分にとっては、最も信頼出来る県議の1人だ!!実力派の「名幹事長」だったと思う!!

 星名県議が幹事長から議長になる際、「あと1年、せめて山本県政1期目が終わるまでは、幹事長をやってもらえませんか?」とお願いしたが、笑いながら、「知事の気持ちは嬉しいが、それは無理だ。人事のローテーションもある!」と言われてしまった!!

 もし今、星名県議が幹事長だったら、今度の副知事人事は、こんな展開にはなっていなかった気がする。星名先輩には、知事になった当初から、国政と県政の違いや、県議会へのアプローチに関して、いろいろアドバイスをもらっていた!!

 加えて、予算等をめぐって調整が必要な時は、「2人きりで腹を割って話し合い、決着させる」という流れが出来上がっていた!!

 県政の「筋」を大事にする星名県議だけに、今回の副知事人事に厳しい見方をするのは、よく分かる!!が、総務会や議員団総会で、星名県議が批判的な意見を述べたと聞いて、ちょっぴりショックだった!!個人的にも、星名さんのことが好きだからだ!!

 同時に、「これは、ちゃんと県議を回って説明しなければならない!!」と感じた。

 星名先輩、改善すべき点があれば、しっかり改善の努力をするつもりです!!星名先輩が幹事長として、県議会本会議で高く評価してくれた山本県政を更に前進させるため、これからも力を貸してください!!

 1期目にやり残した大事な仕事を、最後までやり遂げなければなりません!!そのために、宇留賀副知事の手腕が、どうしても必要なのです!!

 「小児医療センター」の移転問題に関する要望には、しっかり対応させて頂きます。移転後の北毛地域の医療体制を維持していくためにも、ぜひ、宇留賀副知事の再任を応援してください!!

<狩野浩志県議(前橋市:当選5回)>

 狩野県議とは、政治家としてのスタイルも、手法もかなり違う!!最初の知事選に出る前も、当時の幹事長だった狩野県議と、かなりやり合ったことは記憶に新しい!!

 振り返ると、あの時は、いろいろ迷惑をかけて申し訳なかったと思う!!が、それぞれ政治家としての立場があった。あれはあれで、仕方がなかったのだ!!自分の中には、何の禍根もない!!

 考え方の違いから、その後も対峙する場面が多かったように思う!!が、実は「お互いの実力」を認め合っている部分もある。少なくとも、自分はそう感じている!!

 狩野県議の行動力や支持者への配慮は、亡父山本富雄の地元秘書として鍛え上げられたものだ。理論派というより叩き上げの党人派だが、後輩の県議には影響力がある!!

 実際、狩野県議の総務会での「副知事人事のような問題は、(周りでゴチャゴチャ言わず)執行部に任せればいい!!」という発言を聞いて、「さすがだ!」と話していた後輩県議もいた!!

 狩野さん、県都前橋は今、大きなチャンスを迎えている。ご存知のように、県立赤城公園の活性化に、大型予算を投入する!!

 狩野県議から強い要望のあった啄木鳥橋の補修を含め、知事である自分が決断したプロジェクトだ!!敷島公園の水泳場の整備や、フラワーパークの大規模改修も決まっている!!

 こうした事業を遂行するために、県立赤城公園の新たな開発構想に大きな貢献を果たして来た宇留賀副知事の力を、何としても借りたいのだ!!

 なんやかんや言っても、同じ「山本富雄一門」ではないか!!(笑)「執行部に任せる!」だけではなく、前橋市の飛躍の鍵を握る宇留賀副知事の続投を、ぜひ後押ししてください!!お願いします!!

 ちなみに、先般、知事と前橋の保守系市議団との意見交換会を立ち上げました。宇留賀さんが副知事に再任されたら、さっそく、市議の人たちとの懇親の場を設けるつもりです!!

 あれ、各県議へのメッセージは数行に纏めるつもりだったが、(気がつくと)こんなに長くなってしまった!!これだと、スゴい長編になってしまう!!(苦笑)次回からは、もう少し簡潔にやります!!

 さあ、気になる最新コンテンツを追いかける時間だ!!