奄美大島の続きの記事を書こうと思ってからずいぶんさぼってしまいました。
ふとブログのレイアウトもずっと変えていなかったことに気づいたので、ついで?に変えてみました。
写真が少し大きくなって見やすくなった気がしますが、どうでしょうか。
でもレイアウトを変えても過去にアップした分はそのままみたいです、残念。
奄美大島2つ目の記事では、その他の浜の成果とちょっとだけ夜磯をして見つけた生き物の写真のご紹介です。
浜に行く途中で見つけた鮮やかなハイビスカス。
この写真だけ見ると季節が分からなくなりますね。
まずはこちらの浜へ。微小貝が良く拾えるポイントですが、前回来た時は打ち上げ少な目でした。今回ははたして…。
この浜は人が全然いないからか、オカヤドカリ達がのんびり歩き回っていました。
マイマイの殻に入っているところを見ると、この辺りの宿事情はなかなか厳しいみたいです。
あまり収穫がなかったので早めに切り上げて次の場所へ。
風がなく引き潮で波も届かなくなっていたからか、まるで鏡のような海面がみられました。
良い景色は見られたものの、収穫は少し物足りなかったので1日目の浜に戻ることに。
前日に一通り見たはずだったのですが、新しく打ち上がったのか新鮮なイボダカラが!
その後もちらほら良い感じの貝が拾えたので日没まで貝拾いを堪能しました。
収穫はこの後まとめてご紹介します。
貝拾いの後は少しホテルで休憩し、夜の磯観察に繰り出しました。
警戒心が強いせいか昼間はあまり見かけないアオボシヤドカリを発見。
こちらはまだ少し小さいコモンヤドカリ。南のヤドカリは色合いと模様がオシャレですね。
夜の海では生きた貝も見つけやすいのが良いです。
リュウキュウツノマタは身が真っ赤!
少し若いテツボラもいました。殻口が薄いと雰囲気が随分違って見えます。
まだまだ夜磯を楽しみたかったのですが、ここで雨が降り出し泣く泣く終了。少し不完全燃焼な夜磯となりました…。
1つ目の浜の収穫。
大物。
シラクモガイ、ツノレイシ、モダマ(タシロマメ)
ヤナギシボリダカラ、エダカラの亜成貝、モダマ(ワニグチモダマ)
エダカラは亜成貝ですがピカピカのものは初めて拾いました。
モダマ3つも嬉しい拾い物です。
エダカラの亜成貝のアップ。
背面の模様はほぼ出来上がっているように見えますが、歯側はまだまだ成長途中の状態。
成貝のFDもいつか拾ってみたいものです…!
2つ目の浜の収穫。
中くらいの貝。
ユキネズミ、マルベッコウバイ、ミガキタケ
サラサバテイの幼貝、サケツノガイ
この浜は他とちょっと違う雰囲気の貝が多く拾えました。
サケツノガイ、先端に裂け目があるのですが、ものすごく細くて肉眼で見るのはちょっと大変です。
小さめの貝。
ハギノツユ、イシマキガイ、アカベソキサゴモドキ、イロアセアシヤガマ
テツイロナツモモ、カゴサンショウガイモドキ×2、イボダカラの亜成貝、フシカニモリ
最近ようやくハギノツユとカザリダマの違いが分かるようになりました。
イシマキガイは淡水の貝ですが、近くに川があったのでそこから流れてきたのかも。
微小貝。
ゴマフヌカボラ、ネジガイ、シイノミクチキレ、チヂミフトコロ、サンショウガイモドキ
ベニヤカタ、サラサバイ、ハナゴショグルマ、クルマチグサ、ヒナメダカラ
カゴメシロネズミ、イトカケシロネズミ、メガボタンウニ、タマゴウニ、コメツブウニ
ベニヤカタは紅色が抜けていて穴開きですが拾ってきてしまいました。
小さいウニ3種は打ち上げ帯のかなり上の方で発見!
大きめの二枚貝。
アラヌノメガイ、ヒメニッコウガイ?
フキアゲアサリ、ヒバリガイ、ヒバリガイ?
ヒバリガイは三浦でも良く拾えますが、ここまで赤いのは珍しいです。
右側も形や特徴はヒバリガイなのですが、こんなに色の変異があるでしょうか…?
小さめの二枚貝。
ニッコウガイ科の何か?、イガイ科の何か?、イタヤガイ科の何か?
ゴシキザクラ?、ゴシキザクラ
つい拾ってきてしまうのですが、二枚貝は難しくてこの辺はほとんどお手上げです。
3つ目の浜の収穫。
大物。
ニシキノキバフデ、リュウキュウツノマタ、オキニシ
リュウテン
リュウテンはオカヤドカリというライバルがいるのでなかなか拾えないのですが、今回は幸運にも大きいものがゲットできました!
中くらいの貝その1。
シロイガレイシ、ハナビラダカラ、ハナマルユキ、コモンダカラ、ベッコウフデ
キヌカツギイモ、サヤガタイモ、ベニイモ、アラレイモ、ハナイモ
コモンダカラはなかなかFDが拾えないので嬉しい拾い物です!
中くらいの貝その2。
イボダカラ、スソヨツメダカラ、チカゲイモ?、シロマダライモ、?
サラサマクラ×2、ムラサキツノマタモドキ、ハナシフデ、コガンゼキ
幼貝サイズですがコガンゼキは初拾い!
そして色の濃いイボダカラは何個拾っても嬉しいです。
左下のマクラガイは口の中が黒っぽかったので珍しいものかと思って拾ってきたのですが、特徴からサラサマクラのようです。
中くらいの貝その3。
クチジロヒメヤタテ、フチヌイフデ、マユフデ、クチベニホラダマシ、スジグロホラダマシ
ウキダカラ、トウガタガイ、チヒロガイ、リュウキュウナデシコ?
艶が残っているウキダカラを拾うのは久しぶりです。
クチジロヒメヤタテは2016年に奄美で拾って以来2個目です!
小さめの貝。
キイロフデ、ミヨリオトメフデ×2、キイロフデ?⇒コメントでヤママユフデと教えていただきました!、ヒメヨフバイ
ホンサバダカラ、ゴマフダカラ、ウネシロレイシダマシ、ヒメクワノミレイシダマシ、イトマキレイシダマシ
良い状態のホンサバダカラとゴマフダカラが拾えました。
下段のウネシロ~とヒメクワ~のレイシダマシ系も随分前に奄美で拾って以来の再会でした。
同じ貝が拾えると生態系が維持されているようで嬉しくなりますね。
記事にするのに時間がかかってしまいましたが、今見ても良い貝が拾えていてまた奄美に行きたくなってしまいます。
長い夏が終わってこれから貝拾いシーズンに入るので、溜め込んでいた貝を整理して次の貝拾いに備えていこうと思います。