ゴルフ直線打法
 
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読者からのコメント

今日下記のようなコメントを貰いました。


コメント
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1 ■はじめまして。
貴兄の記事を約2週間かけて全て読ませて戴きました。
貴兄のおっしゃる、左腕外旋、右腕内線の動きでバックスイングをする時にフックグリップにしていると、極端なシャットフェースになりませんか?
このシャットフェースの状態からダウンスイングでさらに左腕外旋、右腕内線を強めるとフックボールにしかならないようね気がします。
グリップはウイークグリップが良いのでしょうか。
TAKA 2009-06-25 20:12:49

小生体調不良で最近真っ当なコンピュータの利用ができません。
そこで体力が続く範囲内でここに返信を書きます。

初めにまずグリップを古いフックグリップからマジック・グリップに代える
ことをお勧めします。

これで問題はすべて解決すると思います。


腕の縦軸回りの回転が決定的

バックで左腕を腕の縦の軸に対して内側に回すのは絶望的な動きです。この動きで右腕は外側に回り、グリップは如何にも右の遠くに伸ばされるような気がします。

ところがこの動きでは体の向きが右に回り、実際のスイングでグリップは体の右の遠くには動きません。

これが納得出来ない人は、逆に左腕を腕の軸に対して外側に回して見ればよいのです

この時体の左側の踏ん張りで、体の中心に対してグリップはしっかり右に伸ばされます。腕と体の結びつきが強く、左脚の踏ん張りでしっかりしたパワフルな動きが生まれます。当然スイングも力強く、方向性の良いの良いショットが実現します。

簡単な実験で確認出来ますから試してみて下さい。

経験だけでは安定しない

一生懸命に練習して上手な技を習得しても、少しの失敗でもあれば自信を失います。

一定の技には、これを支える一定の体の動きがあるはずです。これを捉えて動きの「理屈」とすれば、繰り返しの経験でその正しさを確認できます。

一旦「理屈」が有効であることが確認できれば、安心してこれを使い続けることができます。たとえ僅かの修正が必要になっても、安心して修正を試みることができます。

「急がば回れ」です。

体の右側に引き下ろすダウン

女子ゴルフの廣済堂レディスカップで横峯さくらプロが優勝しました。

横峯プロのトップは、左右の腕の肘の間が大きく開いて引き上げられる、という独特な形になっています。

この形のトップからのダウンでは、まず体の右側でグリップを引き下ろして振ることになります。

これで「核心打法」のように、インパクトのフラット・スポットが広くなり、方向性が良く飛距離の大きいスイングが実現します。

回転型では肩が横に、直線型では縦に回る

クラブを振る動きの違いは、インパクトの動きを生む肩の回転面の違いに現れます。

腰を回す動きで腕を振る回転型の場合には、これに伴って肩の高さが保たれるように振られます。

直線的に振る動きでインパクトを実行する場合には、グリップを直線的に振るために左肩が上がり右肩が下がる肩の動きが必要になります。

腕を振るだけでも腰は回る

これまで腰回し型と直線型のスイングを対比して来ました。腰回しスイングでは腰の回転的な動きの最後に腕が振られます。直線型では先ず腕の引き下ろしが行われ、続く脚腰の踏ん張りでクラブが左に引き抜かれます。

ところが、最初から腕でクラブを振り回して打とうとすると、これだけで腰が左回りに回ってしまいます。これはいわゆる腰回し型のスイングではなく、腕振り型スイングとでもいうような動きになります。勿論腕の動きは遅く、インパクトには力が入りません。

こんな動きをする人はいないだろうと思いますが、実際にこのようなスイングをする人を見かけた記憶があります。もちろんこれでは打球の方向性や安定性は確保出来ません。

ダウンスイングの基本構造

これまで、「押して打つか引いて打つかを意識するだけで体の動きが変わる」(09-04-28)、「ダウンの意識で動きが変わる」(09-04-29)、「右サイドで振り切ってもダフらない」(09-04-30)など、ダウンスイングの特徴的な動きについていろいろ見てきました。

これらの話には、何故このようなことが起きるのかの説明がありませんでした。そこで実際にクラブを振って試すことになりますが、自分のスイングの癖によって必ずしも納得できない場合も生まれます。

この難点を避けるには、スイング動作の基本的な仕組みを捉え、これに基づいてそれぞれの場合の動きの特徴を理解する必要があります。

そこでダウンスイングの基本的な体の動きの構造を考えると、これはクラブヘッドを引き下げる動きと、ヘッドを右から左に引く動きとの組み合わせで出来上がっていることが分かります。

実際のダウンスイングでは、まずクラブヘッドを高い位置から低い位置に引き下ろし、そこから左に振ります。これがダウンスイングの基本構造であり、これらの動きの組み合わせでインパクトが実現するわけです。

こうして、これらの動きを生み出す体の動きの仕組みに注目することでスイングの特徴が捉えられることが分かります。

まずダウンの初期に強く引き下ろしを実行すれば、インパクト圏を含む左への動きの区間が長くなる筈です。逆に、ダウンの初期の引き下ろしの動きが弱ければ、インパクト圏を含む左への動きの区間は短くなる筈です。

更に、インパクトでは強力な打撃動作が必要ですから、これには右腕(利き腕)の動きが主体になります。これは右腕で押す動きになります。引き下ろしの動きは体の右側で実行されますから、そこでは伸びている左腕の引きの動きが主体になります。

結局、これらの腕の動きの実現に必要な体の動きが、スイングの形を決めることになります。

納得出来るかどうかは、実際にクラブを振りながら確認してみて下さい。

右サイドで振り切ってもダフらない

簡単に右サイドで振り切ると考えても、頭を安定に保って脚腰が踏ん張ればヘッドはボールに届きます。

これで腰を回して振るよりも強くて方向性のよいショットが実現するのです。

ダウンの意識で動きが変わる

ダウンで直接ボールを目がけて振ると腰が回ります。

体の右脇にクラブを引き下ろす意識でダウンに入ると、脚腰が踏ん張ってボールを打ちます。これで腰を回して振るよりも強くて方向性のよいショットが実現します。

簡単に右サイドで振り切ると考えても自然にこの動きに入ります。

押して打つか引いて打つかを意識するだけで体の動きが変わる

ヘッドを押し抜こうとすると脚腰が踏ん張ります。ヘッドを引いて打とうと意識すると腰が回ります。
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