駒崎弘樹さん、ご存じでしょうか?
フローレンスという病児保育のNPOを立ち上げた方です。
なんと、もともとは学生時代でIT関連会社の社長をやっていたという、経歴の方。
彼が書いた、『「社会を変える」を仕事にする社会起業家という生き方』に
非常に感銘を受け、すっかりこの人の魅力にはまっていました。
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うーん、すごいなー。
社会を変えるとまで意気込むLVの人ってこういう感じなんだなー、
でもなー、やっぱり昼夜なりふりかまわず働いたり、NGOって大変だろうなぁ。。。
というのが、僕の感想でした。
そんなとき、駒崎さんのつぶやき( @Hiroki_Komazaki )で知ったのが、
2009年に出版されていた、「働き方革命 ーあなたが今日から日本を変える方法」。
社会起業家の話だから、みんなもっと前向きにやって日本を変えていこうぜ!
という自己啓発的なものかなと思ってたんですが、
中身は、
「いかに定時でしっかり帰るかが日本を良くしていく」といったもの。
駒崎さんはブログでもしきりに、同じデータを何度も提示して僕たちに
ジョブを浴びせてきます。
男性の育児休暇取得率 1.23%
男性の家事・育児平均時間 0.48時間(30分) ←アメリカやスウェーデンは3時間。
長時間労働(週50時間以上)比率世界最悪。
にもかかわらず、生産性は先進国世界最低LV。
そこからくるのは、出生率の大きな減少。そして少子化先進国へ。
そんなの知ってるよ!
いまさら言われなくてもわかってるよ!
そうじゃなくても、不況でいま働かなきゃだめなんだよ!
WLBなんて、景気よくなってから考えたらいいじゃないか!
というのは、よく聞くコメント。
でもねー、実はそれってかなり自分本位な考え方なんですよね。
最近、またブームを起こしているドラッカーが「明日を支配する者」という
晩年の著作で、こう書いていました。
少子化していく国がやっていること、それは集団自殺と同じである。
えぇ、もう、すさまじいインパクト。
なんと、あのドラッカーは集団自殺と同じことやってるんだ、と
僕らにいってるわけです。
そりゃそうですよね、このままいったら、国が死んでしまうんですから。
じゃぁ、どうやったら少子化をなくせるの?
国がなんとかしてくれるの?
とりあえず、それ待ってて僕らはあくせく働いてたらいいの?
そうじゃないですよねー。
僕たちは、とくに、20代、30代のいまから、あと30年も、もしかしたら50年ぐらい
働いていく世代は自分たちを変えていかないといけない。
おとーさん、おかーさんの時代とは違うんです。
かつて、ダーウィンがいったように「
最後に生き残るのは、環境に応じて変化できる生き物だ」
というわけです。
生き方、つまり働き方を変えていかないといけないんですよ。
そうしないと、僕ら日本人は生き残れないんです。
だからこそ、働き方をかえていこう!
そのことに気づけた人間から、少しずつ変化していくことで、
蝶の羽ばたきがハリケーン起こすみたいに、バタフライ効果になって、
いつかは、それが当たり前になるかもしんない。
イクメン?なにそれ?育児するのなんて当たり前でしょ?
という時代を日本に起こしませんか?
そんな、同志たるあなたにおすすめの1冊がこの「働き方革命」です。
ぜひ、読んでみて下さい。
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