今日の水槽警備員。

今日の水槽警備員。

2010/11にオカヤドカリ5匹の飼育を始めました。
備忘録も兼ねて日々の記録を淡々とつけてましたが、
現在はビーチコーミング記事がメインです。

オカヤドカリ記事は現在更新停止中です。
オカヤドカリ情報を知りたい方は以下のサイトが非常にオススメです!
みーばい亭

奄美大島の続きの記事を書こうと思ってからずいぶんさぼってしまいました。

ふとブログのレイアウトもずっと変えていなかったことに気づいたので、ついで?に変えてみました。

写真が少し大きくなって見やすくなった気がしますが、どうでしょうか。

でもレイアウトを変えても過去にアップした分はそのままみたいです、残念。

 

奄美大島2つ目の記事では、その他の浜の成果とちょっとだけ夜磯をして見つけた生き物の写真のご紹介です。

 

浜に行く途中で見つけた鮮やかなハイビスカス。

この写真だけ見ると季節が分からなくなりますね。

 

まずはこちらの浜へ。微小貝が良く拾えるポイントですが、前回来た時は打ち上げ少な目でした。今回ははたして…。

 

この浜は人が全然いないからか、オカヤドカリ達がのんびり歩き回っていました。

マイマイの殻に入っているところを見ると、この辺りの宿事情はなかなか厳しいみたいです。

 

あまり収穫がなかったので早めに切り上げて次の場所へ。

風がなく引き潮で波も届かなくなっていたからか、まるで鏡のような海面がみられました。

 

良い景色は見られたものの、収穫は少し物足りなかったので1日目の浜に戻ることに。

前日に一通り見たはずだったのですが、新しく打ち上がったのか新鮮なイボダカラが!

 

その後もちらほら良い感じの貝が拾えたので日没まで貝拾いを堪能しました。

収穫はこの後まとめてご紹介します。

 

貝拾いの後は少しホテルで休憩し、夜の磯観察に繰り出しました。

警戒心が強いせいか昼間はあまり見かけないアオボシヤドカリを発見。

 

こちらはまだ少し小さいコモンヤドカリ。南のヤドカリは色合いと模様がオシャレですね。

 

夜の海では生きた貝も見つけやすいのが良いです。

リュウキュウツノマタは身が真っ赤!

 

少し若いテツボラもいました。殻口が薄いと雰囲気が随分違って見えます。

 

まだまだ夜磯を楽しみたかったのですが、ここで雨が降り出し泣く泣く終了。少し不完全燃焼な夜磯となりました…。

 

1つ目の浜の収穫。

大物。

シラクモガイ、ツノレイシ、モダマ(タシロマメ)

ヤナギシボリダカラ、エダカラの亜成貝、モダマ(ワニグチモダマ)

 

エダカラは亜成貝ですがピカピカのものは初めて拾いました。

モダマ3つも嬉しい拾い物です。

 

エダカラの亜成貝のアップ。

背面の模様はほぼ出来上がっているように見えますが、歯側はまだまだ成長途中の状態。

成貝のFDもいつか拾ってみたいものです…!

 

2つ目の浜の収穫。

中くらいの貝。

ユキネズミ、マルベッコウバイ、ミガキタケ

サラサバテイの幼貝、サケツノガイ

 

この浜は他とちょっと違う雰囲気の貝が多く拾えました。

サケツノガイ、先端に裂け目があるのですが、ものすごく細くて肉眼で見るのはちょっと大変です。

 

小さめの貝。

ハギノツユ、イシマキガイ、アカベソキサゴモドキ、イロアセアシヤガマ

テツイロナツモモ、カゴサンショウガイモドキ×2、イボダカラの亜成貝、フシカニモリ

 

最近ようやくハギノツユとカザリダマの違いが分かるようになりました。

イシマキガイは淡水の貝ですが、近くに川があったのでそこから流れてきたのかも。

 

微小貝。

ゴマフヌカボラ、ネジガイ、シイノミクチキレ、チヂミフトコロ、サンショウガイモドキ

ベニヤカタ、サラサバイ、ハナゴショグルマ、クルマチグサ、ヒナメダカラ

カゴメシロネズミ、イトカケシロネズミ、メガボタンウニ、タマゴウニ、コメツブウニ

 

ベニヤカタは紅色が抜けていて穴開きですが拾ってきてしまいました。

小さいウニ3種は打ち上げ帯のかなり上の方で発見!

 

大きめの二枚貝。

アラヌノメガイ、ヒメニッコウガイ?

フキアゲアサリ、ヒバリガイ、ヒバリガイ?

 

ヒバリガイは三浦でも良く拾えますが、ここまで赤いのは珍しいです。

右側も形や特徴はヒバリガイなのですが、こんなに色の変異があるでしょうか…?

 

小さめの二枚貝。

ニッコウガイ科の何か?、イガイ科の何か?、イタヤガイ科の何か?
ゴシキザクラ?、ゴシキザクラ

 

つい拾ってきてしまうのですが、二枚貝は難しくてこの辺はほとんどお手上げです。

 

3つ目の浜の収穫。

大物。

ニシキノキバフデ、リュウキュウツノマタ、オキニシ

リュウテン

 

リュウテンはオカヤドカリというライバルがいるのでなかなか拾えないのですが、今回は幸運にも大きいものがゲットできました!

 

中くらいの貝その1。

シロイガレイシ、ハナビラダカラ、ハナマルユキ、コモンダカラ、ベッコウフデ

キヌカツギイモ、サヤガタイモ、ベニイモ、アラレイモ、ハナイモ

 

コモンダカラはなかなかFDが拾えないので嬉しい拾い物です!

 

中くらいの貝その2。

イボダカラ、スソヨツメダカラ、チカゲイモ?、シロマダライモ、?

サラサマクラ×2、ムラサキツノマタモドキ、ハナシフデ、コガンゼキ

 

幼貝サイズですがコガンゼキは初拾い!

そして色の濃いイボダカラは何個拾っても嬉しいです。

左下のマクラガイは口の中が黒っぽかったので珍しいものかと思って拾ってきたのですが、特徴からサラサマクラのようです。

 

中くらいの貝その3。

クチジロヒメヤタテ、フチヌイフデ、マユフデ、クチベニホラダマシ、スジグロホラダマシ

ウキダカラ、トウガタガイ、チヒロガイ、リュウキュウナデシコ?

 

艶が残っているウキダカラを拾うのは久しぶりです。

クチジロヒメヤタテは2016年に奄美で拾って以来2個目です!

 

小さめの貝。

キイロフデ、ミヨリオトメフデ×2、キイロフデ?⇒コメントでヤママユフデと教えていただきました!、ヒメヨフバイ

ホンサバダカラ、ゴマフダカラ、ウネシロレイシダマシ、ヒメクワノミレイシダマシ、イトマキレイシダマシ

 

良い状態のホンサバダカラとゴマフダカラが拾えました。

下段のウネシロ~とヒメクワ~のレイシダマシ系も随分前に奄美で拾って以来の再会でした。

同じ貝が拾えると生態系が維持されているようで嬉しくなりますね。

 

 

記事にするのに時間がかかってしまいましたが、今見ても良い貝が拾えていてまた奄美に行きたくなってしまいます。

長い夏が終わってこれから貝拾いシーズンに入るので、溜め込んでいた貝を整理して次の貝拾いに備えていこうと思います。

去年の年末にも奄美大島に行って貝拾いをしてきました。

 

コロナ禍で沖縄には行き辛くなってしまいましたが、南国気分を味わって貝は拾いたいということでここ数年は奄美ばかり訪れています。

行く度に期待を裏切らない収穫があるのも奄美の良いところです!

 

飛行機を降り立ったらレンタカーを借りてまずはこの浜へ。

この海の色を見るたびにうきうき気分になります。

 

打ち上げ帯はちらほら貝があり良い感じ。

昼間からオカヤドカリが活動していると新鮮な打ち上げが期待できるような気がします。

 

欠片ですがタコブネを発見。

かなりくたびれているので遠くからはるばる運ばれてきたのかもしれません。

 

ツマムラサキメダカラのFDも見つけました。

こんなに状態が良いものは初めてかも!

 

セコバイ科のあまり見かけない雰囲気の貝。

初拾いの予感…!

 

状態の良いカノコダカラ。いつ拾っても嬉しい貝です。

 

色が濃くて完璧なクチムラサキダカラ!

と思ったら中身入りでした。いつかこのクオリティのFDを拾ってみたい。

 

FD一歩手前のエダカラ。

エダカラもなかなか模様残りが拾えていなかったのでこれも嬉しい収穫です。

 

少し剥げてしまっていますがこれまで拾った中で一番綺麗な状態のスソムラサキダカラもありました。素敵なタカラガイラッシュ!


 

状態問わず凄い数のタカラガイが打ち上がっていたので寄せ集めてみました。種類も多様で海の豊かさを感じます。

 

タカラガイばかり写真を撮ってしまいましたが、しゃがみこんで大物から微小貝までじっくり探し、2日ほど貝拾いを堪能しました。

 

奄美での収穫。

一日目その1。

アカイガレイシ、クリイロヤタテ、ミガキタケ

ミガキセコバイ、ヤナギシボリダカラ、ヒトハサンゴヤドリ

 

ミガキセコバイは初拾い!

他のセコバイの仲間と比べて表面の彫刻が弱く、最初は摩耗したヒモカケセコバイかと思いました。

ヤナギシボリダカラも絞り模様はないですがツヤツヤです。

 

ミガキセコバイをアップで。

よく見ると殻頂の方にはうっすら布目状の溝があるのですが、下に行くにつれてほとんど消えていてつるっとした表面です。

名前の通り、確かにセコバイをやすりで磨いたらこんな感じになりそう。

 

一日目その2。

ヒメイシダタミアマオブネ、コムラサキレイシダマシ?、ツマムラサキメダカラ、ホウシュノタマ

クリンニナ、ハナマツムシ、ノシメニナ、チョウジガイニセチョウジガイでした、フリジアガイ、マメウサギ

 

コムラサキレイシダマシは小さくてくたびれているのでちょっと怪しいですが、他に似た貝がなく…。

ツマムラサキメダカラはピカピカです!

フリジアガイはてっぺんが欠けていますが、細かい彫刻が素敵です。

 

一日目その3。

キイロダカラ、カノコダカラ、チリメンダカラ、ヘソアキアシヤエビス

キヌヨフバイ、シリオレホラダマシ、トウガタカワニナ、ムロガイ

 

カノコダカラはFD一歩手前ではありますが模様残りは久しぶり!

ムロガイは3年前にも奄美大島で拾ったことがありますが、今度は穴なしの完品です。

 

一日目その4。

サメザラ、ウラキツキガイ、チヒロガイ

シロインコ、リュウキュウオトメガサ、ズキンフウリンチドリ、カワチドリ

 

サメザラは合弁で綺麗な状態のものが拾えました。

いつもこの貝を見るたびにわさびがおろせそうだと思ってしまいます。

 

二日目その1。

カネコマクラ、スソムラサキダカラ、ヤクシマダカラ

ジュセイラ、バンザイラ

 

カネコマクラは初拾い!

ヤクシマダカラはフォルムが丸っこくてもしやキッコウダカラかも…と思って拾ってきましたが、形が変なだけのようです、残念。

 

でも、これまでで一番良い状態のジュセイラと、初拾いのバンザイラ!

一日で日本三美螺のうちの2つをゲットです!!

 

バンザイラをアップで!

日本三美螺といえばフジツガイ科のショウジョウラ、ジュセイラ、バンザイラですが、その中でもバンザイラは数が少なくレアとの噂だったので、こんなに良い状態のものが拾えて嬉しいです!

嬉しさのあまり浜で写真を撮るのも忘れてきてしまいました。

 

これで我が家にも三美螺が揃った、と思いきや、実はショウジョウラは小さいものしか持っておらずでした。

いつかショウジョウラの成貝をゲットしたら3つ並べて記念撮影したいです。

 

2日目その2。

エダカラ、コモンダカラ、シボリダカラ、シチクモドキ、イトマキイモ、ムラサキアンボイナ

ヒモカケセコバイ、ニシキニナ、ハイイロミナシ、キマダライガレイシ、ベニウミフデ

 

エダカラはかなり良い状態だけに艶が少ないのが惜しいです。

イトマキイモは久しぶりにイモガイ科の初拾いになりました。上品な雰囲気ですね。

 

2日目その3。

ベッコウフデ、フデイモ、クリイロヤタテ?、ヤサガタムカシタモト

フトコロヤタテ、ハナワレイシ、ハチジョウレイシダマシ、イボダカラ×2

 

イボダカラは色の薄い方も濃い方もどちらもツヤツヤです。

 

2日目その4。

コホラダマシ、ゴマフヌカボラ、フリジアガイ、コンシボリツノブエ、コゲチドリダカラ、クロシオダカラの亜成貝?

ホシヤマオトメフデ、ミダレシマヤタテ、イトカケシロネズミ、バライロフタナシシャジク、イタヤガイ科の何か?

 

フリジアガイ、2つ目は殻頂が残ったものが拾えました。

そしてルビイフタナシシャジクだと思って拾ってきた貝が何と初拾いのバライロフタナシシャジク。こちらの方が少し肋がはっきりしているのですが、じっくり確認しないと見分けるのは難しそうです。

 

そして、右上のタカラガイ、タカラガイブックで調べてみたものの、似たものが見つからず…。

 

アップにしてみました。

下側左右に1つずつと、側面にかすかに黒い点があります。

全体的な形からクロシオダカラの亜成貝かなと思うのですが、自信なしです。

 

 

今回の記事の収穫は1つの浜だけなのですが、過去の貝拾いの成果に負けず劣らず良い貝が拾えました。

貝拾いはタイミングが大事と言いますが、まだ全然良いタイミングが分からないので何度も通って当たりを狙うしかないですね…!

 

次回は奄美大島の磯の生き物観察とその他の浜の貝拾いの成果をまとめる予定です。

ビーチコーミングの記事も溜め込んでいますが、その間に夜の磯遊びにも度々行っているのでここでまとめて観察記録に残しておこうと思います。

 

ここ数年は昼よりも夜に磯に行くことの方が多くなりました。

夜の方が色々な生き物に出会えるのが一番の理由ですが、人が少ない(同業の方はちらほらいます)のでのんびり観察できるのも良いんですよね。

 

長靴を履いてヘッドライトをつけていざ夜の磯へ。

 

三浦半島でも割と良く見かけるようになってきたツマジロナガウニ。

いつもは岩の窪みにはまっていることが多く、開けたところにいるのは少し珍しいです。

 

謎の塊。マンジュウボヤの仲間でしょうか? 

つついてみたら意外にも結構固めでした。

 

オミナエシダカラの生体。小さな目がかわいらしい。

 

岩の隙間にシボリダカラの生体が!

生きているシボリダカラを見つけるのは初めてです。

もっと深いところにいるのかと思っていましたが、この日は潮間帯の上の方で出会うことができました。

 

少し深いところにヒョウモンダコが泳いでいました。

夜の磯に来る度に見かけるので、かなりの数が生息していそう。

こんなにいるとなると、裸足で磯に入るのはためらわれます…。

 

 

色々な生き物に出会えて楽しかったので、また別の日に同じ場所に磯遊びに来ました。

 

外套膜全開のオミナエシダカラ。

海藻が生えているところにいたら気づかなさそうです。

 

紫色で綺麗な1cmくらいのエビ。

ムラサキウニと共生するムラサキヤドリエビという名前のようです。

近くにはウニがいなかったのですが、はぐれエビ?

 

トゲチョウチョウウオの幼魚にも出会えました。夜なので小さな網で簡単に捕まえられます。

 

前回のシボリダカラに続き、今度はコモンダカラの生体を発見!

シボリダカラは外套膜の観察を忘れていたので、今回は観察ケースに入れてみましたがなかなか見せてくれず…。

 

バケツに入れてしばらくしたら半分だけ見せてくれました。ふっさふさです。

 

タイドプールを覗いたら何か大きなものが張り付いていました。

これは!!!

 

なんと、ホシダカラの亜成貝!!

手で持つとずっしり重さを感じる10cm超えの大きさです!

 

側面に一度割れたような跡がありました。三浦半島でもここまで大きくなれるんですね。

まだまだ口はできておらず、殻も薄い感じですが夜磯で出会った生き物の中で一番の驚きでした!

 

その後中身は空っぽでしたがホシダカラの幼貝も見つけました。

最近はちらほら三浦半島での発見報告も上がっているようなので、少しずつ定着しつつあるのかもしれません。

 

その他の夜磯で見つけた生き物たちも雑多にご紹介。

 

こちらはベッコウイモ。

打ち上げ貝はたまに見るものの、生体は初めて見つけました。

この日は他にも近くに2~3匹生きているものがいたのですが、何か出てくるタイミングがあるんでしょうか。

 

このウミウシはマダラウミウシでしょうか?

 

こちらはベッコウヒカリウミウシ。赤い海藻のところにいてしっかり擬態していました。

 

ミヤコウミウシもいました。

ウミウシは写真を撮るのが難しいのですが、これは珍しくうまく撮れたかも!

 

石をめくってみたらのっぺりしたものがくっついていました。

 

観察ケースに入れてみたら魚のフォルムに。

ミサキウバウオでしょうか。

ウバウオはお腹の所に吸盤があるので石にも張り付けるんですね。

 

卵を産んでいるイソバショウ。

何となく貝類は海中で卵を産むのかと思っていましたが、干潮時に産む種類もいるんですね。

 

小さめサイズのシラヒゲウニ。南方系のイメージでしたがすっかり定着した感があります。

 

ほとんど水がないタイドプールに20cmくらいのタコが!

マダコかミズダコか見分けがつかないですが、ヒョウモンダコと違って迫力があります。

 

この後も何度か磯遊びに行っていますが、長くなってきたので今回はここまでにしておきます。

 

夜磯で拾った貝たち。

ナツメモドキの亜成貝、キイロダカラ

チャイロキヌタ、カミスジダカラ

 

FDのタカラガイが拾えるのが冬の夜磯の楽しみの一つです!

 

ホシダカラの幼貝。

ホシダカラは関東の冬の寒さには耐えられず幼貝でお亡くなりになるものだと思っていましたが、亜成貝の生体を見つけてしまったので今後の期待が膨らみます…!

早くも2023年の12分の1が終わろうとしていますが、徐々に遠出できる雰囲気になってきたので、今年は色々な場所に貝拾いに行こうと思います!

 

その前にまずはこれまで溜めていた記録を整理しなくてはということで、大分前の内容にはなってしまいますが、台風一過の後に近場に貝拾いに行った記録をまとめてみます。

 

嵐が去って綺麗に晴れた空。

大物があるかもと気が急いてしまい、大分早い時間に浜に来てしまいました。

 

海もかなり荒れたようで、浜には海草や流木がたくさん打ち上がっています。これは期待できそう!

 

今まで欠片しか見たことがなかったスカシカシパンの形が残ったものを初めて発見!

端がずいぶん欠けているものの新鮮な状態。

慎重に持ち帰って漂白したのですが、残念ながらぼろぼろに…。

いつか完品を拾いたいものです。

 

ツヤツヤの綺麗なレンジャクガイ。

海が荒れた後ならではの大物です!

 

大分くたびれていますが、三浦半島では珍しいビワガイもありました。

 

新鮮な状態のブンブクですが、前半分しか残っていません、残念。

 

トンビが珍しく低いところにとまっていたので写真を撮ったら、後ろにうっすら富士山も写っていました。

一富士、二鳶…!

 

この日はまだ早い時間だったので城ヶ島にも行ってみることに。

公園を抜けた先にある浜に向かいます。

 

逆光の中にそびえ立つ新しい安房崎灯台。

 

グラデーションがしっかり大根です。

 

こちらの浜もかなり荒れたようで、カメノテが丸ごと打ち上がっていました。

 

探し始めてすぐにここでは珍しいアジロダカラを発見!

 

ここに来たら1つは見つけないと帰れない気がするツグチガイ。何とか1つだけ見つけることができました。

 

すれていて穴が空いているものの、久しぶりにシロオビコダマウサギも見つけました!

 

この後も貝溜まりを掘り返しつつ、荒れた後の貝拾いを堪能しました。

 

最初の浜での収穫。

大物。

イタヤガイ、ヤツシロガイ、レンジャクガイ

 

大きなイタヤガイを拾うのは久しぶりです。

レンジャクガイはこれまで拾ったものの中で一番状態が良いものでした!

 

その他の巻貝。

ハナワレイシ、コロモガイ、ハナカゴオトメフデ

クロオトメフデ、サラサバイ

 

くたびれたものが多いですが、普段あまり見かけない貝が拾えました。

特にハナワレイシはもっと南の方の貝だと思っていましたが、三浦でも拾えるんですね。ヤドカリが運んできたのでしょうか。

 

二枚貝。

スリガハマ、キヌザル

アシガイ、ナデシコガイ、スダレガイ

 

ちょっと珍しい二枚貝がいくつか拾えました。

スリガハマは拾ったことがあったような気がしていましたが、意外にも初拾い!

 

ナデシコガイ、合弁だったのでアップで撮ってみました。

これまで何個も拾っていますが、合弁は初めて拾いました。

まだ小さいからか、よく見るナデシコガイよりも色が鮮やかでかわいらしい雰囲気なのもお気に入りです!

 

城ヶ島での収穫。

ククリボラ、マルベッコウバイ、ベニオトメフデ、ベニシボリ、ヤッコグルマ

アジロダカラ、シボリダカラ、ナシジダカラ、ツグチガイ、シロオビコダマウサギ

 

初拾いはありませんが拾えると嬉しい貝達。

ベニシボリはなかなか頭頂が残っているものを拾えませんが、綺麗な状態のものを見るとまだこの辺りでも生息していることが分かるので嬉しくなります。

アジロダカラは房総や沖縄ではちらほら拾っていましたが、城ヶ島では何と2014年に拾って以来の8年ぶりでした…!

 

 

最近は貝拾いをする人も増えてきたのでなかなか良いものが拾いにくくなりましたが、タイミングを見計らって行くとやっぱり良い収穫がありますね。

今年はタイミングを逃さないように、フットワーク軽く貝拾いに行くことを目標にしたいと思います!

奄美大島の残りの貝拾いと夜の磯遊びの生き物紹介記事です。

 

2日目もいつものこの浜で貝を探します。

暑くなく、寒くなくちょうど良い気候でまさに貝拾い日和。

 

1日目には見切れなかった場所も見つつ、のんびり貝拾いを堪能しました。

 

ここでの収穫。

大きめの貝。

カブラツキガイ、ムラサキアンボイナ、クモリフデ、マルアラフデ

チリメンアナゴ、カノコダカラ、スジグロホラダマシ、ベッコウバイ、クネリクリムシ

 

なかなか綺麗なものが拾えないカノコダカラ、今回も模様は残っているものの惜しい状態です。

クモリフデは口が大きく欠けているので背中側を向けています…。

 

小さめの貝。

イトマキオトメフデ、シイノミクチキレ、サバダカラ、ツノイロチョウチンフデ、ミガキタケ

スソグロクチキレ、カザリダマ?、テツアキチドリダカラ、ハナゴウナ科の何か?

 

イトマキオトメフデは鮮やかなオレンジ色が目立つ雰囲気のある貝です。

そしてテツアキチドリダカラは久しぶりのタカラガイ科の初拾い!

 

テツアキチドリダカラをアップで撮ってみました。

少し欠けてしまっているものの、はっきりテツアキチドリダカラと分かるものを拾えたのが嬉しい!

チドリダカラとよく似ていますが、Asaさんのブログ記事に詳しい見分け方の解説があり、大変参考になりました。オススメです。

 

 

夜に備えて昼間の貝拾いは早めに切り上げ、ホテルで仮眠して準備は万端!

昼間良いものが拾えた海岸に、暗くなってから訪れてみました。

 

夜の海岸では立派なムラサキオカヤドカリ達がお出迎え。

 

頑丈そうなチョウセンサザエに入った一匹をモデルに撮影会。あらかわいい。

 

打ち上がったヤシの実でパーティも開催されていました。繊維質っぽく見えますが、美味しいんでしょうか…。

 

砂浜でオカヤドと戯れた後は磯もチェック。

綺麗な状態のニシキノキバフデ発見! 中身入りでなければ持ち帰りたい。

 

イワカワウネボラの生体も初めて見つけました。

 

あまり見かけないタマガイ生体。フタに2本溝があるのでハギノツユ、でしょうか?

 

観察ケースに入れてみると動き始めました。シマシマの触角がオシャレ。

 

アオボシヤドカリも見つけました、こちらも足の模様がオシャレ!

 

眠そうにしていた大きな魚を網で掬って見たら簡単に採れました。

イシガキハタでしょうか。ヒレの模様が綺麗です。

 

三浦半島では見かけないタイプのエビ!

フシウデサンゴモエビという種類のようです。

 

これは三浦にもいるサラサエビ、と思いきや、お尻に黒い点があって少し模様が違うヤイトサラサエビでした!

 

紅白な色合いのエビを発見!

オトヒメエビという名前のようです、可愛らしい名前。

 

この色、触角の長さは!

ゴシキエビの子供でしょうか。鮮やかな色合いでとても目立ちます。

 

生きているイモガイもたくさん見かけました。

これはハイイロミナシ。

 

殻底が鮮やかな紫色のイモガイ。キヌカツギイモ…?

 

こちらは分かりやすい模様。ヤナギシボリイモです。

 

イボシマイモもいました。体の色が濃い赤なんですね。

 

小型のイモガイも発見。サヤガタイモでしょうか。

 

他にも色々な生き物を見ることができ、大満足の夜の磯遊びとなりました。

 

夜磯での貝の収穫。

ヤナギシボリダカラ、アミメダカラ、チリメンダカラ

ハナマルユキ、タマゴウニ

 

アミメダカラはこれまで拾ったものの中では一番模様が残っています。いつかFDを拾いたいものです。

 

 

奄美大島では貝拾いも磯遊びも堪能し、大満足の旅となりました。

毎回初めて拾える貝、初めて見る生き物が見られるのが奄美の凄いところです。

昨年末から今年にかけて奄美にも軽石が漂着したようなので、その影響がないと良いのですが…。