L-Magicianの独り言。

L-Magicianの独り言。

某地方都市で活躍(?)するマジシャンの日々の出来事を綴っております。

L-Magicianとはローカルマジシャンのことです。

最初から読んでいただけたらマジで面白いかと。。。思ってます。

某地方都市で活躍(?)するマジシャンの日々の出来事を綴っております。


『L-Magician』とは『ローカルマジシャン』のことです。


ぜひぜひ、最初から読んでいただけば。。。。


1話形式のショートストーリーになってます。最初から読むにはここ をクリック!


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俺が通っていた大学は、基本的には許可証のない車は入れなかったのだが、夕方5時を過ぎると守衛がいなくなるので、生徒はもちろん、一般の人も中に自由に入れた。


まぁそれもどうかとは思うのだが。。。。


なので、俺もよく大学の敷地内に車を停めていた。


だから、夕方になると卒業したOBがよくやってきたものだ。


一般の人も結構停めてたんじゃないかな。


大学の近くには飲み屋街とかもあるし。



が、やっぱり治安上、こんなシステムはよくない。



ということで、気づけば、許可証がない車は入れないようにゲートができた。


しばらくは残念だったなぁと思っていたのだが。。。。。


このゲートを作った人はアホだったのだろうか?


このゲートは重大な欠陥があったのだ。


大学の外から中に入るためには許可証がないと入れない。


が、大学の中から外に出る際は、フリーでゲートが開く。


そのため、誰か一人が許可証を持っていれば、中からゲートを開けて、その隙に大学内に入れるということができた。。。。


が、意外とめんどくさかった。


なので、我々は試行錯誤し、ゲートの前でチャリを横倒しにしたら、自動車と間違えてゲートが開くんじゃね?


などと考え実行。。。。。


我々の予想通り、チャリでゲートが開くという異常事態が起きるようになった。


当然の如く、また大学内は無法地帯になった。。。。


えぇぇぇぇっと。


長々となりましたが、ここまでが、今回のお話の大前提です。


では。


最近、太郎が店をちょくちょく休むようになった。


しかも当日に急に来れなくなるというメンドくさい感じ。。。。


まぁ俺かタカシさえ店に入れば、太郎なんぞ必要なかったので、特に気にもとめていなかったのだが。。。


1ヶ月後、太郎が店を休んでいた理由が分かった。


うちのサークルにも当然の如く、OBがいる。


社会人になって暇なのか、友達がいないのかよく、知らんが、ようOB連中が顔を出していた。


が、大学にゲートが出来てからは、その先輩方も、あまり来なくなった。




で、太郎が店に来なくなった理由。


先輩たちが大学に車で来るので、チャリでゲートを開けるためだけに、店を休んでいたそうだ。。。。




アホか!?



^( ̄□ ̄#)^ψむき~(怒)



太郎もアホだが、それを頼んだ先輩もアホじゃ。。。。


俺が知る限り、手品をやっとる人間にロクな人間はおらん。


俺も含めて性格的には欠陥してる人間ばかりです。


ただでさえ、マジックが下手な太郎は、こうして、もっと下手になっていくのでした。。。。







お久しぶりです。


最近、結婚しまして、家を建てたりとバタバタでした。


まぁネタがなくなってきたのもあるのですが。。。。。。。。。


これらの話はまた次の機会にでも。




では、太郎の話でもしましょう。


太郎はマジックが下手だった。。。


1年以上働いていたが、3種類くらいしかできなかった。


ネタを全て見せ終わるとなぜか、ジャグリングを始める。。。。。。。


それすらも微妙。。。。。。


ある日、太郎がお客さんにカードマジックを見せていた。


俺は、それを横から見ていた。


よくあるマジックの一つでお客さんがひいたカードを当てるというもの。


太郎が広げたカードからお客さんがカードを一枚引く。


俺からも何を引いたかなんてわからない。


それを戻し、太郎がシャッフル。。。




<( " O " )> ナントー!



俺は驚愕した。




カード当てのマジックなんて、多分何十通りとかあるだろう。


例えば、よくあるイカサマトランプとか。。。


裏からカードの数字が分かるカードを使うとか。。。


まぁマジックバーで使用されることはあまりないけど。



例えば、最初から自分が好きなカードをお客に引かせる。


フォース(強制)と言って、結構難しい。


これなら、カード当ても何もない。


最初から何を引いたかわかっているのだから。


他にも何を引いたかは、わからないが、シャッフルをしているうちに、引いたカードを好きな場所に持っていくなど。(一番上とか下とかにね。)


ある程度のレベルのカードコントロールがあれば、そんなに難しくない。


まぁ色々なレベルのカード当てがあるのです。


で、俺は何に驚愕したかと言うと。。。。。。




太郎がやった手品が全く分からなかったのだ。


ただ単純にお客が引いたカードを、トランプの山に戻しシャッフル。。。。


色々な技法があるのだが、太郎がしたそれはどれにも当てはまらなかった。


怪しい動きなどしていない。


フォースをしてる気配もない。


カードコントロールをしている気配もない。


プロレベルのテクニックである。


その頃、俺がマジック歴3年ほどであった。


そんな俺に分かるレベルではない。


一体太郎がどうやってお客が引いたカードを当てるのか楽しみだった。


しばらくして太郎は一枚のカードを取り出した。


それをお客に見せた。


「あなたの引いたカードはこれですね?」


・・・・・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



「違うけど。。。。。。。。。」




!Σ( ̄ロ ̄lll)



いやいや、ここからだよ。


オレだってよくする。


最初の一回目をワザと外しておいて、一瞬にして当たりのカードを出すのだ。。。。


さぁ太郎。どうやって出すんだ。。。。




俺にも分かるように教えてくれ。。。。。


さぁ。。。。。。。




「では、次のマジックにいきます!」


「えぇ!?さっき俺が引いたカードは?」


さすがにお客も突っ込む。


「え?あぁ、失敗しました。」




ギャ━━━━━━Σヾ(゚Д゚)ノ━━━━━━ !!!!




結局、本当にそのカードが出ることはなかった。。。。。


そんなある日のマジックバーでの出来事。







マジシャン時代の後輩はたくさんいた。


インパクトが強かったのが『伝説の後輩』のウラベ君 なのだが、ウラベ君が登場する少し前にも、伝説の後輩がいた。


名前を太郎としよう。


学年も年齢も俺の一つ年下になる。


数年後、大学の奇術同好会(手品のサークルっす!)至上、最悪の部長として名を残すことになるのだが。。。。


その話はまたの機会に。


俺が大学の2回生(←2年生ではない。留年してたので。)の時に新入生として大学に入ってきた。


一般的な学生なら絶対に選ばないであろう、我が奇術同好会に4人の男と3人の女の新入生が入った。


その新入生の中には、俺の車で色々と問題を起こしてくれたF君 や、後に一緒に住んでまでマジックをやっていたタカシ がいた。


タカシやF君は浪人して入ってきたため、太郎よりも年上だった。ということもあり、


伝説の後輩、太郎はどちらかというと大人しいパシリのような人間だった。。。。。


入学して半年ほど経った頃、太郎が我がマジックバーに入店してきた。。。。


うちの店至上、全く使えない後輩。


全く手品が出来ない後輩。。。


全く客ウケも良くない後輩。。。。


ウラベ君とはまた、違った意味で伝説を残していった。


今回は、太郎から聞いた話で笑ってしまった話を一つ。


太郎はアホだった。


一応、国立大学に入学できるくらいの頭はあったんだろうけど。。。。


とにかくアホだった。




ある日、車にキーを閉じ込めたまま、ロックをかけ、JAFを呼んだ。


それくらいなら、よくある。


その5分後、同じ事をし、またJAFを呼んだ。。。。。


その後、車で出かけ、左折しようとしたときに自転車を巻き込んでしまったらしい。。。。


被害者は実の姉だったらしい。。。。。


ケガはたいしたことがなかったらしいのだが。。。。。


そんな人間です。


太郎からはかなり被害を被った。


マジで。


しばらくは、そんな太郎のことをブログに書いていきたいと思います。。。。