社長にもかなり怒られている毎日。
以前ブログにも書いたけど、短いスケジュール、厳しいリソースプラン。はじめての英語を種としたリソース。
この一つ一つの制限が最後にイシューとなってふきだした。
スケジュールは、トレーニング期間に制限をあたえ、クオリティが十分でないままローンチすることになった。リソースは、自分がいろんな分野をかかえこむことになり、やりたいこと、やるべきことが十分にできなかった。特にプロダクト知識が十分にないままのITに対して、ビジネス要件をだしてしまったことは後で大きなあだとなった。英語は言語というより、文化の違いを大きく感じた。日本では、ビジネス界の共通認識として、クライアントがえらいという立ち位置から、クライアントからの指令は基本的にすべて受け入れられる。あれを出せといえば、出す。
ただし、海外ではそうではないらしい。リクエストは受け入れようとする立ち位置に違いはないけれど、契約書に基づくものでなければ、普通にことわってくる。このプロジェクトでも、成果物を契約書内に定義しないために、プロジェクト期間中にすごくもめた。ただでさえ短いスケジュールに、もめる時間はかなり厳しかった。
前社のアウトソーシングプロジェクトでは、すべて契約書にもりこまれた。その分時間がかかり、契約書だけで約1年間を要した。その経験から今回フルに盛り込むことをしなかったし、同僚に相談した時に異常だと笑われもした。ただし、すべきだと今は思う。そういうやろかたを日本でもスタンダードにしないと成長しないと思う。成長というのは、外国の企業とするのはみずからをまもるためにもそれくらいしないとダメだということ。
著者 SK