最後のブログです。


先日よりわけわからない言葉ですが、しゃべれるようにもなり、順調に回復に向かっているかと思われたオヤジだったのですが、昨日明け方容体が急変し、4月14日午前6時32分 帰らぬ人となりました。


前日の晩まで、変わった様子もなくまったくの不意打ちでした。急な電話でワタシが病院にかけつけたときには、もう心停止より1時間ずっと蘇生処置をしていただいているところでした。そんなこんなで正直まだまだ父を亡くしたという実感もわかず現実的な出来事に身を任せ泣いている暇もないといったところです。


昨晩のお通夜にはいつもいつも父の説教をありがたくうけとめてくださった、父をささえてくれたたくさんの方々に来ていただき私も姉もあたたかい言葉をたくさんいただきました。


父の一番気がかりとなっていた弟も朝一番にホームの方といっしょにかけつけてくれて父とお別れをしました。お通夜では慣れない雰囲気にやはりすぐに帰りたがっていましたが、なんとか彼なりに参加できたかなと思います。


本日、12時より高槻セレマホールにて葬儀、告別式です。

ちなみに故人には、香典大歓迎と書いとけと言われたのですが、そこまではさすがに。。。

とりあえず、お香典を寄付させていただくという遺志はみなさまにご了承いただけたらと思います。


ブログをずっと見て倒れてからもたくさんのコメントをくださったみなさま、本当に今までありがとうございました。これからzyzysanの文句やぼやきが見れなくなるのをさみしいと思ってくださったらそれで十分本人も満足なことでしょう。




zyzysanのブログ

ひさしぶりのブログです。

zyzy娘です


なかなかのペースでおかげさまで父も回復?いや進化をとげております。

今日も、上記写真のように経管栄養があと少しでからっぽになるというところにくると、はやく看護師を呼べというリアクションでナースコールのコードをひっぱったりと、相変わらずのいらちぶりです。


だいぶ、しゃべりもでてきましたが、うまくことばがでてこないのと、口がうまくうごかせないのと両方でまったく通じず、いらいらモードです。「あのね」を連呼しているのはわかるけれども、次の単語がでてこないらしく、口をパクパクしている。でてきても、何と言っているか、まったく私にはわからず。クイズのようにいろいろあてにいってみるが、どれもちがうらしい。「ちがう」は首のリアクションとでたぶんそんな感じに聞こえる


あいうえお表やイラストのおはなしノート もなかなかうまくいかず、あまり本人やる気なし。


言語によるコミュニケーションが難しくても、そのぶん周りの雰囲気などを読み取る能力はすごくて、看護師によって態度を使い分けるなどなかなかのツワモノです。


ちなみにドクターが「イエスなら手を上げて」という形でいろいろ質問をすると、手をあげてきっちり答えるのに、ワタシが質問すると完全無視ってどうよ!


ワタシも普段障がいをもつ人と関わる仕事をしているのですが、言語によるコミュニケーションが難しい人って本当に雰囲気を察することがすごいなあといつも感心します。言葉によるごまかしが効かず、たとえば、口でやさしいことを言っても、内心こちらが余裕なくあせったりしているときほど、わざとごねられたりすることがよくあります。小さい子供もそうですよね。


という訳で、やっぱりこの状況になっても父と娘の間には、元気な時と同様に「父いらっと怒る。娘逆切れて言いかえしすねる」という関係が以前と同じように続いております。


何はともあれ、この回復ペースはけっこうすごい。

Ipadを買おうかどうしようかと思っているけど、この分では来週あたりはトーキングエイドで説教もありえるかも。そうなるとうっとおしいからやめとこうかな。

倒れてから、かれこれ一週間。だいぶ、こちらのいう意味に反応できるようになってきました。

看護師さんの「足をあげたままで止めて」とか「左手バンザイ」もクリア。とはいえ、鼻チューブをとったりと油断ならないので、左手ミトンの拘束状態になりまたまた不満たらたらの様です。自分でわざわざ手を上げてみてはミトンをみてがっかりしています。


そして、いまいちワタシや姉には反抗的?な態度が続いております。まあ甘えと受け取れないこともない?


赤ちゃんを育てるときに、成長するとまた新たな悩みがでてくるように、病人も良くなってくると次々とやってくれるもんですね。


気分転換にワタシと姉が引き継ぎ用にだらだらと症状や来客などを記録している「だらだらノート」(節約のため、父の仕事資料だったと思われる裏紙をホチキス止めしてノートとして使用)を見せるとそちらよりも裏の資料に興味をしめしているよう。


好きな電車の写真集や、ワタシの携帯の子どもの写真などもそれなりにしっかりと見ています。

パソコンをだしてブログのコメント欄を見せると熱心に見ていました。

ワタシの書いた部分は本人ストレスたまりそうなので見せてません。

ただ既に、「意外としぶといぞ おやじ」のタイトルに不信感を抱いてそうです。


というわけで、郵便物(請求書や市役所からの連絡)なども全て本人に見せています。


ただ、一週間たって、少し落ち着いた現在、今までのように姉と交代でずっとついているのは仕事的にも、家庭的にも限界かなあ。実際、ワタシが休んでいた代わりにフル出勤してもらっていたパートさんが慣れない仕事に体調をくずされて、本日は父よりも仕事を優先しました。あと、夜も家に帰らせてもらうことにしました。


これから、長くかかることを考えていかないといけませんね。