‘Momo’: Alexa Goodall Stars As Orphan Girl In Adaptation Of Michael Ende’s Fantasy Novel; Araloyin Oshunremi, Laura Haddock, Claes Bang, Martin Freeman & More Round Out Christian Ditter-Directed Pic — Cannes Market【Deadline】
https://deadline.com/2024/05/momo-alexa-goodall-stars-orphan-girl-in-adaptation-of-michael-ende-fantasy-novel-araloyin-oshunremi-laura-haddock-claes-bang-martin-freeman-christian-ditter-directed-pic-cannes-market-1235905259/

 

 

ミヒャエル・エンデ原作 映画「Momo(原作邦題「モモ 時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にとりかえしてくれた女の子のふしぎな物語」)」(コンスタンティン・フィルム版)の主演に、「ロックウッド除霊探偵局」などに出演しているイギリスの子役アレクサ・グッドール(Alexa Goodall)が起用されたようです。
上のリンク先に彼女がモモに扮した写真が2枚あります。(カシオペイアもいるよ)

おおっ、私のイメージのモモはこういう感じじゃなかったけど、写真見るとこれはアリですね。ファンタジー世界の住人みたいなお顔だし、野性味があってなかなか良いです。


また、その他のメインキャストも決まりました。

それぞれ役は不明ですが、「ハートストッパー HEARTSTOPPER」のアラロイン・オシュレミ(Araloyin Oshunremi)、「キリング・イヴ」のキム・ボドゥニア、「ノースマン 導かれし復讐者」のクレス・バング、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のローラ・ハドック、「凍てつく楽園」のジェニファー・アマカ・ピーターソン(Jennifer Amaka Peterson)、「バーバリアンズ -若き野望のさだめ-」のデヴィッド・シュッター、そして「ホビット」のマーティン・フリーマンが出演します。

アラロイン・オシュレミとキム・ボドゥニアはジジとベッポかなという気がしますが、あとはちょっとわからないですね。
いちばんビッグネームのマーティン・フリーマンはマイスター・ホラかなあ。

 

アラロイン・オシュレミくん

 

 

 

 

原作「モモ」は、ドイツの児童文学作家ミヒャエル・エンデの1973年発表の代表作。
突然町に現れて人間たちから言葉巧みに時間を盗みはじめた謎の集団「灰色の男たち」から時間を取り戻そうとする不思議なストリートキッドの女の子・モモと相棒の亀カシオペイアの冒険を描いた寓話的ファンタジーです。
岩波書店から邦訳が出ています。

映像化はこれが初ではなく、1986年にドイツで実写映画化、2001年にイタリアでアニメーション映画化(「Momo alla conquista del tempo」)されています。今回が3度目(たぶん)の映像化。

ドイツの製作会社コンスタンティン・フィルムによる今回の映画化は、「英語セリフによる実写映画化」という初の企画です。

 

86年の実写映画はこんな感じ。
 

 

2001年のアニメ版はこんな感じでした。



監督&脚本は「あと1センチの恋」のクリスチャン・ディッター。


撮影はすでにクロアチアとスロベニアでスタートしているそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Antoine Fuqua Developing YA Dystopian Thriller ‘Sky’s End’ For Film【Deadline】
https://deadline.com/2024/05/skys-end-movie-from-antoine-fuqua-in-works-1235905433/

 

 

アメリカの新人YA作家マーク・J・グレッグソンのデビュー作品「Sky’s End」を「トレーニング・デイ」のアントワン・フークア監督と彼の製作会社Hill District Mediaが映画化するようです。


原作「Sky’s End」(未訳)はアメリカの新人YA作家マーク・J・グレッグソン(Marc J Gregson)が今年の1月に刊行したばかりの好評デビュー作品。

空に浮かぶ島に人々が暮らす世界を舞台に、父を殺してその地位を奪った叔父の後継者になることを拒否して下層階級に落ちた16歳の少年コンラッドが、叔父のもとにいる妹を救い出すために飛行艇の乗組員になり、12の団体による危険な競技会への参加をめざす、というストーリー。

この世界には空飛ぶ大蛇などの巨大生物たちが存在する設定で、主人公のコンラッドは飛行艇でそれらと戦うようです。「進撃の巨人」と「ハンガー・ゲーム」を思わせるディストピアファンタジーとのこと。
この後2作の続編が予定されています。


フークア監督あまり(というかぜんぜん)YAファンタジー路線の作品はやったことがなくて、男っぽくシリアスなサスペンスアクションスリラーをよく撮ってる人というイメージなんですけど、たぶん彼の路線に合う原作なんでしょうね。


スタッフ、キャスト、製作開始時期など未定です。

 

 

 

 

 

 

 

Andrew Garfield, Claire Foy to Star in Film Adaptation of Enid Blyton’s ‘The Magic Faraway Tree’【THR】
https://www.hollywoodreporter.com/movies/movie-news/andrew-garfield-claire-foy-the-magic-faraway-tree-film-1235889477/

 

 

イーニッド・ブライトン原作 映画「The Magic Faraway Tree」に「アメイジング・スパイダーマン」シリーズのアンドリュー・ガーフィールドと「ザ・クラウン」のクレア・フォイの出演が決まったようです。


原作「The Magic Faraway Tree」(未訳)は「おちゃめなふたご」などで知られるイギリスのベストセラー児童書作家イーニッド・ブライトンが1939年にスタートしたシリーズ作品。
「魔法の森」と呼ばれる大きな森の近くにある田舎の家に引っ越してきた一家の3人の子どもたち・ジョー、ベス、フラニーが、そこの森に住むエルフやノームたちに出会い、巨木「はるかな魔法の木」の上にある異世界へ行ったりして冒険する、というファンタジー作品のようです。
1930年代から50年代にかけて、「The Enchanted Wood」、「The Magic Faraway Tree」、「The Folk of the Faraway Tree」、「Up the Faraway Tree」の4作が刊行されました。

また、ジーン・ウィリスやジャクリーン・ウッドソンが執筆した続編も存在しています。


映像化はこれが初ではなく、90年代にイギリスでTVアニメーション化されているようです。

 


今回起用が決まったガーフィールドとフォイの役は主人公の子どもたちの両親。


監督は「ストリート・ダンス オールスターズ」のベン・グレゴール。

脚本は「ウォンカとチョコレート工場の秘密」のサイモン・ファーナビー。


子どもたちのキャストや撮影開始時期は不明です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

‘The Maze Runner’ Reboot in the Works with ‘Transcendence’ Scribe Jack Paglen in Talks to Write【THR】
https://www.hollywoodreporter.com/movies/movie-news/the-maze-runner-reboot-in-the-works-1235889793/

 

 

20th Century Studiosがジェイムズ・ダシュナー原作 映画「メイズ・ランナー」シリーズをリブートするようです。


原作「メイズ・ランナー」シリーズは、アメリカのYA作家ジェイムズ・ダシュナーが2009年から2011年にかけて刊行したベストセラー3部作。
文明崩壊後の世界を舞台に、記憶を消されてほかの少年たちとともに巨大な迷路の中に閉じ込められた主人公の少年トーマスが奇妙な試練を乗り越え、少年たちを自由へと導いていく…というディストピア冒険小説です。
KADOKAWAから全巻の邦訳が出ていましたが、現在は品切れ重版未定のようです。


ウェス・ボール監督&ディラン・オブライエン主演で全3作がすでに映画化されており、2014年から2018年にかけて公開されました。

 

で、今回の企画はこの映画のリブート。
映画の3作目が公開されたのはたったの6年前だし、いくらなんでもリブートには早すぎるんじゃ?

という気がしますが、新作映画は2014年版の3部作と「同じ話のリメイク」ではなく、またその「続編ストーリー」でもないとのことです。
同じ設定を使った別キャラの別の話っていう感じかな?原作ストーリーとは離れるのかもしれません。

あるいは、原作には「The Kill Order」と「The Fever Code」という2作の前日譚(どちらも未訳)が存在しているので、そちらの映画化になるのかもしれませんね。

ちなみに「The Maze Cutter」という本編の70年ほど後の時代を舞台にした後日譚3部作(※現時点で2巻目まで刊行/どちらも未訳)も存在していますが、「続編ではない」とのことなので、そっちの映画化という可能性は低そうかな。


現在「トランセンデンス」のジャック・パグレンが脚本家として交渉中とのことです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

旧3部作の映画は現在は配信やDVDで見られます。

 

 

 

 

 

 

Geek Girl NEW SERIES Trailer | Netflix After School
https://www.youtube.com/watch?v=KdZBcsIWhbY

ホリー・スメイル原作 ドラマ「Geek Girl」の第1弾本予告編が公開されました。


原作「Geek Girl」(未訳)はイングランドのYA作家ホリー・スメイル(Holly Smale)の2013年発表のデビュー作品。

猫の耳には片方32個の筋肉があるとか人間が笑う回数は1日平均15回とか、科学に関する話は何でも知ってるけれど、学校で自分が好かれない理由はさっぱりわからない15歳の科学オタクのいじめられっ子少女ハリエットがある日有名モデル事務所の目に留まり、これを機会に自分を変えようとする。
でも親友やいじめっ子との関係、モデル仲間のハンサムな少年との関係などトラブルが相次いで…

というオタク少女の芸能青春物語のようです。

2014年カーネギー賞ノミネート、2014年ブランフォード・ボウズ賞ショートリスト選出、2014年ウォーターストーンズ児童文学賞YA部門受賞と高い評価を受けました。
その後シリーズ化され、2013年から2017年にかけて5冊の続編が出版されました。
2017年に出た6巻目「Forever Geek」で完結しています。


ドラマは全10話のシリーズ。

監督は「マーリン」のデクラン・オドワイヤー。

脚本は「80日間世界一周AROUND THE WORLD IN 80 DAYS」のジェシカ・ラストン(Jessica Ruston)など。


主演は「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」のエミリー・ケアリー。

ほか出演は「ステイ・クロース」のサラ・パリッシュ、「グッド・オーメンズ」のティム・ダウニー、「ホイール・オブ・タイム」のサンドラ・イ・センシンディヴァー(Sandra Yi Sencindiver)、エマニュエル・イマーニ(Emmanuel Imani)、リアム・ウッドラム(Liam Woodrum)など。


ドラマ「Geek Girl」は2024年5月30日Netflix配信開始予定。