本と散歩と珈琲と
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内容(「BOOK」データベースより)

忙しがってばかりいないで、ちょっとここらで深呼吸。大切な人生、大切な日々を荒々しく過ごしてしまわないためのヒントがいっぱい!自分サイズの暮らしを4本の柱で守って、ゆっくりていねいに生きていきたい。「日々の小さな習慣が自分をつくる」「ちょっと不便でも、ていねいに暮らしたい」…珠玉の言葉にココロも満たされる一冊。

 

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気軽に更新しよう、と書いてから 一年以上 更新していませんでしたね。

 

以前のblogにも書いたように、「あの人に読まれたくない」的な気持ちが

未だに強いので、なかなか更新も難しく・・・・。

 

さて、最近は?といえば

義母の介護も終了し、実父も他界。

実父の他界による実母の不安定な精神状態も

ようやく落ち着き、元気を取り戻しつつあります。

 

まあ、元気だとはいっても、そろそろ80歳になろうかという年齢。

おそらく、今の穏やかな生活は、ほんのつかの間なんだろうなあとは

思っています。

 

しか~し!せっかくの神が与えたもうた この良き時期を

楽しく過ごせずして、如何にする!

 

ということで、最近の私は

小唄・三味線・茶道

と、和の習い事を始めました。

 

あと、書道もしたいのですが

じっくりと先生を選んでいるところです。

 

いや~、和の習い事は良いですね♪

もちろん、師匠にもよるのですが

私は、今回 良い師匠に恵まれ、

次の御稽古日が待ち遠しい程に、本当に楽しい♪

 

 

しっくりこないのは この作者からは輝かしいまだ来ない未来への意欲や挑戦しようなどという思いが伝わってこない

陽気なギャングは三つ数えろ (NON NOVEL)/祥伝社
¥価格不明
Amazon.co.jp

内容紹介

絶体絶命のカウントダウン! 天才強盗4人組に強敵あらわる! 
陽気なギャング一味の天才スリ・久遠は、消えたアイドル宝島沙耶を追う週刊誌記者・火尻を、暴漢から救う。
だが彼は、事件被害者のプライバシーをもネタにするハイエナ記者だった。
正体を気づかれたギャングたちの身辺で、当たり屋、痴漢冤罪などのトラブルが頻発。
蛇蝎のごとき強敵の不気味な連続攻撃で、人間嘘発見器・成瀬ら面々は断崖に追いつめられた!
必死に火尻の急所を探る四人組は、やがて絶体絶命の窮地に!
映画化もされた大人気シリーズ第3弾、九年ぶりの書下ろし最新作を異例の同時電子化!

出版社からのコメント

本作品は、映画化コミック化もされ、著者の飛躍の節目となった『陽気なギャングが地球を回す』以来の人気シリーズの、9年ぶりの3作目となります。
個性的な能力(1人はただの迷惑な性格?)を持つ4人組の明るく愉快な活躍と、
絶品のプロット、会話、伏線が織りなす軽快なサスペンス、
ハイテンポな知恵比べが吹っ飛ばす“時代の閉塞気分"は、
前2作の刊行時も現在も同様です。
おかげさまで既刊の2作品は、伊坂作品の良き端緒として、今も広く読まれ続けております。

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いつもながら、伊坂幸太郎の作品は、テンポ良く読むことができる。
彼の他の作品は、もやっとしたエンディングのものが多いが、
このシリーズは、すっきりと締めくくっているので好きだ。

解説にあるとおり、シリーズ3作目にして9年ぶりの出版だ。
幸運なことに、前2作の内容を忘れてしまっていて
ただ、面白かったなという記憶があるのみの状態で読み始めた。
本当に、幸運なことだ。
先読みせず、のんびりと 話の筋に乗ることができたからだ。

実家へ帰る新幹線の中で読了。
出版されてすぐにkindle版で購入したが
読まずにとっておいた。

今までの実家移動中の読書アイテムといえば、
文庫本数冊から、kindleになり
そして、今では iphoneのkindleアプリで読むようになり
随分と軽く、コンパクトになった。

自宅から在来線で1時間。新幹線移動は2時間半、そこから鉄道を乗り継いで およそ1時間。
待ち合わせ時間を含めると、5時間半程は、読書時間があることになる。

そのため、文庫本1冊では到底足りず、2冊、もしくは3冊を持ち歩いていたのである。
それ以外に、携帯・デジカメ・PC・バッテリー等々・・・
今は持ち歩いていないが、少し前までは自転車も持って行っていた。

それが、今ではスマホだけで事足りるのだ。
万が一の為に、バッテリーは持っているが、それにしたって
軽い物だ。

iphoneに、未読の本を4~5冊詰め込んでおけば
安心、安心。
なんだったら、移動中に購入してもいいわけだし
なんて便利になったのだろう。

ここまで便利になってしまうと、読み飛ばしてしまう本が多くなり
ほら・・・今までもそうだが 読書記録が杜撰になってしまう。
ここが、悩みの種なのよね~。

なんとか、記録をつけておきたいとは思うのだが、
そこで問題が。

こうしてblogに書くっていうことは、誰かが読むという事。
果たして、私は他人に自分の読書記録を読んで欲しいのか?
この点がいつも 悩むところなんだよなあ。

「この記事はアノ人には、読まれたくないな~」っていうのがある。
まあ、読んでいないのかもしれないが、そういう気持ちが
blog更新を阻むのだ。

でも、ま、いいか!
今年はもっと気楽に更新しよかな。


なりたい/畠中 恵

内内容紹介

来世で何になりたいか苦悶中の若だんな!
 神様に気に入られる答えは見つかるの~?
許嫁も決まった病弱若だんなは仕事を覚えたくて仕方がない!
 渋る兄や達を説き伏せて働いたものの、三日で寝こんじゃった。
寝ながらできる仕事を探すことになったけど、悪戦苦闘。
しかも消えた死体を探せとか、猫又の長を決めろとか、おまけに神様まで……。
長崎屋の離れは今日も事件でてんてこまい! シリーズ第十四弾!

内内容(「BOOK」データベースより)

消えた死体を探せ?猫又の長を決めろ?
おまけに来世でなりたいものを今、決めろってぇ?
フレーフレー、病弱若だんな!!「しゃばけ」シリーズ第十四弾。

¥1,512
Amazon.co.jp


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ついつい新刊が出版されると購入してしまうシリーズ。

すでに14巻もでているのですねえ。
お話としては、いつも通りの感じですが、そろそろ作者も飽きてきたのかな?
空気感は既存の作品と変わらないけれど、面白味が薄くなってきたように思われます。

それでもファンは、出版されたら購入してしまうのだけれどね。

『物』として書籍を買うのを、なるべくなら避けようと思っているのですが
どうしても、本を手に取って、ページをめくって読みたいと思う本があります。
これも、その一つ。
サラサラとした手触りや、表紙の和やらかい色合いなどが
その本一冊が部屋にあるだけで、ほんのりと幸せな気分にさせてくれるのです。

内容として、読みたい!と思うものは、最近はkindleで購入しています。
私のkindleの本棚も、なかなか充実してきました。
これはこれで、いつどんなときにも開いてみられるので
便利だなとは思うのです。

この本の主人公である『若だんな』は、病弱ではあるが聡明で穏やかな人なのです。
なにかしら問題を解決するのに、先に答えがでて、そののちに
「なんでだろう?どうして そうなった?」
と考える思考回路の持ち主。

問題解決の方法は、人それぞれだけれど
私の解決思考法も、この若旦那によく似ている。
ただ、現実問題として、問題解決の思考中のその時間を
感情が先走る人は、待っていられないことが多い。

感情をぶつけ合うだけでは、解決できるものも解決できないではないか?
と、良く思うのだが、そういう人は それで良いのかもしれない。

人類は73億人近く居るわけだから
問題がおきたときに、上手に解決できなくても、全く人生に影響がない、と
そう考えているのだろうか。

そもそも、問題を解決しようだなどと思ってもいない事だろう。

意識して他者にきつく、ひどい言葉をぶつけて
「ひひひ」と笑っているような人がいる。

なんとも醜悪である。

挨拶のできない人もまた同類。
挨拶は動物同志でも
無駄に争わない為に交し合う、大切な行為。

それが、「嫌い」であるとか「気分ではないから」という理由で
他者を無視してしまう、その態度は
動物として、なっていない。
人として、下品だ。

人間として社会で生きて行く方法をまだ学んでいない幼児なら
いざ知らず、良い歳の大人になって他者を無視するとは、
その人の人生の質がどの程度のものか、露呈してしまう
恥ずかしい行為だ。

きれいな言葉で、どれだけ自分の正当性を主張しても
挨拶できない、他者を無視する、それだけで
すべての嘘が、見えてきてしまう。

楽しい言葉で作り上げた虚構の世界も
一瞬にして、崩れ落ちていく


それ程、挨拶とは大切な事なのにな。
憧憬☆カトマンズ (文庫ダ・ヴィンチ)/KADOKAWA/メディアファクトリー

¥680
Amazon.co.jp

内容紹介
自分探しなんて、しない。きっと、私たちは大丈夫!

「女による女のためのR‐18文学賞」受賞作家・映画『花宵道中』原作者による、
痛快&爽快!
ワーキングガールに元気をくれるウルトラハッピーストーリー

29歳の、私たち。
派遣の生き方、正社員のやり方、仕事か恋か、外見か内面か、
悩みは尽きない年頃だけど、それでもウルトラハッピーに生きていく!
爆笑ガールズトーク満載、読めば元気が出ること間違いなし!

一年後の30歳、何があるかはわからないけど、
きっともっとイカした大人に近づいているはず!

===
憧憬☆カトマンズ
脳膜☆サラマンダー
豪雪☆オシャマンベ
両国☆ポリネシアン

解説:山内マリコ

内容(「BOOK」データベースより)
外資系ITサポートセンターで働く29歳の派遣OL・後藤。
ユーラシア大学時代からの親友・中尾と、飲み屋で本音トークを繰り広げる日々。
自分探しなんてまっぴら、腹立つことや悔しいこともいっぱいあるけど、
私は私で、きちんと生きてる!全ワーキングガール必読、仕事に恋に悩む、
アラサー女子の憂鬱を吹き飛ばすウルトラハッピーストーリー。
解説は、作家の山内マリコ。


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「面白いよ」と読書仲間にすすめられて 読んだ一冊。

作者本人の解説にあるように「ウルトラハッピーエンド」な話。


自分の心を飾ることなく、愚鈍と思われるほとまっすぐに
自己に忠実に生きようとする主人公の女性達。
「あり得ないハッピーエンドな話」を作者は目差して書いたというこの作品。

面白い!

さら~っと2~3時間で読めてしまう。
この作者には、同じような「アラサー小説」(?)が、後数冊あるらしい。
微妙にリンクしているらしいので、読んでみようかしら。


今は、夏休みである。
しかも、夏休みが終わりかけている時期でもある。
この時期、子供さんの居る家庭では
宿題をどう片づけるのか?で、盛り上がっているのでは?
(現に、私の知人宅でも 大騒ぎの真っ最中だ)

そして、夏休みの宿題で思い出されるのが
「読書感想文」だ。

感想文指導の時、

「面白い」だけではなく、どこが どういう風に面白いのか。
それによって、どう考えが発展したのか書きなさい。

などと、言われたし、また そう指導もしてきた。

「いやいや、面白いものは 面白い以外、書き方がないだろう?」
と、当時の私は思っていたわけだが、今になってみると
当時の飾らない自分の考えを、きちんと文章にして残しておけば よかったなと
後悔している。

ということで、この作品について 何を感じたのか、思考がどのように発展したのか
残しておこう。

まず、この表紙である。
先にあげた本でもそうだが、表装とはとても重要だ。
それが、好みであれば 例え作者を知らなくても 手に取ってみるのでは?
それくらい、視覚に訴えるものは読書欲に影響する。

で、この表紙である。
最近、この手のイラスト表紙が流行りで よく見かける。
概ね、このイラストは評判が良いようだが、
私は、なるべくなら避けて通りたいと思う種類なのだ。

しかし、この表紙の二人、みょ~~に友人に似ている!
いや、単数ではなく、複数形として友人達に似ている!

そんな訳で、妙に親しみをもって 読み始めることができたのである。

私がハッピーエンドが好きだということを
良く知っている読書仲間から勧められた本なので
安心して読み始めた。

総ページ数243ページということは
小説としては、普通の分量ではあるが
連短編なので、サラサラと2~3時間で読めてしまい、
感覚としては、短編の部類に入れたいくらいだ。

それほど軽快に読み進められる。

内容としては、なにしろ主人公が元気だ。
主人公は、何も考えていないように見えるだろうが
実は、目的を見つけたら とことん進んでいく強さを持ち、
偽りのない、正義感を持っているのだ。

会社とは・・・いや、社会とは
兎角偽りで飾られている。
仕事場での主人公たちも、最初は偽った姿で過ごしている。

しかし、時間を追うごとに元々持っていた芯に
従って行動するようになる。
「今」だけしか見えてない無かった学生時代から
アラサーになり、少しだけ将来を見られるようになった
主人公達が、偽らずに生きていくには、結局は
シンプルに生きるのが一番いいのだと
選び取っていく姿が、清々しい。

ウルトラハッピーエンドな
軽い作品だが、私はこんな重い課題が思い浮かんでしまった。


「今の自分に偽りはないのか? 誰に恥じることなく まっすぐ生きているのか?」


幸せの鍵は、きっと そこにある。



ランチのアッコちゃん (双葉文庫)/柚木 麻子

¥580
Amazon.co.jp

内容紹介
発行部数12万部を超え、著者を一挙に若手人気作家へと押し上げた注目作が
ついに文庫で登場!
彼氏にフラれて落ち込んでいた派遣社員の澤田三智子は、
畏怖する上司、通称“アッコ女史"こと黒田敦子部長から突然、
一週間のランチ交換を命じられる。
アッコ女史の風変わりなお昼のコースを巡るうち、
自然と活力が湧いている自分に気づいて……。
表題作ほか、「読むと元気になる! 」と絶賛され、
本屋大賞にもノミネートされたビタミン小説。

内容(「BOOK」データベースより)
地味な派遣社員の三智子は彼氏にフラれて落ち込み、食欲もなかった。
そこへ雲の上の存在である黒川敦子部長、通称“アッコさん”から声がかかる。
「一週間、ランチを取り替えっこしましょう」。
気乗りがしない三智子だったが、アッコさんの不思議なランチコースを巡るうち、
少しずつ変わっていく自分に気づく(表題作)。
読むほどに心が弾んでくる魔法の四編。
読むとどんどん元気が出るスペシャルビタミン小説!


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随分と前に購入していたが、積読になっていたものの中の1冊。
話題になっていた本ではあるが、なかなか読む気になれなかった。

それは、なぜだろう?かと考えてみると
表紙のデザインが、食欲・・・じゃなくって 読欲を減退させていたのかもしれない。

それに、最近 このピグの提供するピグブレイブなるゲームに
妙にはまってしまったのは、前回のblogで告白済みだ。
そこで、反省したにも関わらず
ああ・・・私ったら 盲目的になってしまい
凛とした決断なぞ 出来なくなってた!



『何事においても自分の現状が、「許せる」状態でなくなったら
ずるずるといつまでも 粘るのではなく
さっと、見切りをつけ、気分転換したほうが良い。

その決断が出来る自分でありたい。

きちんと、潔く凛として生きねば!』



自分で書いた言葉だけれど、ああ、本当にその通りなのだ。
今度こそ、実行!

ということで、ゲームの時間を早めに切り上げ
それで出来た時間を読書にあてた。

その1冊目がこの本となったのだ。

んで、その内容だが、データベースの紹介の通りである。

他の人がどんな感想を述べているのか気になって
検索してみたら、なんと ドラマ化されてたんですねえ。

早速観ていますが・・・
あり・・・ありあり???

原作とちょっとテイストが違う~~!
もちろん、話の大筋は同じなんだが
違う~~!!

肝心な「魅力」となる軽快さや
ウキウキとしてくるような、「転がり」様が
感じられない!

残念~~。

そう、原作である この小説には
独特のテンポと清々しい 軽さ(?)があるのだ。
一所懸命ながらも、変にうじうじと考え込まない
人としての強さが、そこかしこに感じられる。

とはいえ、読み物としては
ライトノベルだ。
内容があるか?といえば 無い!(キッパリ)
薄い~~軽い~ 軽薄~~な 感じがする。

でも、それが良い!

色々な意味で、失敗して
凹んでいた今の私には、
軽さと前向きなエネルギーを
感じさせるこの作品は、
良い活性剤となった。

さ、前向きに 私も頑張ろう♪