【探究本が1月発売に】
ご連絡です。
1月26日に新刊📕が発売になります。
今回は、「探究」本です。(『高校教師のための「探究学習」ガイドブック』(明治図書))

 

高校教師のための「探究学習」ガイドブック

 

探究とは、現在の日本の教育界における、最重要キーワードの一つとされているものです(自分で問いを立てて、試行錯誤を繰り返しながら、納得できる解答を導き出す営み)。


先日も、来年度の4月から、渋谷区の全小中で、平日の午後は「探究」(午前は各教科)という衝撃のニュースが日本中をかけめぐったところですが、今後は、各県でこうした状況も増えてくることが予想されています。


探究は、次の大きく2つの方向性で進んでいきます。
●総合的な探究(学習)の時間:探究のメイン
●各教科における探究:探究的な教科学習


そのためには、各教員が、探究にまつわるスキルやノウハウをゲットしていく必要があります。
 

そこで、探究学習を進める際のポイントを、初任の方でも分かりやすいよう、そして、校内研修や学年会での打ち合わせ等にも使っていただけるよう、以下の13章で大切なことだけをギュッと1冊にまとめたものです。


1章 探究学習ガイダンス
2章 探究学習のデザイン
3章 探究プロセス別のチェックリスト
4章 「課題の設定」の指導のポイント
5章 「情報の収集」の指導のポイント
6章 「整理・分析」の指導のポイント
7章 「課題解決策の実行」の指導のポイント
8章 「まとめ・表現」の指導のポイント
9章 「振り返り」の指導のポイント
10章 高度化・自律化を目指した探究学習のアップデート
11章 生徒同士&教員同士のチームワークのアップデート
12章 探究学習の日常への応用
13章 探究学習の評価
 

これらは全て、各教科における探究にも活用いただけるように考えて構成してあるので、どの校種、教科の方にもお使いいただけます。
 

「持続可能な社会の創り手を育む」というESD的な指導要領の理念を実現するためにも、新年度に備えて、3学期の読書のおともの1冊にいかがでしょうか。
 

すでに各サイトで予約は始まっています。Amazonでは1月26日に、(出版元の)明治図書では1月15日発送です。


Amazonのページでは、より細かな目次もご覧いただけます。よければご覧ください。

 

 

【学校での効果的なフィードバックを学べる本】

次のテーマに興味・関心はおありでしょうか?「生徒との信頼関係の向上」、「生徒理解」、「効果的なフィードバック」、「自己調整の促進」、「個別最適な教育手法」。これらのトピックに興味をお持ちの方にとって、本書はきっと価値ある一冊になるでしょう。

青森県の英語教師(指導主事)の佐々木紀人先生がまとめた、「見取り」と「評価」がゼロからわかるスクールフィードバック入門 です。

特に、以下のような方々にお勧めします。「自分の専門知識には自信があるけど、生徒との関係づくりには苦労している」と感じている教師の皆さんです。この書籍を通して、「生徒理解」と「共感的指導力」を深めることができ、同じ内容を伝えても生徒により深く響くようになります(p.28)。なぜなら、フィードバックの効果は、教師と生徒の信頼関係の深さに大きく依存するからです(p.60)。

私自身、この書籍を繰り返し読んでいます、もう4回目になるでしょうか。特に、「笑った顔に悲しさを見たり、無表情にやる気を見たりできるのは、私たち魂の宿った教師にしかできないことです」(p.108)という記述には、グッときます。

さらに、本書には、他にも以下のような、多くの方々に読んでいただきたい内容が満載です。
●自分の授業で、理想とする目指す集団の具体的なイメージ像は?(p.75)
●生徒には、「あぁ、先生は自分のことを分かってくれていると思える瞬間がある。どんなときか?(p.78)
●SNS時代の生徒は「承認欲求」が高い。4種類の承認欲求をどう扱えばよいか?(p.82)
●教室内の生徒の人間関係がたちどころに明らかになる指示がある。それは何か?(p.94)

この書籍は、フィードバックの本質と目的を理解し、視点を変えることで生徒を肯定的に捉え、自信を高めるとともに、教師自身の成長にもつながる方法を身につけるための貴重な一冊です。まさに、個別最適な教育を真に支える右腕にもなってくれるでしょう。

おススメします。

 

 

 

■達セミ・特別セミナー開催のお知らせ

 

皆さん、6月3日(土)のご予定はいかがでしょうか?

 

この度、「ウェルビーイングな学校づくり 〰︎Happy Schools Project〰︎ 」というお題で講座(2時間)を担当させていただくことになったので、こちらでもご報告させて下さい。

 

今後の教育の方向性を確認して、皆で一緒に教育の新時代を目指して準備できる機会になったらと思います。

 

ウェルビーイングとかハッピーとか幸福という言葉にピンときた方は、よければ、以下の詳細をご覧ください(セミナー案内)。

 

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皆さんは、「ウェルビーイング」という言葉をお聞きになったことはありますか。

 

「ウェルビーイング」とは、「(一時の幸せな感情ではなく)持続的な幸福状態」を指す言葉です。

 

「身体的、精神的、社会的によい状態」のことを指していて、近年、社会や教育界で注目が集まっている言葉です。

実は、次期「教育振興基本計画」(政府が5年ごとに策定する、日本の教育全体の大枠)の中で、ウェルビーイングがメインテーマとして据えられているのです。すでに多くの書籍が刊行されています。

 

簡単にいうと、生徒の「幸せ」は、「成績」や「成功」だけではないということです。

 

心身ともに健やかで、自分の可能性を最大限に発揮し、他者と協力しながら社会に貢献する力を育むこと─それが「ウェルビーイング」です。(*ウェルビーイングとは、「心の健康」、「自己効力感」、「学習へのモチベーション」など、生徒の「内面的な充実感」を追求するもので、これからの教育現場でのメインキーワード)

 

ふだんは英語教育に特化している英語教育・達人セミナーですが、今回、「達セミNext」の始動に合わせて、特別な講座『ウェルビーイングな学校づくり 〜Happy Schools Project〜』を行います!

 

このセミナーは、英語教員だけでなく、行政や民間を含めて、新時代の教育に携わるすべての方が申込可能です。私は、ユネスコ・バンコクのHappy Schools Projectに校内責任者として取り組み、タイのユネスコ・バンコクでその成果を発表させていただいた経験を活かして、できるだけ具体的な情報をお届けします。

 

このセミナーでは、生徒のウェルビーイングを高める考え方や具体的な方法、学級や英語授業での取り組み例などをシェアすることで、参加者の皆様一人ひとりが、「ウェルビーイングな学校づくり」のアイデアを持ち帰り、それを自身の学校や地域社会で実践するためのヒントが得られます。

 

セミナーを通して、ご自分の勤務校や所属組織の良さに気づき、さらにこう改善するとさらによくなるかもという改善点もきっと見つけていただけるはずです。

 

この貴重な機会に、ウェルビーイングの重要性を理解し、一緒に「Happy Schools」を作る具体的な行動につなげてみませんか。生徒たちの「幸せ」を追求し、未来の学校を創造する一員になりましょう!ウェルビーイングの輪に、皆様のご参加を心よりお待ちしております。

 

「ウェルビーイング」についてあまり知らない、という方でも大丈夫です。基本からしっかりと理解できる内容となっておりますので、初めての方も安心してご参加いただけます。

タイトル 『ウェルビーイングな学校づくり〜Happy Schools Project〜』

 

申込詳細は以下をご覧ください。

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◆達セミNext・オープニングセミナー

・日時: 6月3日(土)10時〜16時

・午前(10〜12時):オンラインのみ

・午後(14〜16時30分): Hybrid(希望者は対面で参加できます。対面参加者は会場の都合で、先着12名。オンラインは人数制限なし)

・参加費:オープニングセミナーのため、特別価格

  午前 3000円  午後3000円

全日 5000円

・申し込み: コロナ禍対策のため、下記Peatixからお申し込みください。

⇒ [https://peatix.com/event/3595472/view](https://peatix.com/event/3595472/view)

・内 容:

■10:00〜12:00 第1講座 「ウェルビーイングな学校づくり〜Happy Schools Project〜」

        上山晋平(福山市立福山中高等学校)

 

12:00〜14:00 ランチ(午後から対面参加予定の方、ご一緒しましょう)※ランチ会場は、後日、お知らせします。

 

■14:00〜15:30 第2講座 「First Step: AIを活用した授業計画」

 安河内哲也(一般財団法人実用英語推進機構代表理事)

 

■15:45〜16:15 第3講座 「オランダの最新・教育事情」

        及川佳代子(浦和実業学園中学校・高等学校)

⭐️同日午後は何と、安河内先生の講座も!!!皆さん、この貴重な機会にぜひ!(講師は皆、ボランティアで活動しています)