ジャマンと聞いてピンと来る方はどれくらいいらっしゃるだろうか。
ジャマンは、あのロブション氏がパリで最初に開いたお店である。
その時にロブション氏を支え一緒に勤務されていたのがこの店のオーナーシェフである。
少し前まではパティスリーとサロンドテも同じ建物内に併設されていたが、今はパティスリーは独立して移転したようだ。
始めにアミューズブッシュが出される。
お酒はシャンパーニュから始めた。
前菜はフォアグラを使ったものだ。
カポチャのポタージュは濃厚だ。
魚料理は金目鯛の包み焼きだった。
閉じ込められた香りを楽しむ。
そして、飛び抜けて素晴らしく圧巻だったのが、和牛トゥルヌドのペリグーソースだった。
これこそ正にジャマンの味だろう。
ペリグーソースには惜しみもなくたっぷりと黒トリュフを使っていた。
グラニテの後に、
デセールが出される。
コーヒーとともに、
ミニャルディーズも出された。
味はクラシックでしっかりしている。
全体的にとても美味しかったが、20年前で時が止まっているようで、その間進化しているグランメゾンと比べると何か物足りなさも少し感じた。