金沢競馬担当日記

金沢競馬担当日記

金沢競馬のレース実況を担当するアナウンサーが、金沢競馬に関するあれこれをつづります。

こんにちは、泉です。

金沢競馬は県営第二回の開催が終了。

 

 

まずは区切りの勝利の話題から。

4/21の8Rをリュウノチャチャで制した

加藤和義調教師が通算800勝達成!

この日は騎手変更で急遽ご子息の加藤翔馬騎手が

騎乗することに。たまたまなのか、運命なのか・・・

ちなみに加藤師ご本人は

 

「そんな運命とかドラマとか、ないない(笑)

通過点だからね、ここは。」

 

といつも通り飄々とした口ぶりでした。

ただ、その中にも『通過点』の言葉通り

まだまだ勝つぞ、という自信が見え隠れ。

(ご自分でプラカードを持つお茶目な加藤師)

 

800勝達成おめでとうございます!

 

 

 

ここからは重賞を振り返ります。

4/21に行われた金沢スプリングカップ。

出走は

①ソーラーフレア

 

②タイサイ

 

③フェイマスダンディ

 

④グランデラムジー

 

⑤エイシンアンヴァル

 

以上の5頭。

少数精鋭での一戦となりました。

 

 

レースはフェイマスダンディがハナを切って

他の各馬もあまり差がなく付いていき

グランデラムジーだけが離れる展開に。

 

レースが動いたのは3コーナー手前。

内に押し込まれるような位置取りだった

ソーラーフレアが内から先頭に躍り出ます。

他の馬が付いていこうとしますが

差は開く一方。

そのままソーラーフレアが突き放して

勝利を手にしました。

関係者の皆様おめでとうございます!

 

米倉騎手コメント

 

「1コーナーで窮屈になってしまい

どうなることかと思ったんですが

3コーナーぐらいからいい感じでハミを取ってくれたので

行っちゃおうと思って行きました。

 

(5頭だが)枠も出足も良くなくて窮屈になってしまい

危なかったですね。

馬のおかげで勝つことができました。

 

(2週連続中川調教師とコンビでの勝利に)

ありがたいことです。

 

あと何年乗れるか分からないですけど(笑)

(応援)よろしくお願いします。」

 

最後は冗談で締めくくった米倉騎手ですが

表彰式の前に米倉騎手と中川調教師で

「1コーナーきつかったな~」

と言葉を交わしていたので

4馬身差の完勝でありながら、その実

紙一重のレースであったという事でしょう。

 

それを好判断で勝利という結果に導いた米倉騎手。

ベテランおそるべし。(2週連続)

 

 

さて、次週も重賞が続きます。

4/28に北日本新聞杯が行われます。

既に枠順も発表されています。(枠順はこちら)

ぜひご期待ください。

 

そして今年度から

金沢競馬モーニングジョッキープレミアムワン

をテロップなどを付け見やすいよう編集して

YouTube金沢競馬公式チャンネルで公開中!

第一回の栗原騎手の動画が公開されています。

(リンクはこちら)

ぜひご覧ください。

 

 

こんにちは、泉です。

金沢競馬は県営第二回の前半戦が終了しました。

 

 

まずはファンの皆様にお詫び申し上げます。

金沢競馬において禁止薬物陽性馬が発生してしまいました。

金沢競馬公式HPへのリンク

ファンの皆様にご迷惑をおかけし申し訳ありません。

 

金沢競馬ではシーズン幕開けの重賞、ノトキリシマ賞が

行われました。

出走は

①ラシェンテ

 

②ハリウッドスマイル

 

③パープルビューティ

 

④サンヨウアカヘル

 

⑤スターマンモス

 

⑥レーヴァローゼ

 

⑦エムティトップ

 

⑧トルピード

 

⑨モモダンゴ

 

以上の9頭。

 

レースは序盤トルピードがハナを切ってハリウッドスマイルが

その内側の2番手に。

道中ではエムティトップが動いて前を追っていきますが

他の各馬はなかなか動けません。

3コーナーでハリウッドスマイルが先頭に躍り出て

4コーナー手前で逃げたトルピードが下がり

代わってエムティトップが2番手に。

しかし先頭を行くハリウッドスマイルは全くスピード衰えず

ほぼ差を詰めさせず完勝。強さ際立つ一戦となりました。

 

 

 

 

関係者の皆様、おめでとうございます!

 

米倉騎手コメント

「急遽の乗り替わりで緊張する暇もありませんでした(笑)

跨った感触は非常に良くて、以前のレースを参考にそれを

イメージして乗りました。

 

(他の馬が前にいても)全然大丈夫そうで、コース取りも

ここなら砂も深くないし、いけるかなと。

変に下げて外に出すよりは、ここでジッとした方が

いいと思いました。

 

(先頭に立つのは)このあたりだろう、というタイミングで。

強かったですね。

代打だったので(役目を果たせて)良かったです。

これからも頑張りますのでよろしくお願いします。」

 

 

状況的にはプレッシャーのかかるであろう騎乗で

何かそれを感じさせない、普段通りの米倉騎手

という印象でした。

ただ、その後管理する中川調教師に話を伺ったところ

 

「ちょっと道中で(馬が)ご機嫌斜めなところがあって

クビを横に向けちゃいそうなところがあったけど

そこで彼はグッとハミを掛けて上手く乗ってくれた。」

 

と教えていただいて、スムーズなレースに見えても

実はそういう難しい局面があったのかと。

改めて米倉騎手の技術と精神力に感心しました。

ベテランおそるべし。

 

 

さて、次週も重賞があります。

4/21に金沢スプリングカップが行われます。

 

次週は4/21,23の日曜・火曜の開催です。

ぜひご期待ください。

 

 

 

 

 

 


令和6年度第1回の開催が終了しました。

この開催ではメモリアル∨や、
この先注目の馬たちの出走がありました。

まずは4月2日の1R(=新年度のオープニングレース)
能登半島地震復興支援杯7(C1六・1400m)で、
マーブルミミが1着となり、
この馬を管理する藤田弘治調教師は
この勝利が厩舎開業初勝利となりました

(結果は→こちら



みんなと一緒に記念撮影

「僕が初勝利を狙ってたんですよ!」「俺も狙ってたのに〜!」と
松戸騎手と吉原騎手(4Rで藤田厩舎のスターマンモスに騎乗)。

ウィナーズサークルに集まったファンの皆様からも拍手が送られていました。
藤田弘治調教師、初勝利おめでとうございます!
これからどんどん活躍馬を送り出して下さいね。


4月3日の5R(3歳B2・1500m)では、
ナミダノキスが1着となり、この馬を管理する

金田一昌調教師は地方競馬通算2800勝達成です。
(結果は→こちら



みんなと一緒に記念撮影


みんなで「2800」ポーズ

金田一昌調教師、2800勝達成おめでとうございます!


4月2日の10Rは
泊まって応援 加賀温泉郷特別(3歳A1・1700m)。
勝ったのはハリウッドスマイルでした。
(結果は→こちら


これで金沢では3勝目。
重賞戦線でもいいレースを見せてくれそうです。


4月9日の11Rに行われた
スマホからポイントで投票!楽天競馬特別(A1二・1700m)。

 

今年初戦となるハクサンアマゾネスが登場。
2着ガムランに7馬身差をつける圧勝で今年初戦を勝利で飾りました。
(結果は→こちら


これで通算成績は37戦26勝。
今年も女王の進撃は続くのか!?待ったをかける馬は現れるのか!?
前日に勝ったオヌシナニモノとの再戦は見られるのか?
重賞戦線を楽しみに見ていきましょう!


場内には地方競馬全場での重賞制覇を達成した

吉原寛人騎手を称えるポスターが掲示されています。


前半戦の2日・3日には、西田茂弘アナウンサーが登場。

実況・パドック解説とお手伝いいただきました。



 

次回の金沢競馬本場開催は
4/15(月)・16(火)の2日間です。
16日には第5回ノトキリシマ賞が行われます!

今年最初の重賞競走ですよ。

重賞日には今年もあります!モーニングジョッキープレミアム1!
今回は栗原大河騎手をお迎えして放送予定です。

お楽しみに!!

 


金沢競馬、令和6年度の開催がスタートしました。
第1回開催の前半戦が4/2・3に行われ、
後半戦は、8(月曜)・9(火曜)です。

3日目=8日(月曜)の出走表が決定しております。

最終メイン11レースの大聖寺桜まつり特別では、
金沢競馬場では石川ダービー以来のコンビとなる、
ショウガタップリ吉原寛人騎手が登場!
オヌシナニモノノブノビスケッツダイヤモンドラインヴェレノなど、好メンバーが揃った一戦です。どうぞご注目ください。

枠順は→こちら



今回は新年度最初の投稿ということで、
令和6年度の金沢競馬の開催日程をご紹介します。

 

令和6年度の金沢競馬は、
開催回数 22回
開催日数 91日間

となっています。

4/2から、年内は12/28まで。1月2月の冬休みを挟んで、3月に2開催7日間という日程です。

基本は前半2日ー後半2日の4日間開催。
第15回〜18回は前半2日ー後半3日の5日間開催、
冬休み明け3月の第21回開催は3/16〜18(日〜火)の3日間です。


重賞は、4/16(火)のノトキリシマ賞が今年最初になります。
石川優駿(旧石川ダービー)は6/9日曜、
白山大賞典は9/23月祝に行われ、
西日本3歳優駿(旧西日本ダービー)が今年は金沢で9/1日曜、
百万石賞は6/2日曜、中日杯が12/1日曜です。

年内最後の重賞は、

ファンセレクトカップが12/28に行われます。

ゴールデンウィークは4/28日曜・30火曜・5/4土祝・6月祝。
28日に北日本新聞杯、4日に利家盃が組まれています。

お盆あたりの開催ですと、
8/11(日曜)・12(月祝)です。


例年通り、日曜日火曜日の開催が基本ですが、近年見られなかった土曜日にレースが開催されたり、祝日に合わせて開催が行われて変則日程のところもあります。

土曜日に重賞が行われるのは5回。
  5/  4(祝)利家盃
  6/15   日本海スプリント
  9/  7   金沢スプリントカップ
10/  5   サラブレッド大賞典
12/28   金沢ファンセレクトカップ

今年度はネクストスター金沢だけでなく、
百万石賞、石川優駿、北國王冠、中日杯が1着賞金1000万円となっています。重賞を目指す激しい戦いが見られそうです。

それでは、8日月曜日から始まる第1回開催の後半戦もぜひご注目ください!


(令和6年度金沢競馬開催日程)
第1回4/2・3(火・水)ー8・9(月・火)
第2回4/15・16(月・火)ー21・23(日・火)
第3回4/28・30(日・火)ー5/4・6(土・月祝)
第4回5/12・14(日・火)ー5/19・21(日・火)
第5回5/27・28(月・火)ー6/2・4(日・火)
第6回6/9・11(日・火)ー6/15・18(土・火)
第7回6/23・24(日・月)ー7/1・2(月・火)
第8回7/7・9(日・火)ー13・15(土・月祝)
第9回7/22・23(月・火)ー7/28・30(日・火)
第10回8/5・6(月・火)ー11・12(日・月祝)
第11回8/18・20(日・火)ー25・27(日・火)
第12回9/1・3(日・火)ー7・10(土・火)
第13回9/15・17(日・火)ー21・23(土・月祝)
第14回9/30・10/1(月・火)ー10/5・8(土・火)
第15回10/13・15(日・火)ー20・21・22(日・月・火)
第16回10/27・29(日・火)ー11/2・3・5(土・日・火)
第17回11/10・12(日・火)ー11/17・18・19(日・月・火)
第18回11/24・26(日・火)ー12/1・2・3(日・月・火)
第19回12/8・10(日・火)ー12/15・17(日・火)
第20回12/23・24(月・火)ー27・28(金・土)
第21回3/16・17・18(日・月・火)
第22回3/24・25(月・火)ー29・30(土・日)

(重賞日程)
 4/15ノトキリシマ賞
 4/21金沢スプリングカップ
 4/28北日本新聞杯
 5/ 4利家盃
 5/19お松の方賞
 6/ 2百万石賞
 6/ 9石川優駿
 6/15日本海スプリント(→3歳以上1400m)
 6/23加賀友禅賞
 7/ 7兼六園スプリント(3歳東海交流1400m。新設)
 8/ 6読売レディス杯
 8/25イヌワシ賞
 8/27石川テレビ杯
 9/ 1西日本3歳優駿(西日本6県交流2000m)
 9/ 7金沢スプリントカップ
 9/15(敬馬賞)
 9/21金沢シンデレラカップ
 9/23白山大賞典
10/ 5サラブレッド大賞典
10/20ネクストスター金沢
10/27MRO金賞
10/29(YJS金沢)
11/ 3北國王冠
11/17徽軫賞
11/19金沢ヤングチャンピオン
12/ 1中日杯
12/28金沢ファンセレクトカップ

 


金沢競馬、県営第19回の開催後半戦が終了。
今回の開催は、25日(月)26日(火)に行われました。


25日のメインレースには
加賀ケーブル杯 準重賞・スプリング特別

(金沢スプリングCTR)
が行われ、

兵庫からの転入初戦だったエイシンアンヴァルが1着。
(結果は→こちら


久々の1400m戦でもしっかり対応して転入初戦を快勝!
この先が楽しみになる走りでした。


令和5年度の最終競走となった26日の11レース、
ポイントで馬券が買える!楽天競馬特別は、

フェイマスダンディが1着。

1番人気のセブンダートオーを早めに捕まえ、後ろを寄せ付けませんでした。2着には昨年のMRO金賞(1着)以来のレースとなったノブノビスケッツ、3着は高知競馬からの転入初戦だったヴェレノが入りました。人気を集めたセブンダートオーは6着に敗れています。
(結果は→こちら



火曜日はずっと雨の中でのレースでした。

新年度は良いお天気、良いコンディションでの

レースが多いといいな。

 

 

28日木曜日に名古屋競馬場で行われた、

重賞・第1回ネクストスター中日本に金沢からダヴァンティが参戦し、結果は好スタートから果敢に先行したものの最後は苦しくなり、勝ったフークピグマリオンから1.8秒差の4着でした。
(結果は→こちら

 

先行力は東海地区のトップクラスと遜色ないところを見せてくれたダヴァンティ。他地区に遠征しての重賞制覇が今年もたくさん見られると嬉しいですね。馬も、そして人も!!

これで令和5年度の開催全日程が終了しました。

来週はもう4月、新年度がスタート!!
すぐに金沢競馬の開催も始まります。
令和6年度第1回の開催の前半戦は、

4月2日・3日に行われます。
火曜日・水曜日と、通常とは少し異なる開催日程です。
 

新年度も金沢競馬場へのご来場をお待ちしております。
美味しい競馬場グルメもお楽しみください!!

最後になりますが、甲賀弘隆騎手の弟であり、2017年に期間限定騎乗で金沢で騎乗した経験のある高知競馬の塚本雄大騎手が不慮の事故で亡くなられました。本当に残念でなりません。

 

御冥福をお祈りいたします。