☆ ブローザホーン
今日のマイラーズカップは自分自身、久々の完璧な的中といえるほど満足している。
福島牝馬Sがとても悔しい気持ちだったので、払拭できたと思える。
今日のマイラーズカップで◎としたニホンピロキーフを参考に来週の春天を予想する。
春天に求められるものは下記のとおりと思える。
①馬場改修後、高速馬場は変わらないが芝がソフトになっているため、過去の春天を指数化するなら
スピード 6 スタミナ 4 が逆転して スピード 4 スタミナ6となっているイメージ。
②春天は後半4ハロンからの末脚勝負になるため、力を温存できるためが必要。
つまり道中の追走スピードを持ちながら、最後の末脚に転嫁できる燃費の良さが必要。
③春天は格がいる。昨年、本命にしたブレークアップはノヴェリスト産駒。昨年は最高の内容だったが
3着のシルヴァーソニックを抜けなかった。京都の舞台はキレ味。SSの血筋が必要。マイナー血統では厳しい。
ただ、スタミナ比率が上がったとはいえ、例年どおり、母系にスピード血統は必須。
④京都外回り実績が必要。過去、京都の外回りで好走していることは大きなプラスとなる。
騎手もその経験は必要。
これらを満たすのがブローザホーンとなる。
ブローザホーンはすでに実績馬でファンの多い馬。
この馬が道悪の鬼ということは誰でもが知っている。
ただ、自分のなかでは、このブローザホーンは上記のことをすべて満たす。
①についてはブローザホーンはエピファネイア産駒で母父がデュランダル。
この馬の道悪適性の源泉は母系のビーマイゲスト。
血統構成でいえばエピファネイア×デュランダルに母系にフォーティーナイナーの血筋が入る
このフォーティーナイナーの血筋はスピード持続力に対応できるミスプロの血筋であり、今回、予測される
ハイペースについていける源泉となるはずである。
あと、超単純な考え方だがエピファネイア産駒は距離が伸びた方が期待値が高い。阪神大賞典からの200m
距離延長はプラスになる。エピファネイアの血筋はメジャー血統に分類されるため、③を満たす。
ブローザホーンで特筆できるのはやはり日経新春杯。過去の烏丸ステークスでもそうだったが、この馬は道中、ためを
作ることができ最後の末脚勝負に転嫁できる期待がある。末脚の力はこのメンバーでも随一だと思える。
また、この論理でいえば、今日のニホンピロキーフ同様に、単純に平坦巧者が力を発揮しやすいのが京都コース。
阪神大賞典で行われた3000mは距離は今回200m短いがスタミナ比率がさらに求められるレースだったといえる。
あと期待できるのは父のエピファネイアもそうだったがツボにはまれば、爆発力があるということ。
エピファネイア自身、秋天でのスピード勝負では能力を全開にできなかったが、スタミナが問われたJCでの勝ち方が
次元の違う勝ち方だった。
ブローザホーンは阪神大賞典ではテーオーロイヤルに5馬身差以上の差をつけられてはいるが、今回の京都で行われる
春天は舞台が全能力を解放できる京都にかわることで爆発力を期待でき、この差を逆転できるものと思っている。
関東所属の菅原騎手が自身で手綱を握り、京都外回りコースを勝っていることも④の条件に満たす。
あと、これはいろいろな評論家の方がいわれているが、阪神での長距離重賞はスタミナが求められるため大型馬で
馬力が強いステイヤーが求められやすく、京都では小型馬の方が燃費がいいため、期待値が高い。
小型ながら搭載するエンジンの比が大きいブローザホーンには明らかにプラスとなる。
これらの条件からブローザホーンに注目している。