退廃、裸体、安全圏。Decadence, Nude, Safety.

退廃、裸体、安全圏。Decadence, Nude, Safety.

心に音楽。
あと、英語。
英語の添削お願い。

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One/Aqua Timez

たったひとりでいいのです
大勢でなくていいのです
ただひとりのために強くなりたいと願う、
それで愛なのだから
I don't want another one
I don't want that many, because
- You are the ONE who I want to be strong for -
This is what's called 'love', isn't it?



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8月になるともう夏も終わりな気配が徐々に漂ってしまう。
7月の終わり、今こそ夏!なはずなのに、
もう夏物の服や靴はどんなに安くても買う気にならない。

夏バテはやく治って。
3連休、1人と1人と1人に会って、良い時間。
読書も良い感じにできて、良い休日。
掃除しながら流してたyoutubeの「90年代ヒット曲メドレー」の中、チャゲ&アスカの歌が、どうしようもなく良くて、すぐ音源入手してアイポッドに入れた。
そこから文字通り四六時中聞いてる。
どうしよう。全てが完璧。
聞いてるだけで、いとも簡単に、心が全てに開かれる。
どうしよう。
これが音楽です。


LOVE SONG/CHAGE & ASKA

聴いた風な流行にまぎれて
僕の歌がやせつづけている
安い玩具みたいで 君に悪い
You may get lost in the love songs you hear
I'm afraid mine might be buried and hidden
But I hope you can tell this love song from the cheaps

君を浮かべるとき SOULの呼吸が始まる
胸に息づくのは君へのLove song...
Having picture of you in my heart
My soul starts breathing
I can feel something is coming from the bottom of my heart
It's a love song...

抱き合うたびにほら 欲張りになってゆく
君が想うよりも僕は君が好き
Everytime I feel you
My desire to know you gets stronger
Darling, I love you
More than you can ever imagine
16年前の今日、私の小学校は年に一度の「日曜参観」でした。
父がノコノコ来ました。算数の授業でした。内容は覚えていません。
午前で学校は終わり、家に帰ると両親の様子が変でした。
父は私に、母を病院に連れて行くと言いました。
いつも気丈な母が、その時は私に大して何も言えないまま、父の運転する車に乗せられていきました。
母は臨月でした。

どうでもいいことにはお喋りで、肝心なことはなかなか口に出せないのが私です。
夕方、帰宅した父には何も聞けませんでした。
父が、「お母さんは大丈夫やで。切るかもしれんけど」と言いました。
帝王切開になるかも、という意味だったと思います。
「うん。」というのが私の精一杯でした。
味のない夕食は、生まれて初めてでした。

翌日の月曜日、私の学校は振替休日でした。
父はとりあえず仕事に出ました。私は家で留守番です。
午後1時過ぎ、家の電話が鳴りました。出ると、
「〇〇病院です。お姉ちゃんですか。」
と女の人の声。
「お姉ちゃん」と呼ばれたのは、生まれて初めてでした。
夢心地のまま、その新生児の体重と性別と生まれた時間を聞かされて、最後、
「ところで、お父さんと連絡がつかないんだけど、お姉ちゃんからも連絡してみてくれる?」
と言われてしまいました。
お父さん!頓馬!
父の職場や色々に電話してみました。つながりません。
諦めてリビングのソファーに座り込んだ頃、パァン!と車のドアーの音がしました。
窓の外を見ると父。「おい、病院いくで」と玄関から私を呼びます。

病院までの小1時間、父はいつもより饒舌でした。
生まれてすぐに連絡がつかなかったのはなぜなのか、一体どこにいたのか、と私が詰っても、なんだかんだはぐらかしました。
なぜか数年後、「あの時は神社で神頼みしとってん」と告白してきました。

病院で、1日ぶりに見た母の顔を私は一生忘れません。
あんな穏やかな表情の母を見たのは、生まれて初めてでした。
新生児室に並んだ何人かの赤ちゃん。その中で、足の裏に大きく、私と同じ苗字を書かれたその赤ちゃんこそが、私の弟です。
その時、私が何を思ったのか、どうしても思い出せません。
ただ、「小さー」と見たまんまの感想を言ったことだけを覚えています。
隣で父は微笑んでいました。


弟は周りに愛されて、大事にされて、心配されて、愛されてきました。
私にはそれがよく見えます。
でも、弟にはそれがちゃんと見えているかな。
そう疑いたくなるくらい、今日までの弟の人生には色んなことがありました。
かわいそうだと思ってしまうことがたくさんありました。
かわいそうだと私が思ってしまっては本当にかわいそうだ、と気付いてからは、
暗い思い出より明るい思い出、辛い過去より明るい未来、そういうものに意識を向けてきました。
彼がもう少し大人になったら、今よりもっと色んな話が出来るかなと思います。
たぶん、今年はまだ、私は弟に、こう言うだけでしょう。

誕生日おめでとう。