ちゃんみお
友達が死んだ。
10年ほど前、歌舞伎町で逆ナンしてきたニューハーフのちゃんみお。
面白そうだったからその後カラオケに行った。
当時20代前半で、明るくて面白いやつだった。
その後、頻繁ではないがちょくちょく遊んでいた。
31歳の誕生日に朝まで飲んで、5時過ぎくらいに信号無視して車にはねられたんだって。
アホすぎる。
そんなアホなちゃんみおはいつも明るくて、一緒にいるとこっちまで楽しくなる。
『じゃいじゃいー!』とか言ってじゃれてきて、いつも笑い声に包まれてた気がする。
もうあの空間を味わえないと思うと寂しい。
まだ正直実感が湧かない。
どっかでふらっと会える気がしてしまう。
生まれた日に死ぬなんて、ほんと最後までやってくれるわ。
俺より先に逝くんじゃねぇーよ!バカ!
ちょっと遅れてしまったが、
『誕生日おめでとう!ご愁傷ちゃん!』
メトロンズ
メトロンズ
『副担任会議』
という舞台を観に行ってきた。
クラブハウスで、出演者であるしずるの村上から誘われて、4月21日赤坂レッドシアターへ足を運んだ。
出演者はしずる、ライス、サルゴリラの6人。
約90分の舞台。
客演で芸人が劇団の舞台に出ることはよくあるが、芸人だけで作り上げる舞台というのは意外とない。
結論から言えば、非常に良かった。
ストーリー、台詞回し、キャラクター、笑いどころ泣かせどころ、メッセージ性。
全てがバランス良く織り込まれていて、観ていて心地よかった。
期待はしていたが、期待以上のものを見せてもらった。
たまに誘われて観に行く劇団の舞台なんかだと、チープな笑いというか、笑わせようとしている感が強くて笑えないことが多々あるのだが、
流石になかった。
加工アプリで盛ってる女子と、食事から美しさを保っている女子の違いといったところだろうか。
後半になると、笑い声が出やすい身体になってたように思う。
他のお客さんのことを考慮して、笑い声を噛み殺したところまであった。
脚本もそれぞれのキャラクター設定がしっかりしていて、
そのキャラクターを各芸人達が見事に演じていた。
そして、副担任というなんだか主役になれない存在(俺は副担任という存在に出会ったことはない...はず)
を上手に使っていて、世の中の主役になれない人、地味な存在、自分なんか居ても居なくても変わらないんじゃないかな?なんて思っている人へのメッセージ性もあって、
全体的に深みがあった作品だった。
今週までやってるらしいので、観てない方は是非。
リモート配信もしているとのことです。
回し者ではないが、単純にお薦めします。