不遇なソフト屋の長い転職日記

不遇なソフト屋の長い転職日記

ソフトウエア企業を数社経て、今は社内SEとして働いております。ソフト業界の事やこれから業界を志望する人向けに書いてますが、どうでも言いことまで書いてます。このブログは3世代目。

 無断での転載とリンクは禁止です

 

 社内SEに転職して日が経ちましたが、その分を別ブログ にしました。

 
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 各記事のコメはいつでも受け付けてます特に「疑問」テーマは、いつでも欲しいものです。ちょっとしたことでもいいので、頂ければ小生の狭い考えを少しでも広くできるものかと考えてます。

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ブログを書くにあたり・・・

(2007年9月頃までの記事の大半は、2006年に書いたものです)
 

<特筆事項>

CAがある日いなくなっている

また「企業」に裏切り行為をされました(怒)

転職成功談を読む前に・・・

労働環境~My切なる願い

30代で家が建つ・・・会社もあるようだが
労働環境の変遷

逃げるな!と叫ぶ役職者・幹部へ

新卒入社した会社に今でも居るやつはいない

 

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日本のソフトウェア産業がいつまでもダメな理由/久手堅 憲之
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 URLソフトエンジニアもユーザも一度これを読んでみてください。

Amebaでブログを始めよう!

 こちらのブログにも別のブログにも、もう書き込みをすることから遠ざかってます。

 このブログを開いてから、もうすぐ10年になることに気付きました。

 

 このブログの前は、ホムペを5年ほど開いて、その中に日々の事柄のページも作っておりました。

 

 となると15年近く、ネットのお世話になっていることになります。

 

 20年前と今とでは、全く世の中のスタイルとでも言えばいいのでしょうか?。

 様変わりしてしまったと感じてます。

 ネット利用が当たり前となったからではないでしょうか?。

 

 私がこの職種になった当時、インターネットは、特定の人しかできませんでした。

 身近なものはありましたが、それにかかる費用や時間を考慮する必要がありました。

 今、よほど身元が示せない人でない限り、ネット利用はできます。お金がなくても図書館のような場所でできるところはあるのではないでしょうか。

 

 ネットにより新しい生活スタイルもできてきましたし、日々の生活を潤滑させている方もいることでしょう。

 自分もその一人です。


 本来作る側ですが、業界においては、ネットシステムがすべてではありません。

 職種も細かく分類されて医者のように専門的となり、すべてをこなせるという人、すべてを経験してきた方は、そうはいないと思います。

 昔のように繁忙業務からおさらばできておりますし、作るのがメインではない業務ですので、ネットに関しては、享受してもらっている利用者の立場となってます。

 

 最近、幾つか共感できる書籍を見つけては読んでおります。

 やっと書いて頂けたかと感じております。

 

 私のこのブログは、ほぼ愚痴となってしまってますが、キーワードから、何を訴えているかを感じて頂ければと思って書いてきました。

 そもそも同じ経歴(扱い)を受けてきた人は、ほとんどいないと思いますし、延々と繁忙プロジェクトやデスマをこなしているような人は、ネットを見ている暇もないでしょうし、廃業している方は、当時を思い出したくもないということもあるでしょうから、ブログを見ても共感できる方は、まずいないだろうと思っております。

 ですが、こういうSEもいるという事は認識してほしいなという元で書いてきました。

 

 ブログ形式では、ちょっと使いずらいという事もありますので、このブログはこれで締めることにし、別途新たに指針のような形でずうずうしくも設けようとしております(本にできればいいな)。

 

 それでは。

 いつも思うのですが、アンケートの出所が不明な記事が多くありませんか?。

 

 働き甲斐がある会社ランキング

 http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20140208-00010001-biz_dime-nb

 

 2位の企業って、常に募集しています。

 勤続年数も短いですし、平均年齢も30歳未満です。

 がーっと働いてと言う意味で、働き甲斐があるということでしょうか?。

 

 この会社、パッケージ開発販売ですが、開発は下請企業がやっていると思われます。

 面接をしに行った事ありますが、圧迫っぽかったですし、よくあるパッケージ会社と同じプロジェクト意識でしたので、私は断りました(まあ、向こうも合わないということで不合格だしたことでしょう)。

 感じ悪かった。

 

 下請というのも転職サイト見ていると、わかりますので。

 後半30分からでしたが、企業魂と言う番組を見ました。

 本日は、ソフト業界を取上げたようです。

 http://tv.yahoo.co.jp/program/82795841/

 

 まず初めの感想としては、Yahooの番組宣伝文句とは違って、我々がごくごく感じている、「派遣まがいの企業を、さもたいそうらしく取上げてなんなんだ(呆れ)」というものでした。

 社内に部長クラス以外おらず、机の上もPCモニタ以外何も無い殺風景の、ありきたりの偽装請負企業に見られる風景でしたので。

 

 しかしながら、数点感じた事がありました。


1)年齢層の高い方が相応数見受けられた

 管理職として、ソフト会社は、若い方が多いように思えます。 

 一つは、対外的な箔をつけるためですが、実情として、社員年齢に偏りがあり、若い方しかいない企業が多いためでもあります。プログラミング能力が高いとかPG経験年数が長いので、と言う理由なだけであり、マネジメント経験がなくても中間管理職になっている人は多いです。そのためか、プロマネの経験が無い状態で管理職扱いなのですから、当然に失敗する事が多いともいえます。

 しかしながら、実際のプロジェクトは、元請けであるメーカが実施している事が多いため、ソフト会社はマネジメント能力がない管理職がいても、何らおかしくないのです。また、管理職と言っても、非管理職と同じ仕事をしている人はソフト会社は、中小零細になればなるほど、ほとんどと言って過言ではありません。

 

 話しを戻しますが、年齢層が高い方が多いということは、需要のある作業オファーをもらえているともいえます。

 勿論、平社員が多いため、それを管理する管理職が相応におり、組織化がなされているということも言えると思いますが、それはその会社に入ってみない事にはなんともいえません。

  

 その、年齢層が高い方がいる点においては、制御系など特殊分野を受託している場合と、旧スキルでの案件を長年受託する事ができていると言う事です。

 

 そこで、冒頭にほとんど社員が自社にいないと言う事を取上げますが、色々な案件を受託しているソフト会社の場合、会社として柱となる業務がないため、あれこれ人を出している事にほかなりません。

 あるいは、セキュリティの高いユーザでの案件の場合、ユーザ先常駐が当然となりますから、自社で作業は出来ません。

 

 そのセキュリティですが、Web系とかウイルス対策ソフトかと思う方がいるとは思いますが、顧客情報とか、ユーザが持つ社外に出したくない競走情報と思えばいいのです。特に、銀行、クレジット、保険関係がそうだと思えばわかってくれるかと思います。

 そういうユーザの場合、受託内容にもよりますが、基幹となるシステム開発を受託している場合、相応の経験年数が必要になりますし、未だにと思われるでしょうが、旧スキルでのシステムが存在する事で、年齢層の高い方を必要としているケースがあります。

 そういった事で、年齢層の高いソフト企業もあります。

 

 普通、受託というと、プロジェクトに対しての価格となりますが、派遣形態の場合、一人当たりの単価となります。一人当たりの単価案件を受託と称して請けている企業では、年齢層の高い人は、ほとんどおりません。あるといっても、実質PGクラスで、メーカや中間ソフト会社(Sierとか)の下についての仕事程度です。

 

 この会社がどちらをしているかは不明です。

 社員に取って、どちらが幸か不幸かは、それぞれです。


2)社員旅行有無

 ソフト会社は、大手になればなるほど社員旅行は存在しないと言えます。

 しかし、地方拠点では、ある所もあります。

 

 社員旅行は、社員にとっては、迷惑な場合もあります。

 常に忙しいプロジェクトに参加している社員がいる場合です。

 休む為の土日に、わざわざ疲れに行くようなものですし、ユーザの理由で土日でなければ、作業できない場合もありますから、そういったプロジェクト参加者に半強制で社内イベントに出ろという会社もありますから。

 本来、均等に作業配分を考慮するのも管理職の仕事ですが、管理職は、経営陣から、相応の売上達成を求められるのは、どこの業界も同じです。そのため、この案件にはこの人という配分をせざるを得ない事が多いです。しかしながら、何年もそういう社員を作ってしまうのが、ソフト業界でもあります。

 暇な人はとことん暇。

 ソフト会社と言っても、オペレータやテスターしか経験ない若手がいる企業も存在します。


3)コアパートナー

 もう10年以上前からでしょうか。メーカが受託ソフト会社の選定を図る為に、パートナー選びをし始めました。実際は、もっと前からしているメーカーはあります。私が最初に勤務した会社がそうでしたので。

 パートーナーとは、受託させる会社を指しますが、コアとつくと、この案件には、この企業という形で、つまりは、仕事を投げている下請に相応のスキルや業務知識があるという事を指しもします。

 本来、元請けがそれを握らねばならないのですが、下請が握っているというのも変な業界です。

 ソフト業界は、マージン商売でもありますので、請けた仕事から幾ばくかの金額を貰って、下請に仕事を紹介するような構造なのです。それじゃまずいということで、販社系Sierでは、新人からある程度長くPG経験を積ませようと方針を変えた企業もありますが、実際あれからうまくいっているのかは知りません。

 中小でもコアパートナーになっているという場合、自社で社員が働いていなくても、会社としてプロジェクト一括請負していると言える企業と思います。



 請負と言っても、物は言い様なのです。

 自社で仕事ができない、あるいはしてないソフト会社は多くあります。

 ほとんどは、派遣と同じです。プロジェクトとして、会社が上流から下流まで一括請負していない企業は多いです。