今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba
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Tue 240423 まだ頭を洗えない/籠城中、世界の絶景を思う/3月12日の沖縄 4521回

 いきなり何の断りもなしに4日も更新を怠けていると、やっぱり心配してくれる人もいらっしゃるので、「さては大成功したはずの左目の手術に、何か支障でも発生したのか?」と、ソワソワしながら続報を待ってくれていたりするだろう。

 

 しかし大成功は大成功のまま、連日のように担当医を訪ねてみても、「経過はすこぶる良好ですね」「メガネの処方は、左目と右目のバランスがとれるようになるまで、もう少し待ってください」「次にいらっしゃって何の問題もなければ、その次の診察まで1週間空けてもOKでしょう」とおっしゃるのである。

    (3月12日、沖縄・浦添で160名の大盛況 1)

 

 ただし、「油断しないでください」「油断して、たいへんな目に遭った患者さんは少なくありませんよ」と、さすがに名医だ、厳しい但し書きがくっつくのである。

 

「油断」とは、薬の点眼を怠ったり、医師の許しがないのにお風呂に入って頭や顔を洗ったりして、目にバイキンを侵入させてしまうという失態のことを言う。バイキンが侵入して眼炎を発症すれば、失明の可能性だって低くない。

    (3月12日、沖縄・浦添で160名の大盛況 2)

 

 ワタクシは、この15年でお目目の手術を4回も受けている。これほど頑健な肉体を持ち、繊細&緻密な知能♡を誇っていても、やっぱり人間には弱点があるので、ワタクシの場合はそれが右と左の眼球なのである。

 

 しかしさすがに4回目となれば、油断大敵であることは骨身に染みて理解しているので、決して油断なんかしない。3種類の点眼薬は1日4回ずつキチン&キチンと使用し続けているし、医師の許可もないのにお風呂に入って洗顔&洗髪などという愚挙とも無縁である。

    (3月12日、沖縄・浦添で160名の大盛況 3)

 

 すると諸君、分かっていただけるだろうが、言語道断に頭が痒い。手術後3日目からは「頭部を除いてシャワーはOK」というお許しが出たから、肉体のほうは痒みからもオゾましいニオイからも解放されているが、いかんせん、我が楕円球の頭部は痒くて痒くてたまらないし、何よりも問題なのは頭のニオイである。

 

 ちょっと、人前には出にくいじゃないか。お目目の手術から4日目とか5日目とか、そういう事情をご存知の人ならいいが、事情を知らずに我が頭のニオイを間近に嗅いでしまった人は、「ほほお、このサトイモ君は頭のにおうサトイモ君なんだな」と誤解するだろう。

(3月11日、福岡空港で目撃した「草刈機まさお」。「ノッてるね、刈ってるね」はいいが、ご本人の承諾はとっているんだろうか)

 

 誓っていうが、ワタクシは大の清潔好きであり、肉体でもアタマでも何でも、普段なら決してニオイなんかプンプン発生させてなんかいない。お風呂の念入りさは、群を抜くというか、歴史に残るほどというか、テルマエロマエ以来お風呂好きで有名になっちゃったローマ人にも決して引けを取らない。

 

 だって何しろ普段なら、40℃の湯船に浸かって1時間ないし1時間半、びくともしないで3段組の全集本を読みまくり、全身の汗がほぼ流れ尽くした段階でやっと湯船を出る。ボディウォッシュやらシャンプーやらを使い始めるのは、そこから先のことである。

(沖縄・那覇「社交街」にて。入りやすいというか、入りにくいというか、マコトに庶民的な居酒屋が並ぶ 1)

 

 それが出来ないとなると、ワタクシはすこぶる不機嫌になる。問題なのは出張中や旅行中であって、オウチのお風呂と違い、ホテルのお風呂は「追い焚き」ができない。追い焚きなしで60分も入浴していれば、お湯はどんどん冷めていく。

 

 もちろん「ならば熱いお湯を追加すればいいじゃないか」というご意見もごもっとも。しかし諸君、それは何だかホテルサイドに申し訳ない。1人で2回分湯船を満たすような贅沢は、1泊10万円も15万円も要求するような豪華ホテルでないと、しちゃいけないように思うのだ。

(沖縄・那覇「社交街」にて。入りやすいというか、入りにくいというか、マコトに庶民的な居酒屋が並ぶ 2)

 

 もっとも最近は、ホテルサイトを眺めているとびっくり仰天してひっくり返るような値段設定のホテルは珍しくない。東京でも京都でも大阪でも、平気で「1泊30万円」「1泊45万円」とドカンと書いてあって、サトイモ男爵はあまりのことにその場で煮えて卒倒しそうになる。

 

 今井君はマコトに気が弱いので、そんなオカネを平気で支払ってホテルに宿泊したくない。何だか、おかしくないか? 1泊あたり15時間滞在するとして、45万なら1時間につき3万円。ということは、たった20分で10000円、10分で5000円。5000円あれば、餃子10皿食べられる。ホテルの10分を取るか、餃子10皿をとるか、考えるまでもない。

(那覇・社交街で、ワタクシは「小桜」という店を選択。まずは正解だった)

 

 というわけで、と言ってもどういうわけなのか分からなくなってきたが、とにかく左のお目目の手術の大成功から1週間、これほど清潔大好きなワタクシが、頭を洗えずにクヨクヨ、心の底からクヨクヨ、人前に出るのがどうしてもイヤなのだ。

 

 ましてやワタクシは今や、ある一定の年齢層にはかなり顔を知られている。かなりというか相当というか、「ある一定の」と言ったって、10代から40歳代まで、年齢層はマコトに幅広い。いやはや街中でそこいら中から声がかかり、「今井先生ですか?」と尊敬の目を向けられたりもする。

 

 その時サトイモ頭がプーンとニオって、しかも白いフケなんかが花吹雪みたいにそこいらに散って、「ああ今井先生って、そういう人なんだ」と、妙に納得の笑顔なんか向けられたりしたら、悔しくて悔しくてもう我慢ができない。

(那覇・社交街「小桜」にて。ミミガー・海ぶどう、どちらもオイシューございました)

 

 中には、今井センセに好意をいだいていないかもしれない御仁も存在するだろう。東進に移籍してきてからはそんな人はメッキリ少なくなってほぼ皆無のようだが、それ以前に在籍した予備校の生徒たちには「アンチ」などというオカタもいらっしゃった。

 

 思えば当時のアンチ今井の諸君も、すでに40歳を超える年齢に達しているわけだが、「三つ子の魂100まで」というわけで、いったんアンチになっちゃった御仁は、何か奇跡的な事件でもなければ、何が何でもアンチで居続ける。

 

 いま頭の洗えない清潔感に欠ける状況で、その類いの人々にはどうしても遭遇したくないのだ。遭遇するなら、1時間でも90分でも湯船に浸かり、ニオイどころか一分のスキもない光リ輝くような清潔そのものの今井に戻ってからにしたい。

(那覇・社交街「小桜」にて。豆腐よう、マコトにオイシューございました)

 

 だから諸君、今のワタクシは籠城中なのだ。「清潔さにピカピカ光る君へ」と言われるほどの状況になって、大河ドラマを埋め尽くす超イケメン貴族たちに負けないほどピカピカ&テカテカを実現してからでないと、この籠城を解くつもりはない。

 

 そこで諸君、今のワタクシは古い古い自分のブログ記事を読み返し、かつて旅したサントリーニ島やロカ岬やイスラムヘーレスの美しい風景を眺め、今や飛蚊症の影も形もなくなった美しい澄んだ視界で、もう一度あの美しい海の色と輝きを眺めたいと熱望する日々を送っている。

(那覇・社交街「小桜」にて。カリカリ系のお豆も、オイシューございました)

 

 まあ諸君、イスラムヘーレスの海の青さを、ちょっとクリックして眺めてくれたまえ。おっと、最近はクリックじゃなくて「タップ」でなきゃいけないんだっけ?

Mon 170403 只今キューバ&メキシコから帰国いたしました(キューバ&メヒコ探険記1)

 

ついでに、サントリーニ島の「世界で一番美しい夕陽」もいかが。 

Wed 111109 サントリーニの夕陽を、写真だけでお届けする(ギリシャ紀行27)

 

もっとついでだから、ユーラシア最西端・ロカ岬の絶景もいかが。 

Mon 110919 「哀愁のリスボン」で哀愁にひたる もう1度ロカ岬へ(リシュボア紀行30)

 

(沖縄・那覇「社交街」にて。入りやすいというか、入りにくいというか、マコトに庶民的な居酒屋が並ぶ 3)

 

 なお、本日の写真は全て3月12日の沖縄出張の時のもの。3月11日、1日早く沖縄に到着した前乗りサトイモさんは、公開授業の前日、仕事のないのをいいことに、那覇市内の散策を満喫した。

 

「散策」と言っても、別に遠乗りしたわけではない。以前の今井君なら、那覇での仕事の翌日に石垣島から西表島まで旅してみたり、仕事の当日午前のうちに古宇利島を訪ねてみたり、仕事の前日に久高島や久米島まで海をわたってみたり、そんな激しい行動も満喫したのだが、さすがに今は少し落ち着いた。

(3月14日、伊丹空港から京都駅に到着、地下街「味味香」のカレーうどん、たいへんオイシューございました)

 

 だから今回の散策は、宿泊していた「ハイアットリージェンシーホテル」から徒歩5分ほど、国際通りそばの「那覇社交街」の飲み屋を2軒だか3軒だか、飲み歩いただけのことである。

 

 だって、なんぼ山羊汁が好きでも、山羊汁を啜りすぎてちょっと飽きてきた。なんぼチキン丸焼きが好きでも、「ブエノチキン」「こけこっこハウス」あたりのチキンには、ニンニクが「これでもか?」と山盛りになっていて、翌日の公開授業の会場全体が、ニンニクのニオイでむせかえる事態になりかねない。 

(3月14日、伊丹空港から京都駅に到着、地下街「味味香」のチキンチューリップ、たいへんオイシューございました)

 

 だから諸君、今回のワタクシはホントにおとなしく、「社交街」の小さな居酒屋で海ぶどう・豆腐よう・ミミガー・泡盛、出来るだけ差し障りのない沖縄料理とお酒を楽しんだだけで、「手術まであと1ヶ月ちょい」の一晩を、静かに楽しむにとどめたのである。

 

 では、せっかくだから、11年前の2013年の夏、久高島への小旅行の記録も貼っておく。写真だけでも、ぜひご覧いただきたい。

Sat 130713 霊場・久高島を訪ねる ウルグアイの雰囲気 スイカのジーサマと巨大グモ

 

Sun 130714 続・久高島探訪記 ウミヘビを食し、泡盛を満喫する 天国ではなかったか

 

1E(Cd) Maggini String Quartet:ELGAR/STRING QUARTET in E MINOR & PIANO QUINTET in A MINOR

2E(Cd) Elgar & London:ELGAR/SYMPHONY No.2

3E(Cd) Barbirolli & Hallé:THE BARBIROLLI ELGAR ALBUM 1/2

4E(Cd) Barbirolli & Hallé:THE BARBIROLLI ELGAR ALBUM 2/2

5E(Cd) Solti & Vienna:WAGNER/DAS RHEINGOLD 1/2

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