ENGさんの第八回公演
『山茶花』
普段は観劇しても、
ポツポツと感想をツイッターで呟いたりするくらいで、ブログに書いたりしない私なんですが、
これは、間違いないくらい、
自己満足のため
に。
書いてしまう感想です。
書かなくても、たぶん、変わらず日々は過ぎていくけど、そうすると、
この胸の中にある、何か、ホワホワした、
いや、
ジワジワした、
言葉で形容することが難しいこの感覚が、
今後の自分を邪魔するような気がしていて、
書き記すことが出来れば、
思いも寄らないカタチで、
「自分にとって、得るものがありそうな気がしている。」
なので、ネタバレしそうなんですが、
最終的に『人』に焦点を当てて感想を残しておこうと思います。
以前、こちらの山茶花の稽古場に、
見学に伺いたい旨を、プロデューサーの佐藤修幸さんにお伝えしていました。
その時期は、他現場での本番中のキャストさんもいらっしゃる様子で「もし、私が行ける日で、代役が必要な際は、気兼ねなくお申し付け下さい」と、
言ってしまったんです。
言ってみたけど、実際、そんなことあるわけないよな、と、思っていたのですが、
佐藤Pより
「○○日に、もし、もし来られそうなら。」と。メッセージを頂きました。
稽古に伺う前日に脚本を確認させて頂いたのですが、
自分でも驚くほど、
まずは、脚本に強く惹き込まれ、近年稀に見るくらい
自己最新記録並みの速さで台詞を覚えてしまいました。入ってくるというか。。。
そして、脚本を読んだときは、
役者に対して、
「書かれていない行間を読み、そこをしっかり体現すること」を、求められている気がしました。
これはあくまでも、私の役者感覚なので、
みんなに当てはまらないとは思うのですが、
『山茶花の世界』は、
全身全霊を注ぎ込まないと、
身体か魂、どちらかに、大きなダメージが残りそうな気がしました。
それくらい、恐い作品で、それくらい尊い作品。
このような作品を、
生み出し続けている宮城陽亮さんは、
鬼才だと感じます。
観客側は、
森羅万象を観たような、多幸感もあり、
諸行無常も感じられる。
脚本を読んだだけで、そう感じて、
改めて出演キャストを確認したら、
珠玉で特別で、なんだか神々しさを感じるキャスト陣。
凄い緊張して、
でも、凄い興奮して。
代役で伺う稽古前日に、
プロデューサーの佐藤修幸さんと、
演出の福地慎太郎さんに、
当日、失礼がないように、そして、生半可な気持ちで代役には伺わない決意を込めて、2人に長文を送ってました。
自分でも、並々ならぬ感覚を持ち、
自分が出演するわけじゃないけど、
演劇に関わる生き方を選んだから、
少しでも、本当に、少しでも、
役に立てたら。
そして、稽古当日。
もういろいろ、学びました。
そして、数日後、
通し稽古を拝見して、
さらに、劇場で本番を観て。
お一人お一人に、
直接お伝えできれば良いのですが、
当方、あがり症で、一対一で対面しちゃうと、
なぜか声が小さくなってしまう、
謎の性質もあり、
ここに、記しておこうと思います。
相手にされない可能性の方が高いけど。
いつか、
どこかで、
共演させて頂ける機会を願いながら。
まずは、再共演を願うキャストの皆さんから。
石部雄一さん。
アカシ役、たぶん、石部さんが演じるから許せるくらい「実に酷い男」を演じている気がしました。「男性としてとても素直」な、だけかもしれないけど。
身体能力の高さは言わずもがなだと思うのですが、人って、あんな角度で、あの段差を、あんな速さで、移動できるんですね。
兼ね役で演じている、「あの役」も、私は、石部さんだから、納得できる存在感だと思いました。
また必ず、ご一緒できますように。
以前共演させて頂いた機会で、X-QUESTさんの舞台も拝見し、その他の舞台でも、お姿を拝見してますが、私個人的には、
今回演じられている茶奴玖珂慶雲役、私は一番好きです。
たぶん、凄く、喉が乾く役なのでは?
渇望が凄い。立ってる姿だけでも、観ているこちらが、ゾッとしちゃうくらい「渇望に抱かれてる」私にはそう見えました。
今度ご一緒できる時は、台詞が交わせるような御縁になりますように。
岡本さんは、期待を通り越して、面白い演技を見せてくださる方だといつも感じます。一度気になると、ずっと目で追ってしまいます。理念も熱い。
これからも、
お芝居と。
物語の世界と。
相思相愛であってほしい。
「作・演出をするときは、呼んでね」と、言われたことがありますが、本気にしてます。その前に、イナネコさんにキャストで起用されますように。
私は勝手に、この方は芝居盟友だと思っていて、現場でご一緒できると、凄く安心するんです。
間違いなく良い仕事をする人。今回、山茶花の中での、のぶぞーさんは、やはり、良い仕事をされている。ボクの時と、別役の時の、本当に細やかなプランの違い。素敵です。
だから、私も頑張ろうと思える。そんな存在。
思いも寄らない座組みでご一緒できますように。
この沼にハマると、幸せがヤバみ。
わたし、ほんと、好きです。
役のために、作品のために、演技をしている女優さんだと感じます。心身を削っているようにも感じる。
私もそうでありたいといつも思うけど、これは、なかなかしんどく、難しいことなので、それが出来ているわかはちゃんには、憧れにも似た感覚があります。
「同じチーム」みたいな御縁でお芝居ができますように。
笑顔。一番強い女性は、笑顔が素敵で、胃袋を掴める人だと思うのです。
ミキティも、ご飯を幸せそうにたくさん召し上がる方だと知っているので、役柄に説得力を凄く感じました。舞台上で一緒にお芝居をしていても、表面的に分かりやすいくらい盛り盛りなカラーも出すけど、奥深さを感じることがあり、一瞬、芝居と現実の境目を忘れさせてくれるので、凄い女優さんです。
ミキティに虐められる役を演じられますように。
伸び代や振り幅は、以前共演した時に感じてましたが、観客の心を掴む能力が、以前より増し増しになっていらっしゃるように感じてます。ほんわかした性格だと感じますし、人柄の良さも魅力的。でも、実は、凄く、鋭いのかも。
今回のありーちゃんは、女性の変貌を、凄く微妙な匙加減で魅せてくださいます。
ありーちゃんが飼う、ペットの役を演じられますように。
続いて、一方的に好きです。
な、キャストの皆さん。
表裏一体な表現をされていたように感じます。
どちらも、本当の姿に思える。凄く印象に残っていて、お声の印象や、佇まいにグッと来てしまいました。
この色味のお着物は、着る人を選ぶ着物だと思うんです。人によっては、膨張してしまう。けど、宮島さんの場合「ゆき」という名前に相応しい儚さを感じました。
必ずや、そう、必ずや、ご一緒できますように。
澤田圭佑さん
私、この方の、叫び声(断末魔的な)、凄いと感じました。
叫び声の中に、いろんな感情がこもってて、正直、その叫び声だけでも、情景が浮かぶ。でも、やはり、殺陣も凄い。殺陣に関して詳しくないので言及しちゃいけない気がしますが「とどめの刺し方&刺され方を知ってる」みたいな。
ご一緒したら、とどめをさしてもらえますように。
楠世蓮さん
全ての領域で、
凄い高いレベルで表現をされていて、
クセがないのに曲者?何かに括ることがもったいないくらい、素敵な存在の女優さんだと強く強く感じました。
透明感も凄い。私は、お声が好き。
「音羽」のような女性は、現代の男性からすると、とっても有り難い女性なのでは?
ご一緒したいですーあー、ご一緒したい。
この方のアクションやアクロバットはさることながら、台詞術も凄いと感じてまして、何よりお声が好きかも。稽古で初めてお見掛けした時、開いた口が塞がらなくなりました。重力どうなってるんだろう。いや、だから、重力?ああ、でも、声が、するんと、腑に落ちてくる、重力?
重さを感じ過ぎる私ですが、ご一緒できますように。
妖艶な方が好きなんですが、この方の妖艶さや、とある方とのコンビネーションに、存在感や台詞から強い説得力を感じました。時代背景だったり「そう生きるしか、生きていく術がなかった女性」としての存在感、ただし、それだけではない、人情味。とにかく、とにかく、美人。
お芝居をされている時は凛とした印象でしたが、ご本人は愛くるしい感じがします。
愛くるしくご一緒できますように。
高いバランス感覚で、凄い絶妙に全てを牛耳っている?役柄だけでなく、間違いなくご本人に、その実力と経験と人気と信頼と実績がある方なのだとお見受けしております。
大人の男性。
私がご一緒させていただくには、なにをどうすれば良いのでしょうか。
そして、写真が15枚しか貼れないので
続きはその2に。