認定NPO法人国境なき子どもたち(KnK)ブログ
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KnKブログ移転のお知らせ

国境なき子どもたち(KnK)ブログは以下に移転いたしました。
http://knk.or.jp/blog

今後は「スタッフ日記」として、現地の子どもたちの様子や
活動の小話をお楽しみいただけますと幸いです。

今後ともKnKブログをどうぞよろしくお願いいたします。

国境なき子どもたち
事務局一同

カレン祭り2014!(ミャンマー)

はじめまして。ミャンマー派遣員の原です。

私たちが事業を実施している場所はカレン州。
長年続いた紛争で住んでいた地域、もしくは国自体から避難せざるをえなくなった人々が
また元の土地で安心して暮らせるようになるために、生活環境の整備に努めています。
具体的には、老朽化してしまった学校の修繕や学用品の提供などです。

まだ事業が始まったばかりですが(困難の連続で「やっと!」と安堵しているところです。。)、活動の進捗も徐々に公開していければと思っています。


さて、今回は事業とは少し関係のないここカレン州での最近の出来事をお伝えします。


KnKはJPF(ジャパン・プラットフォーム)が立ち上げたプログラムの下、他の日本の団体さんと協力しながらカレン州で事業を進めることになります。

その一環で、11月7日から11日までの5日間で開催された、“カレン祭り2014”では
KnK、JPF含む日本のNGO8団体のカレン州での活動や日本文化の紹介をすることになりました。

ブースの一画がお祭りを主催するカレン州政府より与えられ、各団体のパネルが展示されました。

ブース前にて、NGO集合写真

KnKパネル(女性ローカルスタッフ力作)前にて

残念ながら、KnKはまだ活動自体がスタートしていなかったため、団体紹介と、今後のカレン州での事業(予定)紹介をすることにとどまってしまいましたが、パネルにちょっとした工夫をし、見に来てくれた人たちからカレン州の子どもたちに向けたメッセージを書いてもらうことにしました。

もちろん、子どもたち自身もなりたい自分や思いを自由に書けます!

メッセージボードに何やら書き込む男性

小学校教師からも

もちろん子どもたちからも

ボードに収まりきらないほどのメッセージが!


「カレン州の全ての子どもが平等に教育を受けられますように。。」
「勉強して、次の世代や地域の役に立ちたい!」
「学校をきちんと卒業して、夢を叶えたい(てほしい)!」
まだまだ教育の普及が都会に比べると乏しいカレンの人たちの思い。


「教育を受けた子どもが輝かしいカレンの歴史を創り上げますように。。」
「(カレン州が)子どもの夢や未来を約束できる社会になってほしい。」
「子どもたちの将来に権利、機会、平和を!」
「何が正しいのか(真実)を見極め、常に知る努力をしなさい。」
紛争の影響でまだまだ情勢が不安定なカレン社会に対する大人たちからの意味深いメッセージも。

そのほか、日本文化の紹介として、各団体が当番制で折り紙教室や浴衣、
ハッピの試着も担当することになりました。

折り紙教室;日本人の先生を筆頭に

ローカルスタッフだってこの日のために特訓しました!

着付け終了(ロンジー下から出ちゃってますが

ハッピを着てはしゃぐ子どもたち

このお祭りを通して、カレン州の方々に日本の団体の活動を理解してもらえただけでなく、
文化交流の場を設けたことで日本という国に興味を持っていただけたのではないかなと
実感しています。毎年開催されるので、来年は日本の団体でステージ枠をもらって、
出し物(カラオケとか?)なんてしちゃおうか~なんて話も出ていました!

最後に、カレン州のお祭りって全体的に結局どんなの?と思われている方も多いはず。

日本のお祭りを想像してください!屋台もあれば、小さな小さな遊園地までお祭りの
期間中は設置されます。有名アーティストだってこの日のためにわざわざヤンゴンから
カレン州にやってきます。日本と同様、いやそれ以上に(!?)大きなお祭りなのです。

屋台の数々

わたあめあります

(奇妙な)お面も売っています

高速回転人力観覧車!


ミャンマー南東部カレン州にて、どこか懐かしい“日本の夏”を感じたひと時でした。

それでは次回は事業のご報告を。

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「いいね!」でバングラデシュの子どもたちを応援!(11/16まで)

こんにちは。バングラデシュ派遣員の渡辺です。

11月16日(日)まで、KnKがバングラデシュで運営しているストリートチルドレンのための
ドロップインセンター事業の支援を、株式会社フェリシモ「地球基金プロジェクト」で
呼びかけています。



ドロップインセンターの様子。詳しい事業内容は以下のリンクからご覧になれます
▼詳しくはこちら▼
http://urx.nu/dBTS

事業の助成金を獲得するためには、国境なき子どもたちのプロジェクトへの、
より多くの「いいね!」が必要です。皆さまの温かな「いいね!」をお願いいたします!

さて今回は「いいね!」にちなみ、バングラデシュのFacebook事情についてです。
みなさん、バングラデシュ人はパソコン持ってなさそうだし、Facebookなんて
やっていないんじゃないの?と思っていませんか。
それが、実は驚くほどバングラデシュでは若者を中心にFacebookが広く浸透しています。

ある統計によると、2014年5月の時点でバングラデシュのFacebook利用者は740万人、
そしてそのうち640万人は携帯電話からFacebookへアクセスしているそうです。
そして現在では、バングラデシュ人の携帯電話所有者の半数以上が、
なんとスマートフォンを使っているらしいのです。

日本人もびっくり!ですね。ちなみに日本人の私は、カメラも付いていない
基本的な携帯電話をこの4年ほど愛用しています。
シンプル・イズ・ベスト!

もちろん、私たちが一緒に活動をしているプロジェクトスタッフもFacebook大好きっ子たちです。私が個人的に行った統計では、スタッフにおけるFacebookアカウント所有率は89%という結果が出ています。さすがミーハーなプロジェクトスタッフです。

・・というわけなので、先日、センターのスタッフたちに、フェリシモさん「地球基金プロジェクト」上のドロップインセンター事業説明の写真を見せ、軽く説明しました。

「私たちの事業の助成金をもらうために、たくさんいいね!を集めてるんだよ。
みんなFacebookにログインして、この写真の下の青いとこ押しといてねー」、という
程度だったのですが、このFacebook手法はスタッフにとってとても新鮮だったようです。
みんなに教えるね!と手を振りみんなが帰っていったのが、週末が始まる前日の夕方でした。

そして週末最後の夜、スタッフから電話がかかってきました。
「いまパソコン開けられる?フェリシモさんのいいね!の数、見てみてよ」
覗いてみると、2日前までは「41いいね!」だったのが、
なんと「124いいね!」になっていました。

すごーい、いきなり3倍くらいに増えてるねー、と驚くと、
なんと彼らは週末を返上して知り合い全員にFacebookメッセージを送り、
電話をし、いいね!数獲得にあくせく走り回っていたそうなのです。
「すごいでしょ、頑張ったんだよ。誰も日本語読めないのに」、と。

これは私も頑張らねば!とFacebook上で宣伝をするとともに、
今こうしてブログ記事を書いています。

みなさんも、どうぞご協力をよろしくお願いします!

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【「いいね!」でバングラデシュの子どもたちを応援!(11/16まで) 】
http://urx.nu/dBTS

株式会社フェリシモ「地球基金プロジェクト」でのあなたの「いいね!」が、バングラデシュで暮らすストリートチルドレンの 支援に繋がります。

事業の助成金を獲得するためには、国境なき子どもたちのプロジェクトへの、より多くの「いいね!」が必要です。皆さまのご協力をお願いい たします!

★投票方法は簡単★(期間は11/16まで!)
①株式会社フェリシモの「地球基金プロジェクト」ページを訪問する
http://urx.nu/dBTS
②バングラデシュのストリートチルドレンに教育と安らぎを!
(認定NPO法人 国境なき子どもたち)プロジェクトに「いいね!」する

皆さまの温かな「いいね!」をお願いいたします!
http://urx.nu/dBTS



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ある日の難民キャンプの授業

こんにちは!ヨルダン事務所でインターン中の井藤です。

今日のザアタリ難民キャンプの授業は興味深かったですー!
音楽の授業だと聞いていた時間、いつも通り子どもたちがはしゃいで一斉に教室に入ってきました。みんなワイワイ・ガヤガヤ、あっという間に席が埋まって教室が満杯です。

さあ授業の始まりは、挨拶からです。
日本でもやりますよね。
先生「おはよう!」
生徒みんな「おはようございます!!!!!!!」


あれ、この先生、音楽じゃないよな?と思っていたら、他の先生たちの姿が見当たりません。

どこに行ったのかなあ?と思っていたら、みんな一斉に教室のドアから入ってきました。

…だけどなんか様子が変

入るや否や、教室の前で押し合いへし合い。イスを取り合ったり、乱暴に物を置いたり、あっちこっちと落ち着かなかったり。近くにある楽器をイタズラで触って音を出したり、他の先生たちにちょっかいをかけたり。


!?!?!?!?!

一方、子どもたちは大爆笑!みんな好奇心満々で食い入るように見ています。



一緒にいたスタッフに、「ねえねえ、これ何なの??」と聞いてみると、
そのスタッフも大爆笑中。「いやね、子どもたちがいつも教室に入ってくるときの様子を再現してるのよ!」

そうなんです。
子どもたち、元気いっぱいなのはとっても素敵ですが、いつもちょっと元気がありあまりすぎて、他の子ともめごとにになったり、落ち着いて授業を受けれなかったり、とこんな光景がここザアタリ難民キャンプではよく見られます。
もちろん難民キャンプの中でエネルギーを発散できる場所がないということもありますが、きっと心の中にいろいろあって、落ち着かないということもあるのでしょう。またきちんと教えてくれる大人が周りにいない、というのも大きな一つの要因だと思います。

先生たちの寸劇はさらに続き、子どもたちに扮した先生たちが殴り合いのケンカを始めてしまいました。
「お前が先にやったんだろ!」「お前が悪い!」と収拾がつかなくなってしまいました。


先生役の先生が、ちょうどその日授業を見学に来ていた保護者の方まで巻き込んで、本当に保護者役になってもらい、ケンカした生徒の親御さんとして呼び出して…と本格的です。

さて、終始大爆笑の寸劇が終わったところで、ここからが大事なところ。

先生「この劇に込められたメッセージはどういうことだ?」


生徒「悪ふざけはしないこと、ケンカしないこと、他の人を思いやることです」


他にも授業中に許可なく外に出たり、水を飲み過ぎて何回もトイレに行かなくちゃいけなくなったりすることなど、いろんなことについて話がありました。

その後通常の音楽の授業があり、帰りどうなるかな…と期待半分・心配半分で見ていたら、いつも時間がきたらみんな一斉にドアに向けて走り出し押し合いへし合いになるのに、今日はみんな落ち着いて列に並んで教室から出て行っていました!!!


先生たちの工夫を凝らしたアイディア、大成功です!!!!


この寸劇、元気いっぱいの男の子たちのクラスで何回か行われたのですが、その1回に、こんな素敵なエピソードがありました。

寸劇が始まる前、実際に1人の男の子が問題を起こしてしまいました。

「はじっこに立ってなさい!」と先生の厳しい対応です。
でも全然反省した様子はなく、はじっこで風船をいじって遊んでいます。

全体での挨拶が進んでいくころ、他の先生がきて、さらに教室の角に連れて行かれ、こっぴどく怒られました。
そしたら、さっきまでの態度はどこへやら。ぐすぐすと泣き始めてしまいました。

怒られ終わった後も涙は止まらず、教室のみんなの後ろに、イスを置いて授業に参加することになりました。


しばらく、涙は止まらず、あらあらと思って見ていたものの、先に書いた先生たちの寸劇が始まると、その子も思わず大爆笑!
授業そのものが終わるころにはすっかり笑顔に戻っていました。

そして、教室から出るとき、教室の1番後ろにいたのですが、クラスの子がみんな並んでゆっくり出て行くのをちゃんと待って、最後に照れくさそうに教室から出て行きました。

これからのいいきっかけになるといいな、と微笑ましくなった1日でした。


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バングラデシュのプリスクール(小学入学前)支援

こんにちは。バングラデシュ派遣員の渡辺です。

バングラデシュの農村にある5つの非公式教育センターでは、
今年度からプリスクール(小学入学前)を始めました。

バングラデシュ政府が、子どもたちに小さな時から教育を!と、
プリスクールを全国に広めようとしているなか、付属のプリスクールを設ける公立小学校も
増えてきていますが、KnKが活動している農村部にはまだ行き届いていません。

一方で、農村部でも小学校は、子どもたちが入学する前に文字や数字などは
知っていることを基本としているようで、入学しても文字や数字の授業には
あまり時間を割かないそうです。

子どもたちが最初から遅れをとることのないようにと親は望みますが、
子どもたちの親の多くは読み書きができないため、子どもに教えることができません。
こうしたことから、今年の8月からKnKは、お試し期間として、
3つのセンターでプリスクール教育を提供し始めました。

さて先週、プリスクールでおこなったミニテストを見に行きました。

先生が子どもたちにわかる言葉でひとつひとつ問題の説明をし、みんなで一緒にやる、
という形式です。途中で血を吸うヒルがセンターにはいってきて子どもがべそをかいたり、
なぜか数人がいきなり踊りだす、といったハプニング(?)もありましたが、
無事に終わりました。



バングラデシュでは、テスト当日は新しいペンを持ち、きれいな服を着る、
という謎の習慣があります。この日の子どもたちはいつもよりおしゃれでした。

ドレスを着て来た女の子。

今回のミニテストは、自分の名前と住所、詩の朗読のほかに、
ベンガリ文字、ベンガリ数字、英記文字、簡単な足し算、引き算、と盛りだくさんです。

バングラデシュではベンガル語とベンガリ数字を使いますが、
小学校から英語やローマ数字を学ぶので、バングラデシュの子どもたちは大変です。



テストは1時間半で終わり、みんなで歌を歌ったあと家へ帰りました。


=おまけ=解答用紙==


なんとも惜しい・・・。


これは・・・。


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