ゴールデンウィーク後半戦初日は軽井沢にて東フィルのコンサート。
日時︰5月3日(金祝)16時開演
会場︰軽井沢大賀ホール
『軽井沢大賀ホール 春の音楽祭』
指揮︰阪哲朗
演奏︰東京フィルハーモニー交響楽団
ピアノ︰牛田智大
コンマス︰依田真宣
曲目
モーツァルト︰歌劇『フィガロの結婚』より序曲
モーツァルト︰ピアノ協奏曲第20番
〜ソリストアンコール〜
モーツァルト︰ピアノソナタ第4番より第一楽章
ブラームス︰交響曲第2番
〜アンコール〜
モーツァルト︰ディベルティメントk.136より第一楽章
昨年は秋のコンサートがなかったので、一年ぶりの軽井沢。
新幹線が遅れ焦りましたが、なんとか開演10分前に大賀ホールに到着。
本日のマエストロ阪哲朗さんは海外で活躍し、オペラの経験も豊富。現在は山形交響楽団の常任指揮者、びわ湖ホール芸術監督も努めておられます。
自分ははじめましてでした。
ピアノの牛田智大さんは1999年生まれで、20歳の時に出光音楽賞を受賞している俊英です。 こちらもはじめましてでした。
オーケストラは対向配置ですね。
まずはごあいさつ代わりのフィガロの結婚序曲。
マエストロの指揮は軽やかで、このオペラののコミカルで楽しい雰囲気も感じられました。
続いて、モーツァルトのピアノ協奏曲の中で最も有名な第20番。
交響曲第25番を彷彿とさせる悲しみや陰鬱なメロディーが繰り返しやってくる第一楽章。
牛田さんのピアノはタッチは強いながらも繊細で心地良い。
特に有名な第二楽章では、優しく物憂げなピアノの音色とオーケストラの響きにうっとり。
第三楽章は少し明るく時に物悲しく、いい演奏でした。
アンコールのピアノソナタも美しい響きで、カーテンコールが長く続きました。
後半戦のブラームス。
編成は少し大きくなるも12型。
しかし、大賀ホールではこの規模でも十二分に響き、満足のいく演奏でした。
マエストロの指揮はあまり動きは大きくないのですが、そのタクトの繊細な動きで東フィルをしっかりと導き、なかなかのブラームスを聞かせてくれました。
アンコールはまたモーツァルト。
弦楽器によるディベルティメントはとても心地よかったですね。
マエストロも満足そうでした♪