たまらなく孤独で、熱い街
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君去りし後

  土曜の夜の羽田上空

  身軽に飛び立つあなたに似合いね

  君なら一人でやって行けるさなんて

  勝手に決めてズルいじゃない

 

 

もう30年以上前になるかな。

当時付き合っていた彼女が

一本のカセットテープを貸してくれた。

高橋真梨子みたいな雰囲気の声で歌ってたが、

上の曲の一部は長期記憶に収納されたらしく

歌詞の一部とメロディも思い出せる。

しかしながら、検索しても出てこないんだよね。

忘れられた歌なんだろう、悲しいことに。

 

 

  好もしからざる女だった君の

  監禁された歌を聴いていると

  酒さえもいらないと思ったものさ

  もういちど君が僕の退屈さを

  盗んでくれるなら

  すべての女と縁を切ってもいい

  そうさ君がいた頃の

  この部屋の扉は

  いつだって夜に向かって開かれて

  マネキンさえ踊る

  陽気なブルースを歌ってたよ

  君が去った後は

  君が去った後は

  君が去った後は

  てんではっぴいになれないんだよ

 

 

岡本おさみ作詞の『君去りし後』だが、長い間彼がひねり出した創作だと思っていた。

ところが数日前にこの歌を聴きたくなったが、タイトルを失念し『好もしからざる女』で検索したら

ひょんなことから、とあるブログを開いてしまう。

このブログによると、どん底の状態にあった岡本おさみが新宿のライブハウスで出会った無名の女性シンガーを歌った詞らしい。

このことは、岡本おさみの『旅に唄あり』に書かれているようだが、ちょうど復刻新版を買っていたんだった。

でもまだ、読むのが怖い。

 

 

何が言いたいかというと、

巻頭の詞は、

もしかしたら岡本おさみが出会ったシンガーの歌じゃなかろうか、

ということ。

 

 

帰ってきた「うみ」

ゆうべは、うみはもう帰って来ないだろうなと思いつつも秘密の出入り口は開けておいたら、21時半頃うみがひょっこり帰ってきた。

え?と驚きつつも家じゅう大喜び。

やはり何かに追いかけられていたのだろう、飲食中もしきりと周りを気にしていた。

たった1日とはいえ、うみロスは堪えた。

でも肉体的にはケガもなく帰って来てくれてよかった。

「うみ」はある朝突然に

今日も昨日と同じような一日かと思っていたら、メス猫の「うみ」がいない。

3年前に兄弟の「そら」が病死したが、その後は老オス猫と穏やかな日々を過ごしていた筈だったのだが。

夜中に野ネズミやモグラを捕まえることがあり、秘密の場所から出入りするようにしていたが、ゆうべも出て行って何かがあったのだろう。

たまに姿をみせていた野良猫か夜行性の動物に追いかけられたか、もしかして蛇に噛まれたか。

動けなくなっているのか、迷子になっているのか。

ど田舎なので一歩家をでると雑草のジャングルがあちらこちらにあり、とてもじゃないがしらみつぶしに捜す訳にはいかない。

それでも朝から声を掛けながら周辺を捜してみたが行方知れず。

怪我をして動けなくなっているのか、離れた場所で迷子になって途方に暮れているのか、考えたくもないがもう動いていないのか。

ペットを飼うということは、ほとんどの場合ペットが先にお別れとなるけど、穏やかにお別れしたいと思う。

 

 

『100冊の徹夜本』への前振り

 

リンクを貼ってみたが表紙がでないのは残念。

30年以上前になるのかな、『通販生活』というカタログ誌が送られてて「へー」と思いながら見てたものだった。

通販というと「安かろう悪かろう」というイメージがあったが、『通販生活』は「高かろう良しかろう」というイメージで頻繁には利用できないが何回かは利用させてもらった。

ただ、途中からか最初からかカタログは有料らしくて、ほっておいたらいつの間にか送られてこなくなって現在に至る。

 

『100冊の徹夜本』はその『通販生活』に掲載されていたんだろうと思う。

奥付をみると、1992年11月25日第1刷発行、1995年2月1日第4刷発行とある。

30年も前なのだな。

1995年というとAmazonやブックオフオンラインがあったのかどうか。

あったとしても利用していなかったと思うし、古書店は入ったこともないので、もっぱら利用していたのは片道1時間かかる近所のブックオフ。

田舎者は神保町へ行けばどんな本でも入手できると思い込んでるし、ブックオフに行けばそこそこの本は入手できるものと思ってしまう。

で、『100冊の徹夜本』を読み込んで(パラパラとページをめくった回数や時間はこの本が最多だろうな)紹介されている本の中で読みたくなったものを十数冊リストアップして、意気揚々とブックオフに行ったら見事に空振り。

 

次回は『100冊の徹夜本』で紹介されている本と、そのうちで私が入手した本をコメントなしで羅列します。

 

 

久しぶりに書こうと思ったが・・・

ブログを全く無視していた訳ではなく、本を購入すればリストに追記していたが、久しぶりに新規記事を書こうと思ったら、今浦島状態ですな。

Amazonにもリンクしたいが、以前はロゴが出てた気がしたけど今はないし。

 

で、貼ってみたけど結果が分からないな。

とりあえず今日はここまで。

「たった三つで死んでゆく」

今朝、オス猫の「そら」が亡くなった。

三歳だった。

 

3年前の春に生後2週間くらいのオス猫とメス猫を友人からもらった。

オス猫は「そら」、メス猫は「うみ」と名付け、子育てに格闘した。

特に「そら」は何にでも噛みついたり食べたりするので、それなりに気をつけてはいたが、なにしろ哺乳瓶の吸い口まで齧って食べてしまったほど。

 

フローリングしてある6畳間を猫の部屋にして、トイレも分かるようになり、去勢もした。

田舎で隣まで100メートルくらいはあるので休日はほとんど放し飼いだが、あまり遠くまで行かず、車が通る道路も避けるようにしていたので安心していたが。

 

去年の夏だったか、トイレの掃除をしていたら「そら」がおしっこをするところで、なんだか少し時間がかかるようだが出てるから大丈夫かなと。

私が小さいころから犬や猫を飼っていた時期もあったのだが、病気らしい病気をした犬や猫を見たことがなかったのでまさか病気をは思わず。

 

年末にかけて「そら」の元気がなくなり、トイレに行くがおしっこが出てないことに気がついてビックリ。

年末の30日なので近場の獣医は連絡がとれず、ネットで探して車で1時間ほどの獣医さんに連絡がとれて、連れて来いと言うので急行した。

そこの80歳に近い獣医さんが言うには、うちに來る猫の病気はおしっこがでなくなったオス猫がほとんどで、助かるかそうでないかは五分五分。

老齢な個人獣医ゆえ手術設備もなく、カテーテルや点滴で様子を見るしかないようだ。

 

しばらく預かってもらい、おしっこもでて食べられるようになって引き取ると、そのうちに出なくなり食べなくなりの繰り返し

獣医さんの言われるとおりに餌と暖房と水には細心の注意を払っていたつもりだったが。

 

入退院を繰り返すうちに、獣医さんも匙を投げたのか、最後は自宅でと引き取ったのが4月7日。

3日くらいしか持たないと言われていたが、3日目の朝に奇蹟が起きていた。

寝ていたところがびしょびしょに濡れていて、夜中におしっこがでたらしい。

これで治ったと喜んだが、よくよく見るとどこかが破れてそこから出たみたい。

それ以降は垂れ流し状態だが、それでも出ないよりはマシと思ったが、やや元気になって少しは食べられるようになったのはしばらくで、「そら」がしきりに患部をなめるので穴が塞がったのかでなくなってしまった。

 

水は飲むし少しは散歩するので、またおしっこが出ないかなと待っていたのだが、今朝7時15分についに永眠。

 

「そら」、ごめんよ。

病気にもっと早く気付けば簡単に治療ができたかもしれないのに。

情けない飼い主のせいで、もっと生きられたのに。

眠るような死に顔に涙が止まらない。



 


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ファイル5「きさらぎ駅米軍救出作戦」

ファイル6「果ての浜辺のリゾートナイト」

ファイル7「猫の忍者に襲われる」

ファイル8「箱の中の小鳥」

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「お悔みなさいますな晴姫様、と竹拓衆は云った」

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