世界三大ウザい国の1つ、モロッコ。
ここでの経験と騙され方をまとめてみました。
以下事例は長文で旅人あるあるなので、旅慣れてる方はどうぞスキップして下さい。
今回は旅が不慣れな方に読んでいただきたい。まとめれば簡単な話なのですが、あえて細かく事の顛末を書いてみました。
<事例>騙されてるとわかっているのに契約してしまった今日のまとめinモロッコ
バスでフェズの駅に着くと話しかけてきた男A。(怪しい) ホテルへの行き方を聞き、一人で向かっていたら後から男が後ろから追いかけて来てオススメの宿につれてかれる。安いなら良いかと思いそこへ行くと満室。そしたら旧市街にもオススメの宿あるよと言われ、見てから決めても良い?と聞くとOKとのことで旧市街へ(ここは安宿が沢山)
行ってみると確かにお洒落で素敵な宿。私の提示した価格では泊まれない筈が、アミーゴプライス(笑)で半額以下に。タダで上手い話は無い。これは何かあるなと思ってたら…あった。
宿のロビーで砂漠ツアーの仲介人を紹介された。ただ、その時先客がいたためか、男Aからしきりにシャワー浴びてきなよとか、テラスに行こうとか、私を先客と仲介人の交渉の場から離れさせようとしていた。だから私は部屋に戻ったふりをして離れた所からその様子を見ていた。すると男Aは交渉の内容が聞こえないようにするため携帯で音楽を流していた。そしたら私が盗み聞きしているのがばれ、男Aが私の元に来てテラスへ行こうと誘ってきた、断り交渉してるそばに行くと男Aは音楽を流ししきりに話しかけてきて聞き耳をたてているのを妨害された。
先客の交渉が終わり、私の番。砂漠ツアーには興味あったので安く行けるなら良いかと思い参戦。仲介人(以下男B)は優しそうな雰囲気。でも最初の提示額は390€くらいでべらぼうに高い。私は友達が2泊3日85-95€で行ったと聞いていたので、そんなの無理っすwwとお断り。そしたら価格がどんどん下がる 先客の値段を下回り始めた時からまた男Aが音楽をかけ始めた。
私は、ホテルのロビーという密室で2:1、着いたばかりで他のツアーを知らないから思いっきりかもられると思い断り続けた。そしたら男Bが上司に電話してもうコレが限界!と190€を提示。しかし実際電話していないのがバレバレだったので笑いながらお断り。もう他の所で探したいなと思い、お金無いからこの値段じゃ無理。85€の所行くって言ったらそういうツアーとこのツアーの違いを説明され、時間が無いから早く決めてくれと言われたがなお断っていたら最終的に私が最初冗談で提示した150€まで下がってしまったので契約してしまいました。
因みにこの交渉中に、世界一迷いやすいメディナのツアーも半額にしてくれました。
ということで男Aと男Bがグルで私をかもろうとして来たわけですが、結局
・ホテル半額
・メディナツアー半額
・砂漠ツアー390→150€にしてもらったので、カモられてるけれどまぁ良いかと思ったわけです。因みにツアー料金は分割払い。
唯一の問題はツアーの安全性に確証がないことでしょうか。(料金の後払いや分割払い、同行者がいること、名刺を貰う、電話番号を聞き出す等で対応)
今回の流れで伝えたい、騙しのテクニック
1、信頼してもらうため、最初は有益なことをする(宿を紹介、安くする、道案内、情報提供)
2、“貴方だけ”、“この事は他の人に言わないで”と特別感を出す
3、他の情報が入らないようにする
4、恩を売り、断りにくくする
5、時間がない、今すぐ決めないと他の人が!と焦らせる
6、1:1と見せかけて実は周りの人間もグル
(もっとありそうだけれどとりあえずこれくらいで…)
海外で騙してくる人の共通点
①日本に兄弟や友達がいると言う(例えでさゆり、とか日本人名を出す) →親近感、信頼性を高める。安心させる。これ言う人たっくさんいますが、殆ど嘘です。
②日本語(or英語)が堪能 →共通言語を持たずに騙すのは難しいから。
③俺は怪しいものじゃないアピール (結婚してる、とか周りの奴に気をつけろ、とか)→①と少し似ていますが、俺は他の騙してくる奴とは違うと示してします。タクシーの場合は俺の親類がドライバーだから安心しろって言いますが大概嘘です。
④笑顔 (フレンドリーな笑顔で、気さくです)→子慣れた人は満面の笑みで、さも良い人であるかのように近づいてきます。
⑤地元民だけが知ってる情報を教えてくれる、又は後で教えてあげると言う→これも信頼性を高めるため。
①~⑤が全部あてはまってれば90%の確率でタカリか詐欺師かぼったくろうとしてる人。
⑤の情報はカナリ役立つので、最初の内に沢山引き出してドロンしましょう。
騙す時は、真実と嘘を巧妙に混ぜてきます。
営業をやっていた友人曰く、大体は本当。ちょっと不利になるような本音も話す。しかし、一番大事な所で嘘をつく、らしいです笑
自分でまとめてて思いましたが、これって日本でもよくあることですね笑
相手にのまれず自分のペースで、自分がちゃんと納得出来るラインまでつめましょう。
こんなこと偉そうに言ってる私ですが、実際は詰めが甘く、後からこうすれば良かったと後悔する事が多いです。
ですから、これを読んでいつか誰かの役に立てれば、と思いまとめてみました。