金沢競馬担当日記

金沢競馬担当日記

金沢競馬のレース実況を担当するアナウンサーが、金沢競馬に関するあれこれをつづります。

こんにちは、泉です。

金沢競馬は県営第二回の前半戦が終了しました。

 

 

まずはファンの皆様にお詫び申し上げます。

金沢競馬において禁止薬物陽性馬が発生してしまいました。

金沢競馬公式HPへのリンク

ファンの皆様にご迷惑をおかけし申し訳ありません。

 

金沢競馬ではシーズン幕開けの重賞、ノトキリシマ賞が

行われました。

出走は

①ラシェンテ

 

②ハリウッドスマイル

 

③パープルビューティ

 

④サンヨウアカヘル

 

⑤スターマンモス

 

⑥レーヴァローゼ

 

⑦エムティトップ

 

⑧トルピード

 

⑨モモダンゴ

 

以上の9頭。

 

レースは序盤トルピードがハナを切ってハリウッドスマイルが

その内側の2番手に。

道中ではエムティトップが動いて前を追っていきますが

他の各馬はなかなか動けません。

3コーナーでハリウッドスマイルが先頭に躍り出て

4コーナー手前で逃げたトルピードが下がり

代わってエムティトップが2番手に。

しかし先頭を行くハリウッドスマイルは全くスピード衰えず

ほぼ差を詰めさせず完勝。強さ際立つ一戦となりました。

 

 

 

 

関係者の皆様、おめでとうございます!

 

米倉騎手コメント

「急遽の乗り替わりで緊張する暇もありませんでした(笑)

跨った感触は非常に良くて、以前のレースを参考にそれを

イメージして乗りました。

 

(他の馬が前にいても)全然大丈夫そうで、コース取りも

ここなら砂も深くないし、いけるかなと。

変に下げて外に出すよりは、ここでジッとした方が

いいと思いました。

 

(先頭に立つのは)このあたりだろう、というタイミングで。

強かったですね。

代打だったので(役目を果たせて)良かったです。

これからも頑張りますのでよろしくお願いします。」

 

 

状況的にはプレッシャーのかかるであろう騎乗で

何かそれを感じさせない、普段通りの米倉騎手

という印象でした。

ただ、その後管理する中川調教師に話を伺ったところ

 

「ちょっと道中で(馬が)ご機嫌斜めなところがあって

クビを横に向けちゃいそうなところがあったけど

そこで彼はグッとハミを掛けて上手く乗ってくれた。」

 

と教えていただいて、スムーズなレースに見えても

実はそういう難しい局面があったのかと。

改めて米倉騎手の技術と精神力に感心しました。

ベテランおそるべし。

 

 

さて、次週も重賞があります。

4/21に金沢スプリングカップが行われます。

 

次週は4/21,23の日曜・火曜の開催です。

ぜひご期待ください。

 

 

 

 

 

 


令和6年度第1回の開催が終了しました。

この開催ではメモリアル∨や、
この先注目の馬たちの出走がありました。

まずは4月2日の1R(=新年度のオープニングレース)
能登半島地震復興支援杯7(C1六・1400m)で、
マーブルミミが1着となり、
この馬を管理する藤田弘治調教師は
この勝利が厩舎開業初勝利となりました

(結果は→こちら



みんなと一緒に記念撮影

「僕が初勝利を狙ってたんですよ!」「俺も狙ってたのに〜!」と
松戸騎手と吉原騎手(4Rで藤田厩舎のスターマンモスに騎乗)。

ウィナーズサークルに集まったファンの皆様からも拍手が送られていました。
藤田弘治調教師、初勝利おめでとうございます!
これからどんどん活躍馬を送り出して下さいね。


4月3日の5R(3歳B2・1500m)では、
ナミダノキスが1着となり、この馬を管理する

金田一昌調教師は地方競馬通算2800勝達成です。
(結果は→こちら



みんなと一緒に記念撮影


みんなで「2800」ポーズ

金田一昌調教師、2800勝達成おめでとうございます!


4月2日の10Rは
泊まって応援 加賀温泉郷特別(3歳A1・1700m)。
勝ったのはハリウッドスマイルでした。
(結果は→こちら


これで金沢では3勝目。
重賞戦線でもいいレースを見せてくれそうです。


4月9日の11Rに行われた
スマホからポイントで投票!楽天競馬特別(A1二・1700m)。

 

今年初戦となるハクサンアマゾネスが登場。
2着ガムランに7馬身差をつける圧勝で今年初戦を勝利で飾りました。
(結果は→こちら


これで通算成績は37戦26勝。
今年も女王の進撃は続くのか!?待ったをかける馬は現れるのか!?
前日に勝ったオヌシナニモノとの再戦は見られるのか?
重賞戦線を楽しみに見ていきましょう!


場内には地方競馬全場での重賞制覇を達成した

吉原寛人騎手を称えるポスターが掲示されています。


前半戦の2日・3日には、西田茂弘アナウンサーが登場。

実況・パドック解説とお手伝いいただきました。



 

次回の金沢競馬本場開催は
4/15(月)・16(火)の2日間です。
16日には第5回ノトキリシマ賞が行われます!

今年最初の重賞競走ですよ。

重賞日には今年もあります!モーニングジョッキープレミアム1!
今回は栗原大河騎手をお迎えして放送予定です。

お楽しみに!!

 


金沢競馬、令和6年度の開催がスタートしました。
第1回開催の前半戦が4/2・3に行われ、
後半戦は、8(月曜)・9(火曜)です。

3日目=8日(月曜)の出走表が決定しております。

最終メイン11レースの大聖寺桜まつり特別では、
金沢競馬場では石川ダービー以来のコンビとなる、
ショウガタップリ吉原寛人騎手が登場!
オヌシナニモノノブノビスケッツダイヤモンドラインヴェレノなど、好メンバーが揃った一戦です。どうぞご注目ください。

枠順は→こちら



今回は新年度最初の投稿ということで、
令和6年度の金沢競馬の開催日程をご紹介します。

 

令和6年度の金沢競馬は、
開催回数 22回
開催日数 91日間

となっています。

4/2から、年内は12/28まで。1月2月の冬休みを挟んで、3月に2開催7日間という日程です。

基本は前半2日ー後半2日の4日間開催。
第15回〜18回は前半2日ー後半3日の5日間開催、
冬休み明け3月の第21回開催は3/16〜18(日〜火)の3日間です。


重賞は、4/16(火)のノトキリシマ賞が今年最初になります。
石川優駿(旧石川ダービー)は6/9日曜、
白山大賞典は9/23月祝に行われ、
西日本3歳優駿(旧西日本ダービー)が今年は金沢で9/1日曜、
百万石賞は6/2日曜、中日杯が12/1日曜です。

年内最後の重賞は、

ファンセレクトカップが12/28に行われます。

ゴールデンウィークは4/28日曜・30火曜・5/4土祝・6月祝。
28日に北日本新聞杯、4日に利家盃が組まれています。

お盆あたりの開催ですと、
8/11(日曜)・12(月祝)です。


例年通り、日曜日火曜日の開催が基本ですが、近年見られなかった土曜日にレースが開催されたり、祝日に合わせて開催が行われて変則日程のところもあります。

土曜日に重賞が行われるのは5回。
  5/  4(祝)利家盃
  6/15   日本海スプリント
  9/  7   金沢スプリントカップ
10/  5   サラブレッド大賞典
12/28   金沢ファンセレクトカップ

今年度はネクストスター金沢だけでなく、
百万石賞、石川優駿、北國王冠、中日杯が1着賞金1000万円となっています。重賞を目指す激しい戦いが見られそうです。

それでは、8日月曜日から始まる第1回開催の後半戦もぜひご注目ください!


(令和6年度金沢競馬開催日程)
第1回4/2・3(火・水)ー8・9(月・火)
第2回4/15・16(月・火)ー21・23(日・火)
第3回4/28・30(日・火)ー5/4・6(土・月祝)
第4回5/12・14(日・火)ー5/19・21(日・火)
第5回5/27・28(月・火)ー6/2・4(日・火)
第6回6/9・11(日・火)ー6/15・18(土・火)
第7回6/23・24(日・月)ー7/1・2(月・火)
第8回7/7・9(日・火)ー13・15(土・月祝)
第9回7/22・23(月・火)ー7/28・30(日・火)
第10回8/5・6(月・火)ー11・12(日・月祝)
第11回8/18・20(日・火)ー25・27(日・火)
第12回9/1・3(日・火)ー7・10(土・火)
第13回9/15・17(日・火)ー21・23(土・月祝)
第14回9/30・10/1(月・火)ー10/5・8(土・火)
第15回10/13・15(日・火)ー20・21・22(日・月・火)
第16回10/27・29(日・火)ー11/2・3・5(土・日・火)
第17回11/10・12(日・火)ー11/17・18・19(日・月・火)
第18回11/24・26(日・火)ー12/1・2・3(日・月・火)
第19回12/8・10(日・火)ー12/15・17(日・火)
第20回12/23・24(月・火)ー27・28(金・土)
第21回3/16・17・18(日・月・火)
第22回3/24・25(月・火)ー29・30(土・日)

(重賞日程)
 4/15ノトキリシマ賞
 4/21金沢スプリングカップ
 4/28北日本新聞杯
 5/ 4利家盃
 5/19お松の方賞
 6/ 2百万石賞
 6/ 9石川優駿
 6/15日本海スプリント(→3歳以上1400m)
 6/23加賀友禅賞
 7/ 7兼六園スプリント(3歳東海交流1400m。新設)
 8/ 6読売レディス杯
 8/25イヌワシ賞
 8/27石川テレビ杯
 9/ 1西日本3歳優駿(西日本6県交流2000m)
 9/ 7金沢スプリントカップ
 9/15(敬馬賞)
 9/21金沢シンデレラカップ
 9/23白山大賞典
10/ 5サラブレッド大賞典
10/20ネクストスター金沢
10/27MRO金賞
10/29(YJS金沢)
11/ 3北國王冠
11/17徽軫賞
11/19金沢ヤングチャンピオン
12/ 1中日杯
12/28金沢ファンセレクトカップ

 


金沢競馬、県営第19回の開催後半戦が終了。
今回の開催は、25日(月)26日(火)に行われました。


25日のメインレースには
加賀ケーブル杯 準重賞・スプリング特別

(金沢スプリングCTR)
が行われ、

兵庫からの転入初戦だったエイシンアンヴァルが1着。
(結果は→こちら


久々の1400m戦でもしっかり対応して転入初戦を快勝!
この先が楽しみになる走りでした。


令和5年度の最終競走となった26日の11レース、
ポイントで馬券が買える!楽天競馬特別は、

フェイマスダンディが1着。

1番人気のセブンダートオーを早めに捕まえ、後ろを寄せ付けませんでした。2着には昨年のMRO金賞(1着)以来のレースとなったノブノビスケッツ、3着は高知競馬からの転入初戦だったヴェレノが入りました。人気を集めたセブンダートオーは6着に敗れています。
(結果は→こちら



火曜日はずっと雨の中でのレースでした。

新年度は良いお天気、良いコンディションでの

レースが多いといいな。

 

 

28日木曜日に名古屋競馬場で行われた、

重賞・第1回ネクストスター中日本に金沢からダヴァンティが参戦し、結果は好スタートから果敢に先行したものの最後は苦しくなり、勝ったフークピグマリオンから1.8秒差の4着でした。
(結果は→こちら

 

先行力は東海地区のトップクラスと遜色ないところを見せてくれたダヴァンティ。他地区に遠征しての重賞制覇が今年もたくさん見られると嬉しいですね。馬も、そして人も!!

これで令和5年度の開催全日程が終了しました。

来週はもう4月、新年度がスタート!!
すぐに金沢競馬の開催も始まります。
令和6年度第1回の開催の前半戦は、

4月2日・3日に行われます。
火曜日・水曜日と、通常とは少し異なる開催日程です。
 

新年度も金沢競馬場へのご来場をお待ちしております。
美味しい競馬場グルメもお楽しみください!!

最後になりますが、甲賀弘隆騎手の弟であり、2017年に期間限定騎乗で金沢で騎乗した経験のある高知競馬の塚本雄大騎手が不慮の事故で亡くなられました。本当に残念でなりません。

 

御冥福をお祈りいたします。

 

金沢競馬は令和5年度最後の開催(通算22回・県営19回)前半が終了しました。

 

冬季休催期間明けの2週目。

年度末の開催というより、開幕直後という意識がファンの皆様も強いのではないでしょうか。

 

わたくし自身、今年の初金沢担当。

関係者の皆さんとお会いするたび、

 

「ご無沙汰しています!」

「お久しぶりです!」

「今年もよろしくお願いします!!」

 

とご挨拶することしきり。

毎年のことではありますが、やはり3月の金沢開催は「年のはじめ」感の強い開催です。

 

 

馬たちは、先週すでに冬休み明けを使われて連闘となった組と、今週が休み明け初戦となった組とが対戦することとなり、騎手の皆さんも解説の記者さんも、そのあたりを踏まえてのコメントが目立ちました。

 

 

開催初日(3月17日 日曜日)のメインレースは3歳馬の準重賞・日刊スポーツ杯 若駒賞(距離1500メートル)でした。

 

このレースでダブルアタックに騎乗した栗原大河騎手に、レース前・レース後とお話を聞くことができました。

 

 

(2年連続の金沢リーディングを狙う栗原大河騎手。「リーディング獲って人の見る目も変わってくると思うので、恥ずかしくないように…」と謙虚)

 

 

レース前には

 

「休み明けの馬もいますから、一度使われているぶん、ダブルアタックに有利ではないかと思っています」

 

と話し、レース後は

 

「平瀬さんの馬(=トルピード)が休み明けでしたし、有利だと思っていました」

 

と、まずはその点に触れていました。

 

 

そのダブルアタックはスタートよく先手を取って単騎逃げ。終始エムティトップにマークされる展開でしたが、最後まで手応えよく、直線でも一度は並ばれたものの、

 

「前には出られてません」(栗原騎手)

 

ということで、抜かせることなく逃げ切り勝ちをおさめました。

 

 

(当日パドックのダブルアタック)

 

 

 

この馬を2番手でマークし、直線では一度は前に出るか?と思わせるシーンもあったエムティトップですが、半馬身およばず2着。

この春は二連続2着でのスタートとなりました。

 

(パドックのエムティトップ。逃げ馬の外追走でスムーズなレースっぷりでしたが、わずかにおよばず)

 

 

 

3着にはトルピード。

昨年、デビューから3連勝で重賞・金沢ヤングチャンピオンでは1番人気におされながら4着。

先週の休み明け初戦が雪のため競走とりやめとなってしまい、今週が仕切り直しの初戦となりました。

 

 

(パドックのトルピード)

 

 

休み明けの分か、勝負どころの3コーナーで少し前との差が開くシーンがあり、「置かれたか?」と思われたトルピードでしたが、そこから直線ではまた差を詰めて勝ち馬と0秒3差。一度レースを使われてからの上積みに期待のかかる3着です。

 

 

先週は冬季休催明け早々に、ダヴァンティが登場し快勝。

それを追う立場の3歳馬たち、はたしてどの馬が打倒ダヴァンティの先鋒として名乗りを上げるのか。

あるいはダヴァンティの世代トップの座をおびやかす馬が出るのか、金沢3歳戦線にご注目ください!

 

 

 

 

日刊スポーツ杯 若駒賞

 

優勝 ダブルアタック 栗原大河騎手

 

「正直、このメンバーでは負けられないと思っていました。平瀬さんの馬(=トルピード)は休み明けだったので、自分の馬に有利だと思っていました。

 

昨年のデキとまではいかないですが、いい仕上がりでレースを迎えられたと思います。

積極的なレースをしたかったので、前半少しひっかかりましたけど内容よかったと思います。

 

直線、外から迫ってきましたが追いながら、これなら大丈夫だと思っていました。着差よりは余裕があったと思います」

 

 

 

ダブルアタックは、昨年新設のネクストスター金沢ではダヴァンティとの差が2秒2と大きく遅れをとりましたが、この春初戦の前走ではその差0秒7の2着とし、巻き返す余地を感じさせたところで今回の勝利。

 

まずダヴァンティを追う態勢が整ったのはこの馬と言えそうです。

 

 

 

 

 

ところで、先週このブログの執筆を担当した鈴木努アナウンサーも書いたとおり、やはり久々の仕事場(=競馬場やその実況席)というのは緊張がともなうものです。

 

そんな中、「金沢競馬場ならでは」というモノや風景を見ると、今年もここに来られたと嬉しくなりますし、ついカメラを向けてしまいます。

 

 

ということで、コチラの一枚。

 

 

金沢競馬場スタンド方面から厩舎地区を通る並木道を望むと、このような見当になります。

タイミングがいいと、ここを通ってレースに向かう馬、仕事を終えて厩舎へ戻る馬の姿を見ることができます。

 

写真は、競走馬の「出勤風景」です。向かう先(写真左方面)に装鞍所があります。これから体重を計り、鞍をつけてもらい、レースに臨む、まさに仕事場(勝負の場)へ向かうところ。

 

金沢競馬場の他では見られない風景です。

 

 

 

金沢競馬、令和5年度最終開催後半戦=2024年第3週は、

 

3月

25日(月曜日)

26日(火曜日)

 

に開催されます!

 

日程ご確認の上、たくさんご参加ください!!