フリーエンジニアを辞めました

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プロバイダー乗換え

2009年11月に家計節約のため、インターネットプロバイダーを乗換えた。

それまではhi-hoというプロバイダーと契約して8MbpsのADSLを利用していた。

11月にDTIというプロバイダーに乗換えた。乗換え後も8MbpsのADSLを利用している。

なぜ同じADSLで、しかも同じ通信速度なのに、プロバイダーを乗換えると家計の節約になるのか?

その答えは価格.comなどの比較サイトをを経由してプロバイダーに申し込むと、キャッシュバックを受けられる特典があるからだ。

だから1つのプロバイダーを使い続けるのではなく、適当な時期にプロバイダーを乗換えると、キャッシュバックを利用して通信料を安く抑えることができるのだ。

ただし通常はプロバイダーとの契約を一定期間以上継続しないとキャッシュバックを受けられない。さらに、一定期間内に解約すると違約金が発生する場合もあるので注意が必要だ。

多くの場合、2年程度は使い続けることになるだろう。その場合の通信費は8Mbpsなら約1000円/月。何もせずに通常の料金を払えば2000円余り/月である。

同じプロバイダーを2年以上利用しているなら、一度契約を見直してみてはいかがでしょうか。

フリーエンジニアを辞めました

ブログのタイトルを変えた。これまで「フリーエンジニアになりました」だったが、「フリーエンジニアを辞めました」になった。


タイトルどおりフリーエンジニアを辞めたのだ。


どうにかフリーを4年あまり続けることができたが、さすがに今般の不況を乗り越えることが出来なかった。


今回の不況は2つの意味でフリーエンジニアに困難な時期となった。


一つ目は純粋にIT投資の需要がなくなったこと。2008年のリーマン・ショック以降、世界中から需要が「蒸発」したと言われている。特にIT投資は企業の投資の中では、接待費や広告宣伝費の次に優先度が低いと言われている。IT投資の落ち込みは深刻だ。リーマン・ショックから1年がたった今でも、多くのソフトハウスでは仕事にあぶれた技術者が社内で待機している。


二つ目は企業がコンプライアンス重視に傾いたこと。数年前に大手家電メーカーが偽装請負をやって批判を浴びた。それ以降、メーカーを中心に偽装請負を疑われそうなことを避けるようになった。客先常駐でソフトウェアを開発する行為は、多くの契約では「請負」でやっているはずだ。ところが実態は請負なのか派遣なのかとてもグレーである。


そのような背景のなか製造業(とそのグループ企業)を中心に「一人請負」を受け入れなくなった。チームではなく一人で常駐すると、第三者が見たときに「派遣」だと思われることを嫌っているのだ。


さらに個人事業主を受け入れない動きも出てきた。企業が保険や雇用責任を免れるために、社員として雇うのではなく、労働者に個人事業主として請負契約を強いる企業が社会問題化した。そこで当局が雇用契約の適正化を促すようになった。その結果、企業側は個人事業者との請負契約を敬遠するようになった。


二つ目のコンプライアンス重視は、不況の影響という側面もある。景気が良くて技術者が不足していれば、コンプライアンスなど気にせずに技術者集めに走るだろう。


そのような背景の中、フリーとして仕事が取れなくなった私は、あるソフトハウスの社員になった。ハローワークで求人を探して見つけた。フリーで4年間やってきたが、営業力が全くなかった私は今回の不況を乗り越えることが出来なかった。


(仕事があったときの)フリーと比べるとサラリーマンとなって収入は激減した。ただし、今の会社はそれなりの人数の営業を雇って、営業力があるので、就職してまもなく常駐先が見つかった。


こんなブログをやっているとフリーになりたいという方から相談のメールを寄せられることがある。いまはフリーになるには最悪の時期だ。フリーになるなら、景気が回復するまで様子を見るべきだろう。

書評『デッドライン-ソフト開発を成功に導く101の法則』

久しぶりに面白い本を読んだ。小説という形態をとったプロジェクトマネジメントのハウツー本。

主人公はベテランのプロジェクトマネージャであるウェブスター・トムキンス。米国のとある企業に勤めているが、リストラの憂き目に会う。そんな折、外国の工作員に拉致される。連れて行かれたのは、旧共産圏のモロビア。

モロビアの国家大総統(NNL)がモロビアを世界一のソフトウェア輸出国にするという目標を打ち立てた。モロビアは教育水準が高く、十分な数のプログラマーがいる。いないのは優秀なプロジェクトマネージャである。拉致されたトムキンスは、6つのソフトウェア開発プロジェクトのマネジメントを任される。

6つのソフトウェアを開発するのだが、18チームが編成される。プロジェクトを取り巻く環境が、生産性にどのような影響を与えるかを観察するために、3つのチームが同じ製品の開発を競い合う。題して「プロジェクト管理実験室」。

トムキンスは、プロジェクト管理実験室で様々な課題に直面する。周りのスタッフに支えられそれらを解決していく。その中でソフト開発を成功に導く法則を発見していく。

というのが筋書き。

国家大総統は米国人の実業家で、レバレッジド・バイ・アウト(LBO)という手法で、モロビアを買い取ってしまったという、漫画のような荒唐無稽な設定。

そのほかにも、トムキンスを取り巻く登場人物は一癖もふた癖もある個性的な人たちばかりで、これらの人々が物語を面白くしている。

構えずに読めるプロジェクト管理の指導書的な存在である。


デッドライン―ソフト開発を成功に導く101の法則

ひき逃げの検挙率

先月、運転免許証の更新があって、警察署に行ってきた。


ご存知のように免許更新の際に、更新者は交通安全教育のビデオを見ることになっている。


私が見たビデオに、交通刑務所の受刑者にボランティアで交通安全教育を行っている、警察OBのインタビューが収録されていた。


その警察OB曰く、「交通刑務所に送られてくる受刑者のほとんどは、飲酒運転で事故をしたか、ひき逃げで送られてくる。事故を起こして逃げても必ず捕まるんだ!絶対に逃げようなんて思ってはいけない。」と力説していた。


交通安全の教育ビデオだから、さすがに「我々警察も捕まえられないことがある」なんて言えるはずもないが、私の母親は3年前に自転車を運転中にひき逃げにあい、いまだに犯人は捕まっていない。


では実際にどれぐらいの割合で捕まるのか調べてみた。

平成19年度のひき逃げ事件の検挙率

 死亡事故 91.0%

 重症事故 51.2%

 全検挙率 33.1% (平成20年度 犯罪白書


気をつけて見てもらえれば、そこら辺に「この場所で交通事故がありました。目撃された方は○○警察までご連絡ください」と書かれた立て看板を目にするはずだ。


捜査員の人手不足なのかも知れないが、検挙率が低いことが気になる。人を轢いても「逃げたほうが得」なんて不届きな輩が増えないか心配だ。


ちなみに私の母は背骨を圧迫骨折して2ヶ月入院した。今でも後遺症のために、家で半分寝たきりのような生活を送っている。


母を轢いた犯人が何事もなかったかのように日常生活を送っているのだろうかと思うと腹立たしく、やりきれない思いだ。


SOHOって意外と

いま、右を向いても左を向いても、景気の悪い話ばかりだ。

2006年10月から、あるメーカーで社内向けシステムの開発に携わっていた。その開発プロジェクトが今年の3月にカットオーバーを向かえ、無事に終わった。


しかし、間の悪いことに、今の不景気では次の仕事がない。仕事仲間のSEに状況を聞いても、どこも「仕事にあぶれた技術者が自社で待機している」って話ばかり。

私自身も世間一般と違わず、次の仕事が見つからない。通常の時なら幾つも案件があって、応募すれば、ほぼ100%、面談まで進むことができるのだが、今は案件が出てこない。月に1、2件あるかないかの状況だ。そんな状況だから、技術者を1人募集すると、50人以上の応募が殺到するらしい。


ところが、たまたま知り合いから、小規模な開発の話をまわしてもらえた。webアプリの開発で言語はPHP、DBはMySQLで行った。作業は自宅で、全くの一人で請負う開発である。


これまで客先常駐の仕事をしていて、請負の仕事に強い憧れがあった。なぜならば、客先常駐で時間生産の仕事をしていると、仕事を早く片付けると、新たな仕事が回ってくる。やる気を出して生産性を高めるほど、しんどくなる。請負だったら、仕事をたくさんこなせば、その分だけ自分の収入に反映されるはずだ、と考えていたのだ。


いざ請負の仕事をして分かったのだが、SOHOは意外と単価が安かった。体ひとつで客先に常駐すればお金がもらえるSES契約より、作業場所の確保や光熱費もかかり、予算が膨らむリスクだってあるSOHOの方が2~4割は単価が安い。


そういえば、正社員の求人案内をネットで探すと、小さな開発会社のWEBプログラマの月収は、せいぜい20~25万円といった程度だ。


仕事がたくさんあれば、単価が安くても、効率よくやって数をこなすことで、収入を増やすこともできるのだろうが、残念ながら、今のご時勢では休みが増えるだけだ。


嘆いても仕方がないのだが、早く景気が良くなってほしいものだ。

階級会社と労働貴族

2006年10月から2009年3月まで、某メーカーの社内システム開発に参画した。これから話す内容を理解しやすくするために、まずは簡単に契約の構造を説明しておきたい。


件のメーカーは80社あまりでグループを構成している。そのグループ本社が発注元であった。1次請けはグループ子会社のA社。そのA社はさらに4つのソフトハウスに再委託した。再委託は全工程に渡って委任契約。つまりA社の事務所に常駐して、時間精算する契約だった。


2次請けの4社のなかの1社をB社としよう。B社はさらに別の会社に再委託した。つまり3次請けである。その3次請けのなかの1社が、これまでのブログで時々登場する「関西コンピュータ」だ。私は関西コンピュータを通して、このプロジェクトに参画した。


契約構造を多くの人が馴染み深い言葉で言い換えるとこうなる。


某メーカーが発注元。
A社は元請。
B社は下請け。
関西コンピュータは孫請け。


私はひ孫受けということになるが、関西コンピュータは「請ける」というより、営業を代行するだけなので、実質的に孫受けだったと言えるだろう。


さて、ここからが本題。


階級社会という言葉をご存知だろうか。階級社会とは生まれたときから自分が所属する階級が決まっていて、原則的に他の階級に移ることができない社会のことである。例を挙げると「士農工商」やインドのカースト制度がある。


階級会社とは私の造語だが、階級社会のように入社したときに「階級」が決まり、原則的に他の階級に移ることができない会社のことだ。


私が見た限りの話という前提であるが、前述の某メーカーも階級会社だった。グループ本社がピラミッド構造の頂点に位置している。それを支えるのが、A社のようなグループ子会社である。さらに底辺には今話題の派遣労働者たちがいる。


某メーカーの場合は、グループ本社の社員は強い労働組合に守られていた。長期休暇と安定した雇用。生産性に見合わない高い給料をもらっている人も少なくない。


一方でA社のような子会社には労働組合がない。長時間労働と有名無実化した夏季休暇と年末年始休暇。


お盆や正月に本社の社員が10日間連続で休む一方で、A社の社員は申し訳程度にしか休みを取れていなかった。おまけにほぼ毎日、深夜残業をしている。そして何より、本社の社員に比べて、A社の社員は給料が安い。A社社員の話では、本社社員のおよそ半分程度だという。


最近になって「労働貴族」という言葉を知った。失業率が上昇しているこの時期に、春闘で賃上げを要求した人たちのことを、あるメディアがそのように言っていた。


「貴族」という言葉から、下位階級の人たちから搾取する社会制度を連想した。労働貴族とは、なんともピッタリなネーミングである。

プロマネ受けてきました

10月19日(日)に情報処理試験のプロジェクトマネージャを受験してきた。プロマネを受けるのは今年が初めて。

プロマネは独立行政法人 情報処理推進機構が実施する試験だ。合格証には経済産業大臣の名前が書かれている、そこそこ権威のある試験である。

プロマネかつては7~8年前に試験制度が改定されたときに、新たに登場した試験である。「特殊」という試験がアプリケーションエンジニアとプロジェクトマネージャに分かれたらしい。歴史が浅いためか、40代以上のSEには、試験の存在を知らない人も少なくない。しかもまた1、2年後に試験制度が変わるらしい。資格試験は知名度が命なので、ころころと制度を変えられると困るのだがプンプン

プロマネの試験は午前、午後I、午後IIの3部構成。私は昨年のアプリケーションエンジニアに合格したので、午前の試験を免除されていた。

午後Iは記述式試験。記述式とは設問に対して20~40文字で解答するスタイルの試験。問題は4つあり、そのなかから3つを選んで回答する。それぞれの問題に設問が6~8問ある。試験時間は90分なので問題1つあたり30分で回答しなければならない。

私が1つ目の問題を終えたとき、35分が経過していた。このままではいけない。ペースを速めなければえっ
気を引き締める。2つ目の問題を終えたとき、既に70分が経過していた。残り20分しかない。やばいガーン
最後の問題に取り組む。半分ほど回答し終えたところでタイムアップ。

全て回答し切れなかった。恐らくこの時点で、合格はほぼ無理だろう。午後IIの試験をほっぽり出して帰りたいという誘惑に駆られる。しかし何事も経験だ。やはり受けるだけ受けておこう、と思い直し試験会場に留まることにした。

午後IIは論述式。3つのテーマを与えられる。ある課題に対して、1つを選択して2400字程度の小論文を記述する。与えられたテーマに対して、自分が実際に経験した問題と、それをどう解決したか。これが午後IIで求められる論述のポイントである。

試験が始まって、3つのテーマにさっと目を通す。どれも馴染みがないテーマばかりむっ
それでも、書けそうなテーマを選んで論文を書き始める。

選んだテーマを要約すると、「情報システム開発で利用部門の協力を得られなかった事例と、その対策を述べよ。」といったもの。

とりあえず書き始めるが、600文字ぐらいで詰まったあせる
私はソフトハウスのアプリケーションエンジニアの経験しかない。

プロマネとしての実務経験がないので、このテーマでは具体的な事例が書けない。利用部門の協力を得られないリスクがあれば、委任契約にして自社のリスクを減らす、といった一般論ぐらいしか思いつかない。一般論だけでは600文字が限界だった...

ということで、初めてのプロマネ受験はあえなく惨敗。論文試験が難しいのは分かっているが、せめて来年は午後Iの記述式だけでも突破できるようにしたい。

富士登山

お盆休みを利用して富士山に登ってきた。


日本人なら一度は登りたい富士山富士山。ネットで調べたらバスバスツアーが幾つかあったので、意外と手軽に行けそうだ。実際、神姫バスのツアーを利用して富士山に登ってきた。


夜行バスで行き、山小屋に泊まり、ご来光を拝み、温泉温泉に浸かる。

盛り沢山でハードなスケジュールだった。


その時の日程。
1日目 21:50 難波出発。新大阪、京都で乗客を乗せて山梨へ向かう。
2日目 9時頃 富士山5合目到着。登山開始。14時頃8合目到着。山小屋泊。
3日目 (2日目の)23時頃 8合目出発。3時頃山頂到着。5時 日の出。
     5:15頃 下山開始。10時頃 5合目到着。バスで西湖へ移動。
    13時 温泉&昼食。14時半 西湖出発。21時 大阪到着。


富士登山の感想
普段からフィットネスに通ったりテニステニスをして運動しているので、体力的には問題なかったが、高山病に悩まされたガーン。登りも下りも頭痛に悩まされた。また軽い吐き気も続いた。


バスツアーの参加者40名で登り始めたが、途中でリタイアした人は7名。5~6人に1人は山頂に立てない。それだけ富士登山は本格的な登山なのだ。


登っている間は暑いのだが、止まると汗が冷えて寒い。100M上昇する毎に気温は0.6度下がる。山頂は下界よりも20度以上も寒いのだ。特に山頂でご来光を待つ時間の寒さは過酷。しっかりとした寒さ対策が必要。


しんどい分だけ、山頂から見る景色は感動!!

ご来光の瞬間、思わず「おぉ~ビックリマーク」っと声が漏れるほど、神聖な光景だった。

山頂から望む日の出前の風景


朝日を待つ人たち

朝日を待つ人たち

ご来光
ご来光の瞬間


お盆の富士山は登山客が多かった。トイレの混み具合などを考慮して、ガイドさんが休憩場所や時間を調整してくれる。そのような意味でも、ガイドと一緒に登るツアーをお勧めする。


神姫バス

http://www.shinkibus.co.jp/index.html

フリーの損益分岐点

フリーエンジニアの大半は、サラリーマン時代よりも多くの収入を得ているはずだ。もしフリーの方が収入が低ければ、サラリーマンに戻っているはずだからだ。


短期的にはフリーの方が収入が多くなる。では、長期的にはフリーとサラリーマンのどちらが得なのだろう?


そこでフリーとサラリーマンの生涯賃金を試算してみた。生涯賃金は30歳から仕事を辞めるまでを累計。サラリーマンの場合は退職金も含めた。計算を簡単にするために年金は考慮から外した。


【フリーの試算条件】
・30歳でフリーに転向
・手取り年収は600万円


【サラリーマンの試算条件】
・手取り年収は400万円
・65歳定年
・退職金は1000万円


■30歳からの生涯賃金
フリー 2億1000万円
サラリーマン 1億5000万円


65歳まで働き続けるとフリーの方が生涯賃金は多い。単年度の手取りが増えているので、同期間で比較するとフリーが多くなるのは当然である。ではフリーの生涯賃金が1億5000万円を超えるのは何歳のときか?試算では54歳で1億5000万円になる。


この試算条件では損益分岐点は54歳である。何歳までフリーの仕事を続けられるか不安はあるが、54歳までならやっていけそうな気がする。


漠然とした不安があるときは、とりあえず試算をしてみると、不安が安心に変わることがある。

SEの口癖

友人が教えてくれたのだが、SEは「そもそも」が口癖だとあるブログに書いてあったらしい。言われて気付いたのだが、私もよく「そもそも」を使う。注意して同僚たちを見ると、職場は「そもそも」が激しく飛び交っている。


そのブログの著者によると、「そもそも」は話の腰を折って結論を述べる言葉らしい。


「話の腰を折って」というニュアンスに違和感を感じるのだが、「そもそも」と言いながら議論を問題の核心に誘導するほどの論客も滅多に見かけない。


ところで、私の知っている人に「要するに」が口癖のSEがいる。彼が「要するに」と言いながら話をするとき、論点が纏まっていることは滅多にない...あせる

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