昨夜、うちの近所のあるファミリーレストランに行きました。


時間は25時ごろ。。。



大概、深夜帯の営業はホールにスタッフが一人しかおりません。



仕事柄、結構よくみてしまいます。



かなりそのスタッフさんはせかせか動き回っておられました。


意外と一人でやるとやること多くて大変なんですよ。


いくら数組しかお客様がいなくても。。。



しかし、人少なくて大変だなぁ。と思っていると、


キッチンの中から笑い声が絶えず聞こえてくる。


それも数人いるようです。


おそらく仕事上がったメンバーが残って、


働いているメンバーとおしゃべりしているのでしょう。



非常に静かでまったりした店内。


お客さんも私含め3組くらい。


そこに、


「ぎゃはははは。。。。」と。。。。


更には、


私服姿の人が厨房から出てきておもむろにドリンクバーを3個ほど注ぎだす。


あ。従業員用なんだな。。。


お店側が容認しているかわかりませんが、


仕事上がったスタッフが無銭でドリンクを飲んでいるのです。



確かに、気にならない人はならないのでしょうが、


同じようなお店をしている僕からするとありえない光景がそこにありました。



もし自分の店でもこんなことが起きていたら。。。


いえ。きっとそこまでではないにせよ、それに近いことは起こり得ているはず。



何品か注文し、


最後にレモンサワーとおかゆを注文しました。


(家の近所なので運転はしてません。)


すると、なかなかレモンサワーがこない。。。


まあ、一人でやっているから時間もかかるか。。。


と思っていると約10分ほどして、


一緒に注文したおかゆとレモンサワーが同時に持ってこられた。。。


「失礼します。おかゆとレモンサワーです。」


お待たせしましたもなくドリンクを10分近く待たせて何も断りなし。


態度からして、


オーダーミスでも、仕事が追いついていないわけでもなく、


単純に2度行くのが面倒だからまとめて持っていこうとしただけ。。。


だったようでした。




まだまだ僕も同業者なので切れたりしません。。。



実は僕が一番気にかかったのは


以下の内容なのです。


まず、最初の注文時に


ザーサイと餃子と生ビールを注文してます。


それなのに、


おかゆ(漬物付き)を注文した際、


漬物がザーサイだったのです。。。



もしも。。。


おかゆを持ってきた際に、


「お客様、ザーサイをすでにご注文済なので、おかゆにお付けする漬物ですが、

○○にお取替えしましょうか?」


とサジェスチョンがあれば。。。


おそらく、一気に不満指数が満足レベルに跳ね上がったでしょうね。。。



自分の店のサービス状態をチェックして改善したならば、


一度、同業のお店をみるべきです。


人のふりみてわがふり直せ。。。




とても多くの学びをもらいました。



次回の社内研修のテーマはこの辺にフォーカスしてみます。。。




我々飲食店は、


「ありがとうございました。」


を毎日数百回言う。


しかし実は、


ほんとに多くのお客様から、


「ありがとう。」と言ってもらえる仕事でもある。


仕事しながら、たくさん「ありがとう。」をもらえるのは嬉しいことであります。



皆さん、ありがとうの反対の言葉知ってますか?


俗説ありますが、僕はこの反対言葉を支持しています。


「あたりまえ。」


何事も当たり前に思うとそこにはありがとうが生まれません。


何事にも当たり前でなく、それがそこにあること、してもらえることに感謝する。


そう、そこにありがとうが生まれます。



母の日なので、


お母さんネタで書きますが、



ご飯作ってくれることに多くの子供は当たり前と思っている。


しかし、おいしいものを食べさせてあげたい。という愛の気持ちがある。


ご飯つくってありがとう。ですよね。



一円も払っていないのに、


育ててくれることを貴方は、


「親なんだから当たり前でしょ!」と言えますか?


そんなのダメですよね。


無償の愛でここまで育ててくれてありがとう。


と母の日に伝えたいものです。


僕もちゃんとします。。。



電車が定刻に到着することに、


信号がちゃんと整備された町に住んでいること、


電気が停電せずに24時間使えることに、


「当たり前」ですか?



まずは身近なところから僕もありがとうを伝えていきたいです。


一緒に働いてくれている仲間にありがとう。


いらしてくれたお客様にありがとう。


毎日納品してくれる業者さんにありがとう。


一緒にバカやって酒飲める友達にありがとう。


時に厳しく、指導してくれる先輩たちにありがとう。


そして、何より家族、両親にありがとう。



ありがとうを人から言ってもらいたいのは誰しもが持つ、


社会的欲求です。


もしもっと人からありがとう。が欲しかったら、


まずは自分が人にありがとうを伝えましょうね。


思っていても、感じていても伝えないとね。。。



母の日らしいブログになりました。。。

仕事柄食べ物を食べるときにそれがどういうものなのかいつも吟味してる。


その中で、


飲食業界の人間がよくいうセリフを整理してみた。



「よくできてる。」


食べてみて、「うん。これよくできててるなあ。」と感想がある場合。


大手チェーンやレトルト食品など味のバランス見た目などがうまいこと作られている。


もしくは、安い値段でそれっぽく高級料理のようなつくっているときなどに用いられます。


決して味がおいしいかどうか問題ではなく、


あくまでよくできてるかが問題のセリフです。




「ちゃんとしてる。」」


食べてみて、「うん。これちゃんとしてる。」と感想がある場合。


しっかりと手仕事を行っており、基本をしっかりとした料理などに使われる言葉です。


居酒屋さんなどで飾り包丁で仕事されたりしてるときに使われますね。。。



「おいしい。」


言わずもがな、食べておいしいものを指す言葉。


しかし注意しなければいけないこともある。



「これ売れるねー。」


これが飲食店では最上級の言葉。


決して、上記の


「ちゃんとしてる。」「おいしい。」と言われても売れないものが多いのが事実。


ちゃんとしてる料理があんまりでないメニューであることも、


めちゃくちゃうまい料理が売れるわけでもない。


ちょっとしたアイディアでそれっぽくみせて、それなりの価格で提供できている。



何が言いたいかというと、


ちゃんととした仕事をしたから売れるかはイコールにはならない。


おいしい料理だからって売れるかはイコールにならない。


もちろんしっかりとした仕事して、おいしくなければ売れないが、


売り方、売れるメニューを作るのはそれ以上に


お客さんのニーズをつかんだメニューにしないといけないよなー。


というお話し。