平凡にして非凡なる日々

平凡にして非凡なる日々

5年のアメリカ生活を終えて帰国、その後、、、、

Amebaでブログを始めよう!
半年間ぐらい何も更新してませんでした。

遊びにきてくれた方がいたら申し訳ないです。。。。

そろそろきちんと更新しようかと思いますが、あることに忙殺されているので、もう少ししたらきちんと更新しようかと考えています。

ちなみに、4日程前に旅立ちました。

今は、とっても暑くて湿気が多い所にいます。

急に決まったので、多くの方に連絡をする暇がありませんでした。。。。

多分、携帯電話は通じないので、Eメールしていただけると連絡は取れるかと思います。

もう少しまとまった時間ができたら更新しますので、そうしたらご報告できるかと思います。

ではでは、後ほど。
とあるテレビ番組で伝説のボクサーと紹介されていた人のドキュメンタリー映画。
日本では未公開ですが、とても素晴らしい映画なのでぜひ公開されて欲しいです。
僕はアメリカのiTunesを使ってレンタルして鑑賞しました。

平凡にして非凡なる日々-Kassim the  dream

この映画はすべて実話であり、物語というよりはドキュメンタリーという感じです。
内戦が続くウガンダで、カシムは6歳の時に抵抗軍によって学校の教室で誘拐され、強制的に兵士にされてしまう。
殺人や拷問などをして少年時代の全てを兵士として過ごした後、抵抗軍はウガンダの政府を制圧し政権を取る。
その後、カシムは軍隊でボクシングを始め、アマチュアチャンピオンまで上り詰めることに成功する。
試合のためアメリカに滞在したときに亡命し、アメリカで本格的にプロボクサーの道を歩み始める。
しかしこの時、父親は息子が軍を脱走したことで殺されしまう。
アメリカでプロボクサーとして活躍し、家族と一緒に暮らしていたが、カシムはウガンダへの里帰りを熱望するようになる。
だが、脱走兵という身分ではカシムは帰国後にすぐ殺されてしまう可能性があり、ウガンダ大統領の恩赦により帰郷の可能性を見出す。
苦難の末、世界チャンピオンになったことにより、恩赦で特別に里帰りを許可される。
緊張の中、帰国したカシムは国民から英雄として迎え入れられ、軍隊を正式に脱退。
そして、里帰りの目的である父の墓へ訪問したとき、どんな苦境に立たされても涙を見せなかったカシムは号泣し、その場に崩れ落ちて父の墓前に許しを請う。

少年兵の問題はニュースなどでも報道されているが、カシムの様な実際に誘拐されて強制的に兵隊とされていた人からの話は、リアルで心にずしんとくる。
映画の中でカシムはマリファナを吸って少年兵時代のフラッシュバックを取り払おうとしている。
そこまでしないとボクシングに集中することも、生活することも大変なようだ。
カシムが帰国を果たしたとき、ウガンダの少年少女が虐殺が起きた村についての劇をするシーンがある。
これは過去の悲惨な出来事を忘れないようにし、二度と起こらない事を願って行われた劇らしい。
その劇を見ているカシムの物憂い表情が何とも言えない。
悲劇を繰り返さない為にも、伝える事は重要だが、それでも思い出したくない過去に困惑しているように感じた。

だいぶ遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。
新年最初のエントリーで、かなりシリアスな内容の映画でしたが、とても感動したので書いてみました。
今年も映画や本の話題など、マイペースに更新していきますので引き続き宜しくお願いします。
肝心の僕はというと、日本に帰国して2ヶ月、仕事を探しております。
面接を受けに東京に行ったりしていて、出来るだけ早く仕事を見つけたいです。


ルポ 貧困大国アメリカ II (岩波新書)/堤 未果

¥756
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以前にご紹介した『ルポ貧困大国アメリカ』の第二弾。
今回はオバマ政権発足以降のアメリカの実情を教育、医療、刑務所の三点を中心に活写されている。
前回と同様、とても興味深く一気に読破してしまった。

第1章 公教育が借金地獄に変わる
第2章 崩壊する社会保障が高齢者と若者を襲う
第3章 医療改革vs.医産複合体
第4章 刑務所という名の巨大労働市場

特に第4章の刑務所に関する記述がアメリカ社会の恐さを感じた。
財政難と市場主義の元、政府が刑務所の私営化を押し進めた。
そのため、刑務所はアウトソーシングされ、民間の刑務所に委託される。
当然、委託された側の刑務所はビジネスの対象となるのでコストカットを押し進める事になる。
その結果、囚人は安い賃金で福利厚生なしで労働を強いられることになる、という結末のようだ。
この本で初めて知ったのだが、刑務所に滞在するのにお金を取られるそうだ。
つまり、囚人は滞在費を刑期中払わなければならず、低賃金で刑務所内で労働をしなければならない。
時給なんて1ドル以下だから労働基準法なんてあったものではない。
そして、刑務所内の労働では払うのが困難な額の滞在費で、受刑者の生活を破綻させてしまうようだ。
犯罪を犯す人は、経済的に恵まれていない方が多く、ここでも負のスパイラルに陥ってしまう人を生む。

この本に書かれている、教育費問題でちょうど母校のカリフォルニア大学の事が記述されていた。
カリフォルニア大学は州立で、私立と違い学費が安い(留学生は除く)ので、アメリカ人は学費をセーブする為に通う人も多い。
それが、カリフォルニアの財政難のため、学費を一気に10%近く値上げして授業数を削減する試みを僕の卒業近くに始まった。
僕の通っていたカリフォルニア大学ロサンゼルス校でも、反対のデモ活動があり何人か逮捕者も出たようだ。
授業中に取材のヘリが学校上空を飛び回っていて、授業に集中できなかった覚えがある。
僕の在籍していた数学科でも必修の授業が毎学期設置されていたのが削減された為、履修の順番を少しでも間違えたら、卒業が一学期遅れていたので少し焦った。
次の学期の授業の履修日直前になって、eメールで来学期の○○授業は予算削減の為なくなりました、なんていうお知らせが突然来るだけだ。

最近、民営化が押し進められている日本でこの本に書かれている実情は、何年か先の日本でも起こりえるかもしれない。
今のうちに対策を練るためにも、是非一読してみてはどうでしょう。

帰国からちょうど一週間です。
やることもいっぱいあるのだが、時間に少し余裕があるので本屋さんへよく行ってます。
特にお気に入りは、2年前ぐらいにオープンした地元の駅ビルの最上階にある本屋さん。
アメリカによくあるタイプのカフェと併設された大型の本屋という感じだろうか。
段違いに掃除が行き届いているのと、カフェの食事が美味しいのはアメリカとは大きな違いだが。

ちなみにアメリカでは大手本屋チェーン店にはスタバが併設され、本や雑誌を無料で読む人や勉強する学生で混み合う姿をよく見かける。そして、みんな何時間も居坐るのが普通。
我が地元の本屋さんでは、「雑誌を読むのと学生の方の勉強は御遠慮ください」となっていたのが日本ぽいなと感じた。
もちろん、読書好きな僕にとってはパラダイス。
本を5冊ぐらい、ドンっとテーブルへ持って行って、コーヒーを飲みながら読書。
新書なら1時間以内で一冊読めるので、今日は2冊読破。
申し訳ないので、読んで無い本は買いましたが、、、、、

こうやってフリーで読ませておいて、残りを買ってしまうといのは書店の思うツボなんですかね。
最近、流行りのフリー経済学に当てはまるのでしょうか。。。。。
僕のように無料で本が読めるので、ついついコーヒーとサンドウィッチをカフェで買ってしまっている時点で、書店の儲けになっていますからね、、、書店の思うツボかもしれません。
でも、まぁいいんです、楽しめれば。

読んだ本のレビューはおいおい書こうと思います。
今年観た中で一番良かった映画だったので紹介しようと思います。
その名も、The Social Network (邦題:ソーシャル・ネットワーク)。
今やユーザー数5億人を越えるFacebookとその創業者マーク・ザッカーバーグ氏の話です。
残念ながら日本公開はもう少し先で1月15日のようです。
ホームページはこちら
予告もいい感じなので是非チェックしてみて下さい。

$平凡にして非凡なる日々 in Los Angeles-ソーシャルネットワーク


ザッカーバーグ氏はいわゆるコンピューターの天才で、あのマイクロソフトの創業者ビルゲイツと同じく名門バーバード大学時代に起業して、そのまま中退という起業家のエリートコースを歩んだお方。
フォーブス紙に、世界で最も若いお金持ち、として25歳の時に紹介され40億ドルほど資産があるようです。
そんな天才が、世界最大のSNSを作り上げるまでの物語です。
もちろんその過程には、彼の努力があり、出会いがあり、困難もありで非常に楽しめました。

日本では公開前なので内容には詳しくは書きませんが、ザッカーバーグ役のJesse Eisenbergの話し方が独特で、いい感じでギークっぽさが出ていて面白い。
途中で過去と現在が交互に繰り返されているので、多少Facebookやアメリカの大学のことを知らないとついていけない所があるかもしれないです。
ウィキベディアなどで予備知識を入れてから観るともっと楽しめるのではないかと思います。

Facebookを知らない人でも、アメリカの起業家がいかに苦労を重ねて、アメリカンドリームを掴むかというサクセスストーリに勇気をもらう人が多いのではないでしょうか。
本当に自分の好きな事を追求し、世の中をもっと面白く便利にしようと夢をもって寡黙に取り組むザッカーバーグ氏の姿勢がとっても好感がもてた。

僕はハマってしまって、日本へ向かう機内でこの本の原作’The Accidental Billionaires’を読んできました。
原作と映画は大体同じなのですが、やっぱり映像ありの方が感動が大きいです。
日本で公開されたら、もう一回観に行きたいと思っております。
お久しぶりです。。。。

最近全く更新しておりませんでしたね。
Twitterも100日近くTweetしていないし、ここ何ヶ月かきっちり文章を書いていない気がする。
ちょっと色々あって文章を書く気が起きなかったので、来月からきちんと再開していこうかと思っております。

学校を卒業して約2ヶ月が経ったのですが、完全帰国をすることにしました。
アメリカ時間で11/1にLAを経つので、日本へは2日に着く事になります。
アメリカはもう5年と3ヶ月住んだので、少し寂しい気はしますが、新たなスタートを切る為に日本へ帰国することにしました。
今は、引っ越し準備のため荷物の整理をしております。

もうやり残した事はないけれど、最後にレイカーズの試合を観て帰りたい。

帰ったらまた色々書こうかと思うので宜しくお願いします。

先ほど、とある友人から大嘘をつかれていたことが発覚した。
人を常に性善説で考えてしまう僕が悪いのかもしれないが、ショックは大きい。
あまり考えても仕方がないので、嘘をつかれたことは忘れることにした。
時に嘘をついた方が世の中上手くいくことだってあるし、許す方がこちらとしても気が楽だ。

そしてその時に頭に浮かんだのがビートルズのThink for yourself。

I've got a word or two
To say about the things that you do
You're telling all those lies
About the good things
That we can have if we close our eyes

君のしていることに言うことがいくつかあるよ
君は嘘をついてばかりだ、
目と閉じれば手に入る素敵な物事について

Do what you want to do
And go where you're going to
Think for yourself
'Cause I won't be there with you

好きなようにしなよ
行きたい所へいけばいい
勝手にしなよ
もうあなたといるのはもうたくさんだから

I left you far behind
The ruins of the life that you have in mind
And though you still can't see
I know your mind's made up
You're gonna cause more misery

君のことはとっくに見放したね
君の夢のような生活の残骸
まだ君は見えていないかもしれないけれど
君の心は嘘だって僕は知ってるよ
そして僕をもっと傷つけるんだ

Although your mind's opaque
Try thinking more if just for your own sake
The future still looks good
And you've got time to rectify
All the things that you should

君の心は不透明だけど
君の未来をもっと良くする為に考えなよ
まだ改める時間はあるんだから
(Think for yourself, The Beatles)


この歌詞は僕の気持ちではありませんからね、、、悪しからず。。。。
この曲を書いたジョージ・ハリスンは、”特定の誰かに歌ったはずだったけど、思い出せない。政府かなんかだったんだろう”と言っております。
けっして恋人を批判した曲ではないようです。




世界大学ランキングでハーバード大が首位、東大は20位
 [キャンベラ 18日 ロイター] 中国の上海交通大が毎年恒例の世界の大学ランキングを発表し、米ハー..........≪続きを読む≫

今さっきアメーバニュースを読んでいたらこの記事があったので少し書いてみたい。
もしかしたら、ブログを読んでくれている方の中に海外の大学に進学を考えている人もいるかもしれないので、参考になればと思う。

最初に結論を言ってしまうと、世界大学ランキングを参考に大学選ばない方がよいというのが僕の考えだ。
仕方がないことだと思うが、大抵の人は出来るだけ高いランクの大学へ行きたいと思って出願をしてしまうのではないかと思う。
こういうランキングというのは、日本で言う偏差値とかではない。
つまり入学の難易度を指標としているのではなく、研究成果、論文引用数、教育環境などを点数化して決めているようだ。
特に、今回の上海交通電気大学ランキングは、教員や卒業生のノーベル賞の数、ネイチャーなどへの論文引用数が基準になていて、理系重視のランクになっている。
人文系は全く対象とされていない。
ランクの選定基準を見ずに、ただ単にランキングの上の大学を目指していたら後で痛い目にあってしまう。
いかにランキングの結果があてにならないか、例を挙げてみる。
以下は、僕の母校のUCLAのランキング結果である。

上海交通電気大学ランキング 13位(2010年)←今回の記事になっているランキング
TIMES世界大学ランキング 32位(2009年)
NEWSWEEK世界大学ランキング24位(2009年)

13位~32位ってかなり曖昧ですよね、、、、ハーバードやプリンストンなどは常にトップ3にランクしていますけど、その他の大多数の大学の世界ランキングなんってこんなに変わります。
こんな適当なランクで大学を決めてしまいますか、、、、

上に挙げた順位というのは総合順位であるので、人文系を勉強したい人と、科学者になりたい人では違うランキングを参考にする必要がある。
そこで役に立つのは専攻別のランキングだ。
US NEWSなどが出している専攻別のランキングは、研究の盛んさを知る為にも参考にしてもよいと思う。
どこかの国会議員ではないが、ランクが1番でなくてはダメということではない。

あくまで僕の持論だが、カリキュラムの多さと教員数の多さを重視すればどこの大学で勉強しても大丈夫だと思う。
実際、僕が大学院進学で迷っていたときに気づいたことは、大学のシステムと教員数によってカリキュラムの充実度が違うということだ。
UCLAの数学科は教員数がずば抜けて多いので、設置されているクラスの量が多い(多岐に渡る分野のクラスがあるという意味)。
これは学部でも大学院でも一緒で、他大学では取れないクラスが何個もあった。
恐らく、教員数が多いため教えられる幅が広いのではないかと思う。
名前は出さないが、LA周辺の某私立大学や某州立大学を調べると、数学科で習う最低限のクラスしか用意されていなかった。
こういう大学は教員の数がUCLAの半分以下だった。
やはりこれを考えると、教員数の多く、研究を盛んに多く行っている大学の方がカリキュラムが充実しており、学習成果が上がるのではと推測できる。
あとは、研究が盛んかどうかを知る為に、自分が志望している専攻のランキングを参考にするのも良いのではないかと思う。

昔、とある友人がアメリカに来たのだから有名な大学に行かないと意味がないと言っていた。
僕はそんなこと全く思ったことがなかったので、なぜか、と訊いた所。
彼は、優秀な教授から教われるからだと言った。
そう言う考えもあるのか、と思ってその時は大してそのことについて深くは考えなかった。
何年か後に、物理の教授と話していてこんなやり取りがあった。
僕が、○×大学は物理でノーベル賞受賞者が3人もいるから、その大学に行ったらいいでしょうね、といった感じのことを言った。
教授は、どこの科学者だって皆、一生懸命自分の研究をしている、ノーベル賞はただラッキーだっただけだよ、そういったことで大学を決めてはいけないよ、、、、
って忠告された。
実際、僕はその大学に受かったが行くことはなく、今の大学を選んだ。。。。
そして、やっぱり今の大学を選んでよかったと思っている。

僕がアメリカの大学で思ったのは、教授になる人は皆、優秀であって、どんな人からも学ぶことは沢山ある。
だから、どの大学に属しているからとか、その教授の業績の大きさだけで決まるのは危険だと思う。
UCLAには世界最高の数学者という方がいる(もちろんノーベル賞の様な賞を持っている)。
その人の教科書を使って授業が進められたのだが、僕にはチンプンカンプンで、敢えて他の教科書を買って勉強した。
その人が世界最高の業績を挙げた人だからといって、自分にとって合うかどうかはわからないのだ。
むしろそういった天才の考えは僕には理解できないことが多い(そういった教授の授業を何回か受けたことがある)。

人それぞれ、やりたいことや専攻、性格などが違うので、自分でたくさん調べて、一番いい結果を模索することの方が大学選びには重要だ。
その過程で今回の記事にあったような、世界大学ランキングだけを鵜呑みにして大学を選択するのは安易すぎるのではないかと思う。(そんな人はあまりいないかと思うが、たまにいるので書いてみました。)
先日までラスベガスに小旅行をしておりました。
真夏に行ったのは初めてだったので、あんなに暑いのは予想外でした。
カジノ街を歩いているだけで汗が滴り落ちてしまうぐらいの熱気と湿度。
歩いて回るのは無理だと判断して、ホテル間は車移動だったので暑さは多少回避できました。
ラスベガスは各ホテルが無料で駐車場を提供しているので車移動が便利。

ラスベガスでしたのは、お決まりのカジノ、ショー、グランドキャニオン見学、買い物です。
シルクドソレイユのKAというショーを観て、あんなに立体感のある演出は関心されられましたね。
ラスベガスでは各ホテルがショーをもっていて、それとカジノをメインに集客に励むわけです。
なので、何回行っても飽きること無く楽しく過ごせます。。。。
今回のギャンブルの結果は、儲けはゼロでした。つまり勝っても負けてもないということです。
大抵の人が負けて、ホテルの売り上げに貢献していることを思えば、負けなかっただけ幸せです。

今回のメインはスカイウォークでした。

スカイウォークとはラスベガスから車で三時間ぐらい、アリゾナ州の境まで走った所にあるグランドキャニオン。
そこに行き着くまでがなかなかのサバイバルでした。
炎天下の中、ラスベガスから東へ走り、曲がりくねった山道などを経由しながらフーバーダムへ到着。
フーバーダムではルーズベルト大統領のニューディール政策の下で建設されたというのを、中学校の社会科で習ったのを思い出す。
もっと大きいダムだと想像していたが、思ったよりはこじんまりといしている印象だった。
日本の黒部ダムの方がもっと大きくて威厳があった印象がある。
こんな荒野が続く山奥で、車も十分に発達していない大昔に建設されたと思うと、過酷な作業だったんだなと想像してしまう。

フーバーダムがアリゾナ州とネバダ州(ラスベガスはネバダ州にある)の境界になっていて、僕らはフーバーダムで記念撮影をして、アリゾナ州へ入る。

ここからがまた、大変。
ガソリンスタンドが全くない荒野のフリーウェイを50キロ以上駆け抜けなくてはならない。
グランドキャニオンに行くわけだから、都市文明があることを期待していないが、ガソリンスタンドが無いのは運転する側としてはかなり不安だ。
やっとフリーウェイを終了して、田舎の集落の中を少し走る。
ここにも、ガソリンスタンドはない。。。にもかかわらず住民はトラックなどを所有している。
どうやってここの住民はガソリンを手に入れているのだろうと思いながら、自分のガソリンの残りをチェックすると、まだ、半分少しはガスがあるのでそのまま運転を続ける。
何度か丘を越えると、そこはインディアンが出てきそうな赤土と岩山が無表情にそびえ立つ荒野に出る。
そしてアスファルトで舗装されていた道は、いつの間にか砂利道に変わっていた。
いくらなんでも有名な観光名所のスカイウォークへ続く道が砂利道ってことはないだろうと、友人がカーナビとiPhoneを使って調べるも道は正しいらしかった。
しかも、目的地まではあと30キロ。
道があっていることを願いながら、車の後ろに砂埃をまき散らして砂利の山道を走る。
崖崩れ寸前の岩山の横を通り過ぎたり、蛇行した山道にハンドルを取られたり、野生の馬かバッファローなのか分からない生物に遭遇したりしながら、20分ぐらいでかなり開けた場所に出た。
しばらくすると、地平線の彼方にスカイウォークの事務所らしき白い建物をうっすらと確認する。
ゴールが見えれば不安が一気に解消されて、そこを目指して広大な平野にひたすら続く一直線の砂利道を進でいく。
現代の日本人でこんなに酷い砂利道を長距離走行した人って、バリダカールラリに出場するレーサー以外でいないんじゃないっかていうぐらいの気分で、目的地へやっと到着。

苦労した分、このグランドキャニオンが絶景。
自然が作り出したゴツゴツした赤茶色の岩が垂直に壁のように僕らの前に崖を挟んでそびえたっている。
崖の深さは推定200メートル以上で、落ちたら底に着くまでに10秒は掛かると思うぐらい深い。
恐る恐る身を乗り出して底を確認しようと思っても、とてもじゃないが恐くて出来ない。
スカイウォークはその崖から伸び出たU字型のデッキのことを指している。
そのデッキの上を皆で歩いて絶景を楽しむのだが、これがかなりのスリルを味わえる。
名前の通り、空中散歩だ。
デッキの下は底がしっかり目で確認できないぐらい深い崖になっていて、しかも自分たちが立っているデッキの床はガラス張り。
これを皆で時間をかけて歩くのだから、スリルがあって面白い。
中には冗談で飛び跳ねちゃう中国人とかいたりする。。。
そうすると、気のせいかちょっとだけデッキが揺れている。
でも震度8でも耐えられますって書いてあるから大丈夫だろうと思いながら歩く。
そして僕もつられて飛び跳ねてみる。が、友人に殺す気かと攻められる。
こんな感じで短い空中散歩を堪能して、僕らはさっき通った砂利道30キロを慣れた運転でラスベガスへ戻った。

帰りは、ガソリンの残りも心配だったが時間通りにラスベガスに到着してショーを楽しんでから、飲んだくれてベッドへ直行した。

残念ながらスカイウォークの上では写真が禁止されていたので、外観だけ写真を撮りました。
画像が90度できなかったので見にくいですが、、、、

平凡にして非凡なる日々 in Los Angeles-skywalk

平凡にして非凡なる日々 in Los Angeles-グランドキャニオン
タイトル通り、もうすぐ卒業です。
来週3日間だけ授業があって、それでパスしていればもう終わり。
ここまで、長い道のりだったので、思うことは沢山ありますが、それはそれで別で書こうと思います。

最近は、もう授業が一つしか取っていないので暇です。
なので、ブログにはビートルズの歌詞の翻訳を載せたりしているわけです。。。
普段は英語で聞き流しているだけなので、翻訳をしてじっくり歌詞の意味を考えると、新たな感動や発見があって面白い。
それと同時に、とってもいい曲だと思うので歌詞の意味を含め皆さんに知ってもらいたいという思いもあります。

自分の経験上なのですが、本や音楽は友人から薦められたものって割といいものが多いです。
テレビや雑誌で紹介されている物より、自分が気に入る確率が高いという意味です。
友人はある種の価値観を共有できる人なので、音楽や本の趣味趣向も似ているのではと思います。

特に本は友人からのおすすめが読んでいて一番面白い。
というわけで、ウェブ本棚を作ってみました。
ここをクリック若しくは画像を直接クリックして下さい。
ブクログ

これまでに読んだ本、全てを紹介する時間と余裕はないので、思いつく限りのお薦めの本を載せてみました。
読んだ本が多いのでどの本が好きだったか自分でも忘れている気がする。
自分で本の整理をする意味でもちょくちょく追加しようと思ってます。
僕ので良かったら参考にしてもらって、好きな本に出会えて頂けたら嬉しいです。