家庭教師選びのポイント

家庭教師選びのポイント

家庭教師選びのポイントをまとめました。大手と呼ばれている家庭教師派遣会社で働いていた経験をもとに書いています。家庭教師選びの参考になれば幸いです。

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① 家庭教師を選ぶ際に会社派遣が良いのか?それとも個人契約が良いのか?


どちらも一長一短。ただ、会社派遣の家庭教師を選ぶのであれば、正社員派遣を希望して下さい。


そうでなければ、とある家庭教師派遣会社に所属している”個人との”契約と違いはないと思います。


② 値段の安さを売りにしている家庭教師会社には注意。


勉強手段としての家庭教師の優位性・独自性をアピールできないが故に、

値段の安さを前面に押しだすことしかできない。自信のなさの裏返しです。


60分週1回などの最低料金しかHPに載せていない会社はまず疑って下さい。

③ 生徒さんが思い描く将来図の経験者がどうか、を最優先事項にして欲しいと思います。


家庭教師の選定条件。時給、家が近所か、社会人か大学生か、趣味が合うのか、

男性か女性か、など、様々あるでしょうが、


生徒さんが思い描く将来図の経験者かどうかを、最優先事項にして欲しいと思います。


単純に勉強を教えた、成績が上がった以上の効果が期待できます。

④ その担当者が具体的な情報提示がスムーズにできるかどうか、を判断基準として下さい。


例えば生徒さんが医学部を志望しているとします。過去に医学部志望の生徒を何人

持ったことがあるのか? その志望大学は? その合格率は? 成功例と失敗例は?


など、重要なのは『具体的な数値として』出せるかどうか、です。


ここで『たくさんいました。まあまあでした。』といったファジーな

表現しかできないのであれば、担当としては役不足です。

⑤ 初回訪問時の無料体験は、必ず実際に指導する講師との体験を要望して下さい。


各家庭教師会社には、学習アドバイザー・教務・コーディネーターなど、

呼び名は様々ですが、実際に家に来て指導する教師とは別の担当者がいます。


初回訪問時の無料体験は、上記担当者だけとの面談ではなく、

必ず実際に指導する講師との体験を希望して下さい。


そして、会社派遣の家庭教師であれば、必ず社員証の提示を求めて下さい。

⑥ 家庭教師の料金について、食い違いが発生していれば迷わず契約は見送るべき。


会社派遣であれ個人契約 であれ同じです。最初に目にしていた(聞いていた)料金

と食い違いが発生しているのであれば、その会社(個人)は信用に値しません。


料金は問い合わせ段階、面談時、最終確認時と必ず三度確認して下さい。


一度嘘をつく人は、必ず二度嘘をつきます。料金に限った話ではありません。

⑦ テスト結果で判断するのであれば、模試等、範囲無制限のテストで見極める。


生徒さんの勉強に対する姿勢の変化(言動の変化)という、言ってみれば

感覚的な部分にまで目をやり、見守って欲しいと思います。難しいですけれど。


極論に聞こえるかも知れませんが、目先の結果だけを追い求めるのが指導側とすれば

楽です。課題量・勉強時間を増やし、暗記に突っ走らせれば少なからず結果はでます。


ただ、長続きはしません。

⑧ 指導教科を1ないし2に絞り込んで下さい。


反論は承知のうえで書きました。この話をすると塾との指導教科・料金比較になります

が、そもそも塾と家庭教師―集団指導と個別指導―ではそのやり方が全く異なります。


指導教科数を増やせば増やすほど、家庭教師の最大の

メリットである1対1指導を否定することになると私は考えます。

⑨ 家庭教師の指導では、復習ではなく予習をベースとすべき。


私の拙い経験からですが、最も効果がでた指導方法です。

家庭教師の指導時に学校授業を先取りした予習を行う。学校授業を復習と位置づける。


細部を書けばきりがないので発想のポイントだけ述べると、家庭教師は苦手教科を

克服するものとして用いるよりも、得意教科を更に伸ばすものとして考えた方が良い、

ということになります。―究極論ですね(苦笑)