友慶の高校が関東大会予選で優勝することができました。

地区予選から6試合、相手に得点を許さない完全優勝は高く評価出来ます。労を惜しまずに仲間のために走り続けた選手たちには感動しました。

本当は全試合見ているので、細かく試合内容や選手の特徴を伝えたいのですが、大会前なので自粛致します。この投稿は生業の売文ではなく、一保護者の呟きなのでご理解ください。

友慶ですが、相も変わらずセンターフォワードでございます。入学時84キロあった体重は71キロに、177、8センチだった身長は180センチになりました。

以前の友慶のイメージからすると、ずいぶんとシャープになり、かなり走る選手になったと思います。

もちろん《以前より》なので、走る方は今でも並です。時々相手の意表をついてボールをかっさらったり、突然走り出したりするときがあります。そのときは相手選手が膝をついたり、相手選手が仲間を罵ったり、口論の場面となるので、きっかけを作る友慶は悪い奴です。

ゴールをとることだけには執着があり、右、左、頭、身体……とそのスタイルにこだわりはありません。右足のキックはかなり強いですが、その足を振り抜いて弾丸ショートが見られるのはかなり稀です。形にこだわらないのが友慶の形なのかもしれません。

今大会はコンディションが上がらず、なかなかゴールネットを揺らすことができませんでしたが、決勝戦はらしいところを見せてくれました。親心としては嬉しさよりもホッとする方が先に来てしまいます。

仲間がつないで運んできてくれたボールなので、センターフォワードはゴールネットを揺らすことでその思いに応える義務があります。

『サッカーで一番大切なのは仲間を思いやること。思いやりだ』とは、恩師の諸田純一先生の言葉であり、私も指導者時代は選手たちに伝えてきました。もちろん友慶にも数えきれないくらい同じ話をしております。

息子の名前の友慶は、友と共に慶びを分かち合えること。友の喜びを感じ喜べる人、友に喜びを与えられる人になれるようにと思いを込めて名付けました。少しだけど、そんな場面になったかもしれません。

ここにこうやって記すことで、私たち家族の近況報告とさせていただきます。

母の日だったので、一番のプレゼントになりました。

27日の関東大会初戦は武南高校が相手です。東京開催なので、お時間許しましたら、いらっしゃってください。