人間の終活は、残された人たちに負担をかけないよう、生きている間に財産や持ち物を整理して……というイメージ。
私も元気なうちに、アタマのしゃっきりしているうちにと、45くらいからボチボチ終活、始めているよｗ
ペットの場合の終活は「最後の瞬間までお互いが心穏やかに楽しく過ごせるようにする」。
ダークグレーの直径50㎝を外房の家で愛用。使い勝手がよく、世田谷に持って帰ってきた。
たしかにペットへの愛が深いほど、喪失感は大きいからね＝ペットロス。
ジブンを責めるというのだけはイヤだなと前から思っていた。
それから私は、すべての生活において「スピリチュアル」なことは信じない方だけど、やっぱりペットも、飼い主がジブンに対して後悔ばかりしていたら、「なんか悪いコトしちゃった？」 と思いながら旅立つのかなと。それだけは避けたい。
ゴメンねじゃなくて、いままで本当にありがとう。マジで楽しかった。最高！ という気持ちは常に豊に持っていたいと思っている。
だから、
・もっといろいろ一緒に出掛けたかった
・留守番ばかりさせてゴメンね
・もっと甘えさせてあげればよかった
・治療で苦しい思いばかりさせちゃったね
……の後悔は一切ない。コレは胸を張って言える自慢！
というのも、
・毎日必ず一緒に出勤
・旅は一緒にキャンピングカーで
→あまり楽しくなさそうだったけどｗ
・飛行機に乗せない、ストレスのかかることは極力させない
・ペットホテルに一度も預けたことがない
→どうしてもという遠出のときは豊を一番愛してくれる身内のアニに
・抱っこと言われたら必ずイエスという
→ふだん私の方が豊にベタベタゴロゴロしているので、たまに甘えられたら喜んでイエス！
・苦しい治療をさせるくらいなら楽しく送り出したい
→イマココ！
親父のときも思ったけど、「病気で亡くなる」というのは決して悪いことばかりではないと思うんだ。お互い心の準備ができて。会話もできて。思い出も作れる。
一方で、不慮の事故とか、突然死とか、ちょっとつらいところがあるよね……。気持ちが置いていかれる。
2021年始の母のときはピンピンコロリの突然死だったけど、まぁ、ビックリしたよね。私が第一発見者だったので腰抜かしたわ。家の近所をうろちょろしているフリーランスの私は、だいたいこういう役回りなのよｗｗ
ただ、後悔はなかったかな。母が亡くなるまで毎日、私たちはたくさんの話をこれでもかとしたし、楽しい時間をいっぱい共有してきた。長男の絵の上手さは、彼女の遺産。毎日のようにふたりで楽しそうに絵を描いていたので。
話を戻すと、いまから豊との日々を後悔しないよう、「きちんと看取ってあげられたら」と思っているよ。
大事な家族。目を逸らさずにしっかり寄り添って乗り越えたら、きっと見える景色も変わるはず。
というわけで豊との終活に入った私たちは、5/2から外房の旅に出掛けたのでした。それはERのドクターに背中を押されたというのもある。私は逆に、何かあったらそんな片田舎じゃ心配で……という気持ちの方が大きかったけど。
ドクターと話していたら、そのときはそのときだねと、割り切れた。
そのドクターは緊急のペットさんの担当ばかりしている。飼い主の気持ちに寄り添うことに慣れているんだろうな。いい人に当たったと思った。
いつもはスタスタと豊が歩いていた漁港を、ベビーカーに載せて。
半年年下の弟に押されてｗ
すっかり定着した、姫運搬スタイルｗ
大原漁港の「港の朝市」にも行った。
旅から戻って、近所の主治医に旅に出掛けた旨を伝えたら、「えーー、ホントに行ったんですか！」とビックリしていたけどねｗ
外房は、豊と私たちが一番よく行った旅先だったからこそ、豊も落ち着きを取り戻せたのかなと思っている。退院後のフラフラしていたのがウソのように、日に日に元気になっていった。
現在日本では、7人に1人がイヌを飼っていると言われている。多くの人がワンさんとの終活を経験するのです……。
とにかく避けては通れないペットとの「別れ」。後悔の無いよう、過ごしたいね
2012年12月、初めての旅も外房でした笑
もう一回くらい旅に行けるかな。
ちょうど豊のグッズが切れるところだったので今回の楽天マラソンで購入したよ。
約1年使ったソープディスペンサーも壊れたので買い直し。
平日酒抜き生活なので、買う頻度が激落したエノテカワイン。
こちらも同様久しぶりに購入した。
