ことばとくずかご。

ことばとくずかご。

大学院のときに勉強した辞書や社会言語学のことを

忘れないうちに記録しておこうと思います。

Amebaでブログを始めよう!
このところ、自分のしている仕事と自分の理想としていることに
乖離がありすぎて、それがけっこうつらくて、バランスを崩してて、
起き上がれないことも多くて、会社をその日になって急に休んだりしていた。

昨日、ひさしぶりに会社の人たちと話して、そこが埋められた。

自分を肯定することができなければ、他人を肯定することはできない。
もし自分の才能を、ある程度認めたとしても、
一人ができるんじゃだめで、チームでやっていかなきゃ持続しない。
それが会社の楽しさでもある。

出版の本義、出版理念、うちの会社の存在理由について延々と話しまくった。

直接の上司じゃないのが残念だけど、そういうことを話せる人がいるだけ、まだ大丈夫。
あとはそれを、私と同じ世代の人にも伝えていかないとね。
一つ引き出し入れたら、一つ違う場所のが出てくる。

数か月前から不義理をしています。
メールその他返せていません。
ほとんどのことがストップしています。

辞書つくるって大変だ。
あっちを直したら、こっちがうまくいかぬ。
データの時代になって、検索とか使いまくってうまくできると思っていたんだけどな。
人がたくさんかかわる仕事では、証拠が残っていないとなにかと混乱するし、
結局紙で動かしている。ジレンマ。
こっちを直してあっちを直したいと思っても、最新データが自分のところにない。
ワークフローが結局かわってないのねん。
思っていたような時間短縮はできないようで、結局、地道に。イライラするけど。

内容は大部分がよくなっていると思う。
簡潔にして要を得るのと、ただ文を短くするのは全く違うとわかった。
例文があって理解が深まるものと、例文があろうがなかろうが理解に影響がないものがわかった。
そのあたりをさらに突き詰めたかったな。
あと、今の大学の先生たちがどれだけPC的に中立を求められているかもわかった。
これは実は助かった。大人向けの辞書は差別的な表現が糾弾される今の世、
子ども向けにはけっこう残っていたりするのね。。。他社のも。

まだまだこんなにもやることがある。
辞書はまだまだ発展途上、発展可能だなと思う。
もうちょっと時間かけたかったな。せめてあと半年あれば。
なんとかパソコン環境が復活しました。
というかパワーアップ。
兄からいただいたMacBookにparallelsというソフトを入れて、
WINDOWS 7をインストール。
さらにOFFICE 2010をインストール。
最新です。仕事でもこれを使いたい。

大学院入院(2003年)の際に貯めていたお金で買ったノートパソコン。
大学院の間は持ち運んで使っていたし、モスバーガーから無線LAN接続したり
発表ののたびにちょこちょこ、修論では提出前なんてもうほとんど23時間、
思いっきり使っていたのを、その後もだましだまし使っていたのでした。

それが、披露宴のBGMを選ぶのにiTunesを入れて、
で、YouTubeで使いたい曲を見つけたものの市販されておらず、
動画を落としてiTunesで聞けるようにできるソフトとか試していたら……
ファンがね、をんをん言い出して、ストップ。
それから2秒おきにファンが正常に動作してませんて警告。
2秒おきに出られたら、仕事になりません。
というわけで、瀕死のままのパソコンちゃんは
ちょっと私の元気と根気があるときに救うとして、
どうにか仕事やその他ができる環境をやっとこさつくったのでした。
でもまだUSキーボードに慣れません。。。

というわけで、結局披露宴に使うことができなかった動画。
http://www.shinbunka.co.jp/news2010/08/100810-02.htm

最近、国語施策についてさっぱり日記に書いていないですが、
「改定常用漢字表」はいろいろ問題がありそうなので、
落ち着いた頃に検証したいと思います。って誰に向けて言ってるのかわからないけども。
パブリックコメントを出せなかった私には何も発言権がないかもしれないが。

出版業界紙『新文化』のサイトで小学館の小学生向け辞典のことが書いてあった。
ここでの話題としては主に販売のしかたの話なんだろうけど……11月19日発売とは。

「改定常用漢字表」の告示よりも前になるんじゃ??
いいのか? アリなのか??
法的拘束力がない告示だとしても、答申とまったく同じという保証はないし。
もし告示がちょっとでも内容かわったら、どうするんだろう、、、
『例解学習国語辞典』のほうはあんまり常用漢字レベルまで出てない可能性があるけど、
『例解学習漢字辞典』はさすがに漢字辞典だから出てそうなんだけどな。。。

常用漢字表の認知率は5割に満たないくらいだから、
一般のお母さまたちは何も知らずに新刊に飛び付くのだろうけど、
きっと国語施策に合わせて各社準備してるだろうに。

告示がいつってはっきり言われてないからわからないけど、
答申から半年くらいという話があるから、12月くらいに出るんじゃないかって噂。
それから最終チェックしてとなるから、春には各社の新刊がずらりと並ぶのだろうけど。

ここからは妄想だけども
もし内容に変更があったとしたら修正するのだろうか。
11月に発売する分はどうするのだろうか。
もしや初刷とその後は内容違うとか?
見た目いっしょなのに中身違うことになりそうでこわいな~
大人向けならいいのだけども。小学生向けでそれはちょっと、なぁ。。。
文科省の会議の行方もわからないのに見切り発車って大胆だなぁ。。。
富山に移動中。
なぜ(か、いや新明解国語辞典と富山は縁があるにはあるから、なぜかでもない)か、
新明解国語辞典って、今の世の中だからこそ生きてくる部分があるよなーと思う。

ずばり“新明解国語辞典さん”の目を通して見える世界がそこにあるから。
いちばんわかりやすいのはウィキペディアとの違い。
あいつは確かに使えるが、信憑性や妥当性がいまいち。
なによりも、いろんな人のものさしで世界を見ているから、世界がとらえられない。
というか世界をめざしてはいないんだろう。
ほかの辞典ももちろんそういう部分でウィキペディアよりすぐれていると思うが、
新明解国語辞典さんよりは人格というかキャラがはっきりしていない。

と思ったのは、ふと見たテレビに出ていた
通販の売り上げ増の決め手はサイズ感を伝えることだ
と語る女性のことばが頭に残っていたからだろう。
仕事をしているのだが、終わらない終わらない。
自分ができないから人に頼むことにしたけど、けっこう時間がかかって
その人たちの作業料を計算したらば40万。
どーりで私一人じゃ終わらないわけだ。

まわりもみんな大きな仕事を抱えて、時間もなくて、余裕なくて、
ほかの仕事を気にしている暇はないらしく、細かい気を配れる人がいなくて、なんだかギスギスしている。
昨日あったイベントも最初からわかっていたことが準備できてなくて
直前にバタバタ、誰も仕切る人がいない中、どうにかそれっぽいものができたけど、
ひとえに先生がそういうことに慣れている人だから成り立ったんだろう。

販促商品をつくるのに、なにの販促のためにつくるのか決まっていないなんて。
つくれば何かに使えるに違いないと思っているのかしら。
カメラのショット、構図、商品の見せ方、目線、声色、間の取り方……
ちょっとの工夫で効果は全然違うのに、そこをデザインする人がいなかった。
ふだんなら自分がやると言いそうな人も、自分の忙しさのためか前に出ず(私も含めて)。

自分が担当したインタビュー原稿は、
前回の反省(人に見せたら質問文が長くなり何を聞いているのかわからなくなった)から
細かく細かく問いを立てることで編集しやすくなるから、と主張し、ママで通したのだけど、
直前に助言を受けて順をかえたのがよくなかった。
誰向けのメッセージか調整していたのが崩れて、質問があっちにいったりこっちにいったり。
インタビュアーとインタビュイーのおかげで形にはなったが、、、

それらしくとかそれっぽくってあんまり意味がないし、
同じ体力つかってるのに無駄が多いのはほんとにやだ。
コストをしぼることは必要だけど、むやみにただしぼるんじゃ
その業界の価値を下げるだけにしかならない。

なんとでもなるように用意するのは、時間がかかるだけでなく、
誰に向かってのメッセージかということがぼやける分、効果も低くなる。
お金が潤沢にあるなら、何回かしていくうちに効果を見ながら調整できるけど、
その一回にかかっているというのに狙っていかないのはどうしてなんだろう。

ひたすら疲弊。
入らないより入っているほうがいいに違いない。
ないよりは一冊でもあったほうがいいに違いない。

辞書ボタンでクイック検索。

ないよりあったほうが断然いいのはわかってる。

しかし、しかしだ、その根拠を教えてください。
誰にでもわかるように。
辞書をつくっている人にもわかるように。

辞書の必要性、私が思っている形とちがうけど、
そういう形が必要だというなら話を聞いてみたいんです。

どういう言葉を取り上げるかということも大切なことだけども、
それよりももっと切実に考えなくてはいけないと思っています。


シャープの携帯電話広告に対して思ったこと。
たいへん申し訳ないのだが、日記でたいへん申し訳ないも何もないのだが、
私は本が嫌いだ。
出版社にいて本が嫌いというのも本当に申し訳ないと思っている。
しかし本が嫌いだ。

本だけでなく映画も嫌いだ。
でも映画は再生すれば、または劇場にいれば進んでいくのに、
本は読まないと進まないから嫌いだ。

というか本というより物語が苦手なのだ。
でも演劇は観られるので物語だから嫌いなわけじゃないのだろう。

そんな私が物語を読むのは泥のように疲れているときなんだけども、
最近、読んでいます、短篇だけど。
いつ観たか覚えてないくらいに微妙に前。
ヒッキーというか引きこもりの話。

岩井秀人(サロンパスのCMに出てる)の気持ち悪さ(演技)がたまらない。
気持ち悪くて気持ち悪くて好き。
というか岩井秀人が好きだー。

実話から出発している妄想の話。
お母さんも最初から気持ち悪い。でもどんどんお母さんに味方してしまう。
そして最後には泣いてしまう。なんか美しい。
何度も観られると思った。
あ、ハイバイのを記録してないや。
いずれ。

さて、ブルースカイ「透明感のある人間」。

わけわかんない筋書きなのに、しっかりこの役はきっとこういう背景があるんだと
なんとなく了解でき、かつそれをさらに後で納得させられ。
軽くって馬鹿馬鹿しくって気持ちいい。
でもこれはきっと役者さんの技術に支えられているのではないか。
なんだってそうだろうけども。

ところで出版社っていってるのが、どうも印刷所っぽいのですが。
そこにリアルは要らない気がするのに、見ている側が勝手にリアルを見ようとしてしまうのね。