ちょーぜつ久しぶりの個人ブログです。

 

先日、20周年を迎えた「XP祭り」に、”あの人は今!”的なビデオメッセージで登場させていただきました。(見てないけど)

 

XP祭り2021

 

持ち時間が短く、ただ感謝の言葉を述べるだけが精いっぱいだったので、「今のわたしがこうしていられるのは、XPユーザー会やXP祭りのおかげです!」ということの詳細と、小井土さん(土の字違って申し訳ないです)と福井さんへ、何を感謝してるのか勝手に書いておきます。

 

<わたしとXPユーザー会/XP祭り>

私が初めてXP祭りに参加したのは、2005年の日本科学未来館での回からでした。

おそらく当時のことをご存じの方は、あの回が結構「伝説の回」であることは覚えていらっしゃるかと。登壇者も豪華だったし、内容も濃かった。その分、初参加ということもありますが「壇上と客席にある見えない川」みたいなものは、まだまだあったかな。

 

当時の私は、SIerで組込み系のプログラマー職から、事業部全体のプロセス改善推進担当者に移ったばかりで、自分になにができるのか、模索していたじきだと思います。このブログを書き始めたのもこのころで、今遡ってみたら2004年からでした。

会社でCMMの取り組みを始めたとき、それを記録していこうと思って立ち上げていました。

 

XPとの出会いそのものは、2001年に当時の顧客担当者から紹介された「XPってのがあるらしいから、それをネタに飲みに行きましょう」で、XPって何?を探しに自由が丘の不二屋書店で買った白本。(この書店、羽生田さんもよく行ってるということで、そのご縁も不思議なものだと思いました。)

 

そこからしばらく、XPユーザー会のメーリングリストに参加してただけでしたが、2005年のXP祭りに参加して「これがコミュニティってやつか!」と。登壇者の熱量も直接感じるし、今まで知らなかったような考え方や知見がたくさん降ってきた。

 

その中の1つに「プロジェクトファシリテーション」があったんだと思います。実はその記憶ははっきりしてなくて、先日のXP祭りで懸田さんが発表した「忘れられたXPer」のスライドで裏取りさせてもらいました。

 

このプロジェクトファシリテーションとの出会いが、私の大きなターニングポイントだったと思うのです。

 

その後発足した「プロジェクトファシリテーションプロジェクト(PFP)」というコミュニティでスタッフとして活動するようになり、そこを起点に多くの「社外の仲間」ができて、”会社の中”という閉塞感から少しずつ開放されて、「自分にも何かできことがある」という気持ちにさせてくれました。今でいうところの「自己肯定感」です。

 

この思いが、良い方にも悪い方にも作用して、良い方には様々なチャレンジする勇気をもらい、悪い方には社内での「意識高い系人材」への変貌など。これもアルアルかもしれません。

 

でも、結果としては「人生やったもん勝ち」なので、コミュニティでの出会いをきっかけにアッズーリへ転職したり、Sakenoteのプロモーションを手伝うことを起点に、ジェントルワークスを始めることになったり。これらをもたらした出会いのすべては、コミュニティでの人との繋がりだし、そのきっかけを作ってくれたのがXPユーザー会およびXP祭りです。本当にありがとう。

 

<小井土さんと福井さんへ>

そして、小井土さんと福井さんの存在への感謝。

始めてお会いしたときから、見た目が”全く”変わっていないのです、お二人とも。最初から仙人みたいな風貌と、なによりそのポジション。ずっとXP祭りの「アイスブレイク漫才」を担当されて、そのクオリティに(良くも悪くも)変化なく、いつもそこだけが留まるというより「在り続ける」ということ。”変化ヲ抱擁セヨ”のXPにあって、それは相反するように思えるけど、「在ってくれている」ことの心強さは、このXP祭りを通ってきた人の全てが抱く思いなんじゃないでしょうか。

 

変化の激しい時代に、

自らも変化しないと何かに飲み込まれてしまうような時代に、

変わらず「在る」ことを、いつも示してくれる小井土さんと福井さん。

 

ここに、わたしたちは「帰ってきていい場所」を認識するのです。

 

灯台っていうには、そんな頑固さは持たず(なんか風貌が...)

ススキのように飄々としていてくれるから、安らぐ

 

そんな小井土さんと福井さんに、帰ってきていい場所を示してもらっているような気がするのです。

 

どうか、命の限り、そこに「在り」続けてください。わたしたちもいつか、おふたりのところに、変わらずか、変わった姿か、成長してか、老いさらばえてか、戻るんじゃないかという気がしています。
 

つらつらと書きました。

XP祭りスタッフのみなさん、小井土さんと福井さん。これからも緩々と無理なく続いていただけることを、お祈りしております。



久しぶりにこちらのブログ更新です。

いろいろ使い分けているのですが、今回はここが適当かなと。

タイトルの通り「CIVIC TECH FORUM 2016」に参加してきました。
先頭の画像は、全部のセッションで行われていた「グラフィックレコーディング」の一部です。

昨年も開催されていたのは知ってましたが、実はあまり関心がなく。
今回は自分も参加した「共創のまち・肝付」でご一緒した肝付町の能勢さんが登壇されるということと、同じくプロジェクトに参加した方達とたくさん会えるようだったので、それを目当てに。



当時のプロジェクト参加後に所感をまとめてあります。

全部のプログラムは聴けていないのでサマリーは省略しますが、全体の感想としては以下になります。

・社会課題解決を目指す人は、ビジネスと切り離せないと全ての人が考えてる
・技術を社会のために活かしたいという人はなんて多いんだろう
・弊社の業容でみなさんのビジネスを支えることへの決意


<社会課題解決を目指す人は、ビジネスと切り離せないと全ての人が考えている>
簡単に言うと「事業継続性の必要性」に対し、みなさんがとても強い意志を持っているということです。懇親会で知り合いとも話していたのですが、以前はCIVIC TECHなどにあまり関心を持っていないというか、どちらかというと嫌いなほうで、その理由は「正義感からのボランティア感覚」として取り組んでいるイメージが強かったからです。

確かに正義感や問題意識が根底になることには変わりないと思います。しかしそれを具体化するときに、少なくとも「食べられる程度に稼いでいない」「手弁当」という状況は精神的にも肉体的にも疲弊することは明白です。そのようなことすら考えられず、気持ちだけで社会の課題を解決しようとすることには、どうしても賛同できずにいました。

しかし、自分も多少なりとも社会課題の解決に関わるようになり、また今回のような機会に多くの実践者の声や取り組み、そしてビジョンを直接聞くと「事業継続性」に対する執念とでも言えるものがありました。まだまだ自分の意志は及んでいないなと、反省するとともに可能性を感じさせてもらえるものでもありました。

<技術を社会に活かしたいという人はなんて多いんだろう>
これは、登壇者ではなくイベントの参加者を見渡して、調査したわけではないですが長年この業界にいるわたしの「勘」から、参加者の多くがエンジニアじゃないかという推測からです。
「浪人生は道ですれ違う人が同じ浪人生だとすぐわかる」というアレです。

イベント内では何度か「近くの人と自己紹介してください」というタイミングがあり、わたしは偶然ですが2回やった両方が女性でした。2回目の自己紹介でお話をした方とは「社会課題の解決って、女性のほうが関心高いし行動的ですよね」という意見にすごく同意したのですが、なのに、会場の8割ぐらいは男性でした。

実際に起業したり行政の取り組みに積極的に参加するのは女性のほうが多いように思いますが、技術を活かしたいと思っている男性技術者は、本当は多いのだろうなと感じました。

女性には情熱に対して勢いで取り組める特性があるのかもしれません。それに対して男性は課題は捉えているけど論理的に流れを把握できないと、次の一歩を出しにくい生き物なのかもしれません。
だから、このような場に参加して自分のスキルが誰かのために活かせないか、模索している人が多いのではないかと。

発表の中でも「ハッカソンをきっかけに起業した」という方がいました。つまりハッカソンという場で他者に認められることで、起業への自信を持てたことが次の一歩に繫がったのではないかと思いました。

そのような意味でも、CIVIC TECH FORUMが「情熱と冷静の間のマッチングイベント」として成り立ってくれることをとても期待します。

<弊社の業容でみなさんのビジネスを支えることへの決意>
熱のこもった登壇者のメッセージを聞くだに、わたしも何かできないだろうかという思いは沸々と上がってきました。わたしより10歳ぐらい若い甲田さんですら「グズグズしてたらおばあちゃんになって、やりたいと思うことができなくなってしまう!」という日々の焦りを吐露していたので、わたしがそれ以上に焦るような気持ちになるのは当然のこととなります。

しかし。

わたしが立ち上げた会社にもビジョン/ミッションがあります。自分で決めたことです。
それを達成することだって、立派に社会課題の解決に近づくはずです。

『熱意ある経営者の“面倒くさい仕事”を引き受けて、ビジネスの加速を下支えする』

社会課題に立ち向かう企業や団体が、周辺の作業で時間を取られることを解消し、本業に集中する時間を少しでも増やすこと。そしてビジネスの成功を一緒に願いパートナーとして働くこと。わたしたちが目指す社会を作ってくれるお客様を、お仕事を通して支えていくことの意義をあらためて感じることができました。

社会課題を直接解決できるビジネスも魅力的ですし、少しずつでも進めたいと思います。しかし、それ以上にジェントルワークスという会社が広く社会を支えられるようになることが、自分にとって大切なビジョンであり夢として確実なものになりました。

またこれから、自社/自分の業容を介して社会に貢献していきたいと思います。
“本が出たら光の速さで読みます!”と、著者である奥田さんにFacebookでお約束しました。なので、クロネコヤマトが届けてくれてから1時間で読み終えて、すぐにこの感想を書いていますが、書き上げるのはとっても時間かかりました。
いろいろな側面からの感想があったのですが、ブログにするための切り口はどこがいいだろうか?と悩んでおりました。


ワクワクすることだけ、やればいい!

奥田 浩美 PHP研究所 2015-03-18
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まず、奥田さんをご存知ない方のために説明しますと。
JavaOneなどの、日本で海外と同じようなIT系のカンファレンスが開催されるようになったのは奥田さんがこれらを事務局として招致する仕事をされていたからで、今でも数多くのイベントを手がけている株式会社ウィズグループの代表をされています。
(ホント、このホームページカッコいいですよね!)


今まで奥田サロンや他のトークイベント、また写真教室の合宿先でお聞きしていた奥田さんの経験から繰り出される“刺さる言葉”の背景が丁寧に書かれている本でした。


エピソードひとつひとつは、お話の中で断片的にお聞きしていましたが、本により丁寧に書かれた奥田さんの歴史は、IT業界の女帝という異名を持つまでにどれだけ多くの障害や壁や、絶望するような出来事を越えてきたのかということを教えてくれるものでした。
言葉と一緒にその情熱が伝わるような人には、燃料となる数多くの経験があってこそなんだということがよくわかりました。


例えば、インドのムンバイに留学されたエピソードは、奥田さんが初めて親の意向に背いて自分の選択を通そうとしたこと。それはお聞きしていましたが、それまでの奥田さんの育ってきた環境がどれぐらいご両親の影響下にあったか、そしてそれを乗り越える助けとなった叔母さまへの感謝の気持ち。


輝いている人には、それまでの自分を研磨するような経験が背景にある。こんな人生は自分には歩めないと思うかもしれません。わたしも奥田さんと全く同じ経験をしたとしたら、乗り越えて成長するなんてまず無理でしょう。だから、奥田さんの人生と自分を比較することはないと思います。


人にはいつかやってくる“役割”を果たすための試練が与えられるのだと思います。今の自分にもそう思える体験はいくつもあって、あれは自分の成長に必要だったと確信しています。それがあったからこそ、助けてくれる仲間に頼りながら起業により自分の“役割”を担うことができたのだと思います。


前職の上司に「キャリアとはアップしたりチェンジしたりするものじゃない。振り返るとそこに形成された自分の人生の轍だよ。」と言われたことがあります。積み重ねたキャリアとは即ち、どれだけの試練を越えてきたかということなんじゃないでしょうか。そして、その試練を越えたときに成長できるならば、試練とはチャンスそのものであると考えています。


この本のプロローグは「今日もチャンスが雨のように降っていますね」という一節から始まります。奥田さんがこの一節に込めた想いは、わたしの考えるチャンスの雨とは違うかもしれません。奥田さんはチャンスというものを試練などからは切り離して、見るからにチャンスであると認識できるまでになっているんじゃないかと思います。
でもわたしにはまだ「試練のフィルター越し」にチャンスが見えています。これでも成長したんです!以前は試練は試練でしかありませんでしたから。


自分とは異なる人生を歩んできた奥田さんのストーリーを介して、自分にとっての試練は何だっただろう?ということを回顧し、いつかフィルターなしにチャンスを見つけられる自分になりたいと思わせてくれて、試練に向かって行くことへのためらいを取り除いてくれる本でした。


奥田さん、ありがとうございました。また背中飛び蹴りされました。
もうね、今更で大変申し訳なく思う次第なんですが、ようやく読みました。

人生は見切り発車でうまくいく/奥田 浩美

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何度かこのブログでもご紹介した、奥田サロンを主催されている奥田浩美さんの著書です。

この本、読み始めて1時間で読了できたのですが、それはこの本が普段奥田さんが話していらっしゃる言葉がほとんどそのままの文体で書かれているからだと思います。サロンで熱く語る「チャンスのつかみ方」や「うまくいかないときの自分取り扱い方法」がそのまま奥田さんの言葉で書かれているので、文字を追うよりもサロンの映像が脳内再生されるような感じで読み進みました。
(つまり、奥田サロンに参加されたことない方は、ゆっくり読めばよいと思います。)

自分のキャリアや成長、新しいことへチャレンジするに際し、どうもあと一歩が踏み出せないという方にはお勧めの一冊です。


そして、この本を読んでわたしが感じたことを。
もう、奥田さんがこの本で語りたかったことについては、サロンでお聞きしてることと全く変わらないですし、以前からその点については共感しますし、これまでのご経験については、リスペクトの何者でもなく、女性起業家の大先輩として、いつも背中を追いかけさせていただきたいと思っています。

この本を読了したことで新たに明言するのは
奥田さんとわたしは、自分の力を注ぐことにより変えたい未来は同じだけど、アプローチは真逆にいて、それが自分にとって最高の場所である。です。

長くなりましたが、説明しますね。

奥田さんはご自身の事業や経験を語ることを通し、時代の最先端を作り上げられる女性起業家の育成に力を注いでいらっしゃいます。大変僭越ではありますが、わたしもその中の端っこに座らさせていただいていると思ってます。奥田さんが支えている女性たちは、本当にタフで自律していて、また自分から未来を切り開くことに使命と喜びを感じている方ばかりです。まだまだ男性中心社会と言われる中に切り込んでいける女性たちです。

わたしも「男性中心社会」という現状は打破したい。でも、そこへのアプローチは、奥田さんとは正反対というか、違う立場の女性を支えられる会社を作り上げたいと考えています。

わたしの会社ジェントルワークスが現在メインに据えている事業は「子育て世代のママさんに在宅ワークをお願いし、ベンチャーなどの小規模起業のお手伝いをする」ことです。正社員という立場でなくても、在宅で1日数時間でも、仕事を介して社会の一員として寄与してもらえる人材を集め、「新しい働き方」の場を作って、女性が自分らしさを失うことなく働ける社会を作りたいと考えています。

現代の社会へ果敢に挑んでいく女性たち。自分の生活エリアを守りつつ、社会への寄与を続ける女性たち。社会との関わり方は対局かもしれませんが、それぞれあっていいと思っています。以前テレビでマツコ・デラックスさんが話していたことが話題になりました。

マツコ、「男女平等」について盲点を語る「男の世界に合わせられる女の人じゃないと平等にはならない」


全くその通りだと思います。女性らしさ、というよりも、自分の思うように社会に関わり生きていけることが、これからの社会で必要とされる考え方なんじゃないかと思います。

だから、奥田さんとわたしで力を注ぐ部分が違うということは、イメージとして小麦粉を捏ね上げた生地を、左右から均等に引っ張り合うから、より大きくより早く、生地はその幅を広げていけるんじゃないかと思ったのです。

奥田さん、この本を書かれていた時、本当に忙しく(今でも変わりませんが…)倒れそうになるまで思いを伝えようとがんばっていらっしゃった姿、今でも忘れません。これからも尊敬する大先輩というか、心の師匠として後を着いていかせてください。でも、真似はしません。わたしなりにがんばります。


◯◯◯!KPTシリーズ第3弾「たべる!KTP」に参加してきました。 まず、なぜもんじゃがアジャイルなのか?という説明を、あまのりょーさんの基調講演から。 もんじゃいるのススメ from Ryo Amano 

もんじゃ焼きを複数人で食べるとき、その工程にアジャイルの要素がたくさん盛り込まれていて、1回もんじゃを食べ終わる度に「ふりかえり」をしていくことで、次のもんじゃ焼きが「より良く」作れるようになるという実践ワークショップ。 基調講演の後は天野勝さんによるKPTの解説。「思考のためのフレームワーク」として捉え直したKPTそのものにも改善が加えられて、どうパワーアップしたかがよくわかりました。

で、実食。こちらが予想を遥かに超えたニンニクの量であった<ニンニクもんじゃ>

3回に渡って実施してきた「やせる!KPT」の最終報告会を開催しました。

ダイエットについての目標は達成した人もいれば、達成できななかった人も。だいたい50%というところでしょうか。



しかし、もっと残念なことに、最後のふりかえりではKPTとしての活動については、あまり良い結果ではなかったということのほうが多く挙りました。でもうまくいかなかったことも含めて「気づき」なので「長期間の取り組みに対するKPTの活動」をテーマに「成果報告会」を開催することにしました!

【PFP関東】やせる!KPT 成果報告会

「やせる!KPT」に参加したメンバー全員からの「気づき」報告と、監修の天野勝さんによる「紹介KPT」、そしてKKDこと懸田剛氏による「基調KPT」という、豪華なコンテンツになっております!

また、PFPといえば全員参加のワークショップが基本ですから、みなさんと「共有KPT」を実施します。

めったにお目にかかれない「失敗体験共有KPT」ですから、このチャンスをお見逃しなく!!
4月に開催した「もてる!KPT」に続く◯◯◯!KPT第2弾!!

やせる!KPTが始まりました!

もてる!KPTでは、短時間でKPTによる改善効果を実感できるワークショップでしたが、今回は長期間にKPTを繰り返すことによって得られる改善効果を目指しています。

今回も天野勝さんによるワークショップ監修で、天野さん謹製のワークシートを使い、3ヶ月間に渡るダイエットの「目標設定」と「KPT」そのもの、そして「メトリクス」を明示してダイエットに臨みます。

このワークシートが実に秀逸です。
「目標」といっても、人それぞれに設定するものの観点が違うと思います。数値化された目標であったり、「見た目」などの主観的なものであったり。そこを天野さんのシートは「あるべき姿」「ありたい姿(2ヶ月後)」「方針」「目標」と、4つに分けています。




「あるべき姿」は、今回の取り組みに関わらず、自分が理想とする身体の状態を具体的に挙げます。例えば「毎日をイキイキと過ごす」「120歳まで健康な生活を送る」など。

「ありたい姿(2ヶ月後)」は、今回の取り組みを通してどのような身体の状態になっていたいか。「洋服のサイズを1つ小さくする」など。

「方針」は、今回の取り組みに対する方針。例えば「食事制限はしない」や「コストをかけない」など。

「目標」は、具体的な数値。「今より2kg体重を落とす」や「体脂肪率2%ダウン」など。

これだけでも、具体的にどう活動するのか、ということをイメージしやすくなってくると思います。これが単に「体重2kg減」という目標だけでは、そこに向かう施策にブレが出ます。何が何でも2kg痩せればいいということと、「あるべき姿」を目指すダイエットでは、やるべきことも変わってきますし、施策に対する改善へのモチベーションも高くなります。


第1回目のキックオフには、天野さんをはじめとして総勢4名の“精鋭”が集まりました!!(ちと少ない…)

人数は少なかったですが、今の状態やこれまでの自分について語り合い、これから取り組む共通の目標を持った「仲間」という意識が強くなってきました。ダイエットってどうしても自分に甘くなった段階で挫折してしまうので、仲間がいるとその「甘さ」を引き締めてもらえるような気がします。

取り組みを継続する仕組みとして、Twitterに毎日「施策の実施状況」をタグ付きでつぶやいています。タグは「#やせるKPT」です。これを見て「おお、みんな頑張ってるな!」ということを実感し、自分の励みにしています。

キックオフから1週間が経過して、第1回目のセルフふりかえり実施の時期になりました。
わたしのKPTは

【Keep】
体操が続けられている。
体操のおかげで早起きしている。

【Problem】
1日だけ全く施策を実施できない日があった。

【Try】
間食をやめる。
腹八分目にする。

ということで、まだ1週間しか経過していませんが、仲間と一緒に取り組んでいるので、継続できています。
定期的に「ふりかえり」を実施することでの効果については、まだ途中なので見えてこないというのが正直なところでしょうか。それでも、セルフとチームの合計で9回ものふりかえり実施を予定しています。各回のふりかえり内容を同じシートに書き込んでいくので、徐々に「積まれていく」状態が作れると思うので、また状況をレポートしたいと思います。

第2回目の「中間ふりかえり」は、6月18日(水)に、同じくソニックガーデンで開催する予定です。ダイエッター参加はできませんが、オブザーバーとしてワークショップを見にきませんか?
ご連絡お待ちしてまーす。
5月19日、何度目かの「奥田サロン」参加。今回はカリスマ同時通訳者として知られた関谷英里子さんのトークの会でした。



近く、関谷さんはスタンフォードのビジネススクールに通うため渡米されるそうで、その壮行の意味も込めた会でした。

サロンの内容のログはここで近々アップされると思うので、いつもの如く自分目線の記事です。

今回の参加は早々に申し込んでいたのですが、開催の直前になって空席が出ているのを見て「あ、これは牛尾さんを呼ぶしかない!」と、突然思い立って声をかけてみました。

以前、アジャイル王子こと牛尾さんのFacebookタイムラインで、関谷さんの本について褒めていた記載を見たような記憶があったのと、もちろん牛尾さんのこの書籍を少しでも違うクラスタに知ってもらうチャンスだと思ったからです。


ITエンジニアのゼロから始める英語勉強法/牛尾 剛

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この本が、アジャイル界隈を中心としてIT技術者に多く読まれていることは既知ですが、社会全般から見たら実にニッチなところにターゲットを絞った本です。だから、実はこういう本が欲しいと思ってる人たちがいるんだということを、英語の女神様に進言したいと思ったのです。

褒めてもらえるか酷評されるかはわかりません。でも、少なくとも牛尾さんは、この本が英語で苦労するIT技術者の助けになればいいと思って書いたのだろうし、そのために英語のコミュニティも作って啓蒙もしているのだから、この牛尾さんの想いは伝わるはず。そうすれば、関谷さんを介してもっと洗練されたIT技術者向けの英語知識が、より多くの人に伝わるチャンスが生まれるかもしれない。(牛尾さんの英語が洗練されてない、って言ってる訳じゃないですよ。相対的に言えば当然ってことで。)

もちろん、牛尾さんの本が関谷さんに渡っただけで、思惑通りの良い結果が出る訳はありません。そんなのは0.1%にも満たない確立でしょう。でも、ですよ。ここでこの本の存在をお伝えしない限り、その可能性は全くないのです。だったらここは当たって砕けたほうがいいに決まってる、と。

牛尾さん自身の英語に対する情熱だけなら、わたしもそこまで考えなかったと思います。牛尾さんはいつも「これが誰かの役に立つように」と、アホみたいに一所懸命に勉強して広めようとしてます。だから、そんな実直さには出来ることで応援したいなと思ったのです。

これはある種、わたしにとって「恩送り」だと思っています。わたしも今まで牛尾さんの知識や情熱には、学ばせてもらうことがいっぱいありました。それを牛尾さん本人に返すのではなく、牛尾さんを介して多くの「英語に悩めるIT技術者」に恩を送れればいいと。

日本の技術者が、言葉の問題で海外との仕事に苦労したり、海外に出ることをためらったりしているとよく聞きます。そういう人に少しでも勇気を持ってもらえることで、日本の技術者が世界で活躍するチャンスが増えればいいと思います。その、ほんのちょっとの「行動」なんだと、わたしは思っています。

今回の奥田サロンでも同じような話がありました。「他人にはある地点から突然違う地点にシフトしたように見えてるけど、本人は0.1ミリ単位の小さな変化の積み重ねでここまでたどり着いている。」と。同じことだと思います。いきなり世界は変えられない。自分にとって「ちっぽけ」な行動でも、動くことを積み重ねなければ、何も変えることはできない。

それと、英語の女神様もどうやら前髪をお持ちのようで、牛尾さんは女神様の前髪をハッキリと見たようです。(注:あくまで比喩です。)つまり、何かスイッチが入ったらしいです。それは牛尾さんの大切な経験なので、いつかご本人から聞いてみてください。女神の前髪を掴んだかどうかは、そのうち牛尾さんの行動でわかるんじゃないかと思います。










※実はわたし、まだ牛尾さんの英語本を読んでいないことはナイショだ。
5月14日、渋谷で開催された「BIRTH in Tokyo ~しゅうちゃん先生ワークショップ~」に参加してきました。
(写真は現在ご提供をお願いしている最中なので、後日編集するかもしれませんです。)

この1行だけで、説明しないといけないことが2つも!!

「BIRTHとは?」
BIRTH = Be Inspired and Reboot Toward Hope

若い起業家のビジネスプレゼンに対し、オーディションがグループディスカッションしてアドバイスを提示する、という内容のワークショップでした。

以前、京都でも開催されているそうです。そちらの紹介記事を読んでいただくと、ワークショップの内容とその面白さがもっと伝わるかと。

京都で「BIRTH」 #01 事業創造と自己新生の試み

そして、この記事を書かれているのが「しゅうちゃん先生」こと、本荘修二さんです。
以前奥田サロンでお会いしたことはあるのですが、お話したのはこの時が初めてでした。女性起業家のコミュニティ「Spark!」のサポーターでもいらっしゃいます。

と、前置きがここまでで、今回のBIRTHは以下の内容でした。

スピーカー2名
(言わずと知れた?)総裁こと、村上福之さん
ファッション専門フリマアプリimaggle(プレゼンはMinoさん)
 会社概要はこちら:imaggle

初めての「生総裁」は凄いインパクトでした!90年代前半ぐらいに、サブカル系の文化人ブーム(いとうせいこう、みうらじゅん、など)がありましたが、そんな感じでした。
トークのスピードが普通じゃなく早いのですが、そんなにわかりづらいということもなく。伝えたいことをまとめた上で、スピード感を与えることがブランドになってるんじゃないかなーと思いました。

発表されていたサービスも非常に面白く。というか、Dropboxを「さくらサーバー」上で作っちゃおう!という、アイデアとしては全くもって新鮮じゃないのに、「目の付け処」だけでここまで他の人からアイデアを引き出せるのかと、総裁の「思考の角度の違い」を思い知らされる45分間でした。

2番手のimaggleさんは、東京23区内に限定したユーザーを繋いで、ファッション専門のフリマアプリを展開するサービスを発表されました。この中の目玉は「デリバリーも自前で」という点です。このデリバリーは「自転車」を使って、スタッフが自ら売り手と買い手の間を移動するそうです。
アイデアとしては斬新で、若さをとっても感じる内容でしたが、如何せんオーディエンスもツワモノ揃いなので数多くの「愛あるマサカリ」を受けていました!
でも、それだけのマサカリが飛んでくるということは、伸びしろも大きいということですね。
いつかこのサービスがどどーーん!と売れたときには「あ、あたしこれ知ってる。」と、ドヤ顔で周りに自慢したいと思います。

プレゼンの内容にダメ出しやら新しいアイデアをどんどん出していくオーディエンスも、様々なバックボーンの方たちなので、同じアイデアに対しても異なる「切り口」でモノを見てることが、言葉の端々から伝わってきました。おーっ、そこですか!!みたいな。

自分もまだ起業して半年足らずの状態で、スタートで決めた事業を展開するのも一巡目真っ最中なのですが、常に見直しや新しい切り口の模索を続けていかなくてはいけないと思っています。普段は気心の知れた仲間とのアイデア出しでは味わえない、エキサイティングな2時間でした。

しゅうちゃん先生、有意義な時間とShiftへのチャンスの場を、ありがとうございました!
ご参加のみなさま、またどこかでお会いしましょう!



会場の素敵空間Smart Newsさん。

久しぶりのPFPワークショップ。今回のテーマはKPTで、最近この本を書かれた天野勝さんにワークショップをお願いしました。

これだけ! KPT/天野 勝

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アジャイルの心得のある人ならば、必ず「ふりかえり」を実践するはずで。ふりかえりなきアジャイルはあり得ない、ぐらいな。
ふりかえりのツールは数多くあるのですが、KPT(けぷと)はその中で最も知られた手法だと思います。

自分たちにとっては熟知しているはずのKPT。それにも関わらず、今回のワークショップではKPTの凄まじい「改善力」をビンビンと感じる、エキサイティングな内容でした。

会場は渋谷の素敵空間VOAGEグループさんの「OASYS」をお借りしました。
まるで映画に出てくる図書館のようなところです。



KPTをご存知ない方は、こちらのバイブル的資料をご参照ください。
「プロジェクトファシリテーション実践編 ふりかえりガイド」

ワークショップの内容は以下のようなものです。
(1)参加者が二人一組になって、交互に自己紹介をします。
(2)それぞれの自己紹介が終わったところで、KPTを使った「ふりかえり」を実施します。
   ふりかえりは、自己紹介を聞いた側がKeep(続けたいよかったこと)とProblem
  (不満なところ)の両方を挙げ、相手に告げます。(フィードバック)
(3)もらったフィードバックを参考にTry(改善すること)を挙げます。
(4)ペアを変え、改善を加えた自己紹介を実施します。
(5)前回同様、相互にフィードバックを出し合います。
(6)3回目は全員の前で自己紹介をおこないます。

天野さん曰く「自分のことを客観的にみられないから、他人に紹介するのはかえって難しい。」そうです。確かに難しかった。

フィードバックをTryに活かすのは、Keepを伸ばすことを優先して、Problemの改善は優先度を下げる、というルールでした。できないことを改善しても、その人のレベルアップという意味ではあまり目立たない。それよりも良い部分をより良くしたほうが、全体のレベルが上がって見える。これを説明するときの天野さんのハンドアクションが本当に「しっくり」としていて、的を得た説明だと感心しました。図にするとこんな感じです。



実際のところ、自己紹介はとても難しかったです。事前に言う内容を決めていても、決められた時間の中で納めたり、話すことを相手に理解してもらえるように話すのは、脳内でシミュレーションしてもその通りにはいかないもので。

うまくいかないながらも、それを聞いてくれた相手から具体的なフィードバックを受けると、なるほど自分の自己紹介にも、こんな風に受け止められて、いい部分はそれなににあるものなんだなと理解することができました。

そして、自分の良かった点をもっと伸ばすための改善を考えて、2回目の自己紹介タイムを迎えます。2回目は相手を変えて、改善を施した自己紹介内容を話します。
自己紹介を終えたら、前回の相手にもらったフィードバック内容と、それを改善にどのように活かしたかを、聞いてくれた相手に説明します。そして、再度フィードバックを受けます。

このように、2回の自己紹介練習フェーズと改善を経て、いよいよ全員に向かって自己紹介します。
ここでまた天野トラップ!練習段階では1分だった自己紹介が、本番は何と30秒に短縮!グッとハードルを上げてきました。

それでも、改善を重ねた自己紹介はどのようにポイントを抑えた発表をすればいいか、ということがわかっているので、時間が短縮されてもそれなりにまとまり、参加者全員ともそれぞれの個性の出ている、よい自己紹介になっていました。

KPTという改善ツールが、これだけ短時間に成果を出せることを実感できる、とても有意義なワークショップでした。改めてKPTの実力を見直すとともに、こんなにわかりやすいワークショップを構成できる天野さんのKPTマイスターとしての手腕に感心する、とてもよい経験ができた時間でした。

また、初めてPFPのワークショップにご参加いただいた方にも、とても満足していただけるいい回でした。

みなさま、またご参加くださいね。
そして今回はご参加いただけなかった方も、ぜひ次回は。
これから「◯◯◯!KPT」シリーズを続けていきます!との天野さんのお言葉でした。次回も楽しみです!