USCPAブログを始めてみました。
本腰を入れて頑張っていこうと思います。http://ameblo.jp/gomadarewatersauce/
今日は久しぶりにブログを書いてみまーす。

内容は直前期の論文の勉強について。

直前期の勉強といっても、いまさら書くようでもないことですが、僕は09年のときにこの時期の勉強をミスったなぁと思うので、意外と気をつけた方がいいかなぁと思うんです。

最近答練が山積みになってる的な話を受験生の方から聞いたので、今日は答練を受ける前および受ける段階の話をします。

まずはちょっとしたたとえ話から。

1組のトランプがあるとして、トランプの絵柄には試験で出題されうる問題が書かれているとします。

その年の論文試験で出題されるのは、そのトランプの中のうち5枚です。それが監査・租税・管理・企業・選択の6科目についてあります。

そうすると、ある年の論文試験では数あるトランプのカードのうち、ある5枚×6科目について成績を争うことになり、合格した人というのはそれに打ち勝ったということになります。

でも受験生にとって、どのカードが出てくるかはわかりません(非完全情報)。

なので論文の勉強の基本はできる限り広く、基礎的な知識をつけるということになります。
(かなり当たり前の結論ですが。。。笑)

ちなみに実際の論文試験でも事前の予想が的中するのってあまりないです。ここら辺は実際に過去問を見た方がいいかと思います。

でも、あらゆる問題に対して答えを用意できるようにする、というのは無理ですよね。

そこで出てくるのが、ワンペア作戦。
ワンペア作戦とは、各科目について、どんな問題(自分の得意な問題・苦手な問題)が出ても最低2つくらいは確実に点を取れるようにする(=役を作る)、ってことです。

これにはちょっとした論拠があって、最近では答案開示がされるようになって傍目にもわかりやすくなったのですが、論文試験の素点ってかなり低いんですよね。

専門の教授が採点するため採点が厳しいとか、普段の答練とは違って緊張する、出題内容が予想できない等いろんな原因によります。

そこで、採点官としては点数の差をどこでつけるかというと、おそらくですが、『この問について、この受験生は分かっているな』と感じられる答案については高い配点をして、それ以外の『わかっているか、わかっていないかわからない』と感じられる答案についてはほとんど点がつかないんだと思います。(大学受験でも国立とかでは同じような感じでした。)

つまり、役を作ることが大切です。

そろそろたとえ話をやめて、具体的な勉強法に戻ると、自分が直前期の勉強のポイントだと思うところは、以下の通りです。

■答練の前段階では、とにかく各科目の苦手分野をつぶし、内容の網羅性を意識する。
■実際に答練を受ける際には、『これだけはしっかり点数が来るはず!』という問を2つか3つ程作る。

1つ目については、直前期になってなかなか力づくの勉強ができなくなってくる中ほんとうにしんどいと思います(特に自分の苦手分野と真正面から対峙するのはきついです・・・)が、最後の山場なので歯を食いしばって頑張ってください!

2つ目について。これがこの記事で一番いいたかったことです。

直前期の答練は難しいので、へこむことも多いと思いますが、それでも最低2問は良い点を取れるように、神経を集中してテストを受けてみてください。
このスタンスを徹底していれば、どんなに本番難しい問題が出ても足きりには合わないと思います。
そして、どれかの科目でちょっといい点数を取れば、合格は堅いです。

ワンペア作戦では、試験が始まった段階で、ある程度この問題はできそう、この問題は後回し、と問題を選ぶことがポイントです。
あと、しっかりと点数をもらうためには文章の構成についても気を配る必要があります。僕は監査とか財表といった中程度の記述が出る科目では、残り10分余ったらやり残した問題に手をつけず、ひたすら自分の答えの直しをしていました。
論理的な文章を書く、というのはしっかりと点数をGETするためには欠かせないのかな、と思います。

なんか抽象的な話が増えてしまいましたね。。。

直前期になると、あの予備校では・・・の内容をヤマとしてやっているといった誘惑が増えたり、答連三昧で自習期間が削られたり、夏の到来でそわそわしたり(それはあまりないかw)、となかなか腰を据えて勉強できなくなりますが、試験勉強の王道は苦手分野をしっかりつぶして、網羅的に対策することに尽きると思います。

今日はこの辺にして、次回は答練後の復習編を書きたいと思います。

それでは。
さきほどのブログは新しく始めたブログに載せたものですが、
はてなの更新がうまくいかないのでこちらに載せることにしました。
アメブロはメンテナンス多いのが難点ですが、安定感はあるなぁ。



さて、今日は答練後の復習について、自分が特に気をつけていたことを書いてみます。
今日書く内容は、おもに監査・財表あたりで使えるんじゃないかなーと思ってます。
とは言っても書いてみるとどれも当たり前なんですがw

応用期~直前期の答練は本番を意識した問題(思考力・応用力を問うもの)が多く、
テキストをぺた貼りしたような問題が少なくて、答練を受けている最中は、
『なに書きゃいいんだよ・・・』
と感じるような問題もあると思います。

そして、解説を受けると、『あー、そう考えればいいのね、ふむふむ』となって、テキストにメモをするなどして、
答練後はまた自分の勉強に戻る・・・っていう人もいるんじゃないでしょうか。
(事実、自分が落ちた時はそうでした。さらにひどいことに、その答練の答えを必死に覚えていましたw)

ただ、ここで終わってはせっかく直前期の貴重な時間を費やして答練を受けたのがもったいないと思います。
直前期の答練の重要なことは、知識のインプットでも、ヤマがどこかを知ることでもなくて、
本番で通用する応用力・思考力を身につけること。

では自分が復習の際、どんなことをきをつけていたか、書いてみます。
よかったら参考にしてみてください。

復習の際の留意点
・わからない問題に対して、知識が足りないからだ、と決めつけてない

今日一番言いたいことはこれです!
わからない→知識が足りない→インプットしよう、をこの時期にやっていては、本番に間に合わなくなりがちです。
本当に知識が足りていないなら仕方ないですが、選択科目を除き、短答を通っているのですから基本的な知識は実についているはず。
知識が『足りない』のではなくて、自分が持っている知識を『うまく使えていない』のではないか、と考えることが大切です。

・自分の答案および予備校の答案をフローチャートにして差異を洗い出す。

知識をうまく使うための方法を考えるために重要なのはフローチャートです。
フローにしてみることでその答案の論理がわかります。
模範解答のフローを分析し、真似をしていけば新しい問題をみたときにも応用できると思います。
試験では満点を取る必要はないので、ベターな解答を目指せばいいです。
そのためにはある程度自分の中で、『こういう問題についてはこう書いていく』という型ができると答案が書きやすくなるのではないでしょうか。

・問題文からどう解答を導いていくかを考える
フローチャートとほぼ関連しますが、問題文の分析について考えるのも重要です。
問題文というのは飾りではなくて、必ず意味があります。
問題文に書いてある内容を簡潔にメモ用紙にまとめ、そのうえで要求事項はなにかしっかり把握するようにすれば、
答えをより正確に、速く書きあげられるようになるんじゃないかなぁと思います。


こんな感じです。

何より大切なのは、やはりはじめに書きましたが、この時期にインプットに逃げないこと。
この答案を書くにはなにが足りないんだろう? 次同じような問題が出たときにどうすればいいんだろう?
ということを真正面から考えてください。
その練習が本番で必ず力を発揮すると思います!

今年も暑い夏になると思いますが、受験生の皆さんは体調に気をつけて、
論文までのあと2カ月を全力でかけぬけてください!