黒澤公人のドキュメンテーションシステムの100年(1960年-2060年)

黒澤公人のドキュメンテーションシステムの100年(1960年-2060年)

一次情報ダイレクトアクセス時代のドキュメンテーションシステム



(1)出版事情

 書店のスペースが限られているので、新刊の売れ筋程度しか置くことはできない。(数週間程度)

 書店には、出版から数週間程度の本しかない。

 

  では、それ以前の本は、どのように読むのか。

  書店に注文する。2週間は待たされる。(オンライン書店い以前の場合)

  絶版の場合もある。

 

  古本屋で、探す。ない場合もある。

 

  図書館で借りる。(他の人が読んでいる場合は、予約をつけて、辛抱強く待つ。)

 

  電子書籍の時代になると、数年、十数年、数十年の電子書籍を、蓄積可能になる。

 

(2)図書を返却させる方法

 

   図書館の問題は、図書を貸し出すことではない、いかにして、図書を返却させるかだ。

   書店の場合は、一方向に販売をすればいいのだが、図書館の場合、貸出、返却という循環を生み出す必要があるが、返却というのは、なかなか難しい。非常に優秀な利用者だけが、できるので、図書館に非常に優れた利用者がいることが非常に重要。

 

   電子図書館になると、紛失も、延滞もなくなる。

   

(3)図書館の収集

 

   書店に売っている図書館で、自由に購入購入できるので、どのような図書をコレクションすることができ、自由に樫田石することができる。

 

   電子図書館で、利用できるかは、出版社に決定権があり、紙で市販されているものや電子書籍で販売されているかといって、電子図書館で、利用できるとは限らない。

   電子図書館で利用できる電子書籍の価格も、出版社が決定する。通常、電子書籍の3倍程度。(再販制度ではないので、価格を自由に決定できる。

 

図書館は出版経済を阻害しないために、不便でなけければならない。1冊の本を、予約つけて順番に読む。

 

図書館が1万館あれが、図書館に1冊づつおかれれば、1万冊販売できることになる。1万冊売れるなら、なかなか、ヒットではないかとおもうが、出版社の図書館ビジネスは、どのようになっているのだろうか。

 

(3)図書館で購入する図書は、地域の書店から購入できない理由

 

   図書館で図書を利用できるようにするためには、目録データ、バーコード、ICラベル、フィルマーなど、手間暇がかかる部分がある。それ専用の会社から購入する必要があるため、図書館で、地域の書店から購入できるわけがない。