だいぶ前にコメントをいただきましたが、「本門戒壇の大御本尊を受持の対象としない」という宣言は、大きな衝撃でした。
創価学会創立以来の大方針を一大転換したことになりますからね。
「大きな衝撃」という表現を使いましたが「ショックを受けた」ということではなく、何の前触れもなく突然の発表だったので驚いたという感じです。
いや、任用試験の内容も徐々に変化してきていたので、まったく前触れが無かったわけでもないですかね。
いずれにしても「いよいよ発表したのか」という興奮とともに、原田会長の発表を読み、自分としては、逆にすっきりしたというのが正直な感想です。
私は、青年部時代に森中教学部長に質問したことがあります。
十数年前なので細かい内容は再現できませんが以下のような趣旨です。
「我々は、もう大石寺に行くことはできず、大御本尊を拝むこともできません。大御本尊が後世の偽作であるという話も昔からあります。創価学会として、もう拝むことができない大御本尊と決別するという方向性は、考えられるでしょうか?」と。
これに対して教学部長は、「あなたは、どう思いますが?」と答えられ、私が「難しい問題で結論は出ていません」と言うと、「そういうことです」と一言だけ答えられました。
そんな経緯があったため、原田会長の発表に興奮し、「いよいよか」との思いを強くしたのです。