まこBlog in ドイツ
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リハビリウォークで負傷具合を測る

先週末のロンドンバーチャル60kmから休むこと6日目。


ようやく疲労も落ち着いた感があったので、ウォーキングに出ることにしました。


靴は、NB Fuelcell プロペル。



5月の100kmマラッシュですが、考えた末、こちらのプロペルで行くことにしました。


実は前回のロンドンバーチャル60kmで、アルトラのヴィア・オリンパスで歩いたら、左内くるぶしの痛みと、右膝の痛みを軽く患ったのです。


オリンパス最初の試走の時から、この兆候を感じておりました。


(最初の試走)


この時に書いた『高底感&高下駄感』


この高下駄感が、足首の接地をグラつかせている感を感じていて、この時もうっすら左内くるぶしに違和感を感じていたのですよね。


なので、ロンドンバーチャルの60kmでは、用心して、ZAMSTサポーターを装着して走っておりました。



ZAMSTのサポーターをつけると、くるぶしも倒れないし、アーチが整って足裏の接地経路が綺麗になるお陰で、足裏痛も起きづらいし、これで大丈夫かなと思いながら走っていたのですが、


左が整ったしわ寄せが、右の着地に影響


(身体や骨盤の位置が傾いているので当然ですが)、右の接地経路が上手く足指先に抜けないと思いながら、しばらく走っておりました。


右足裏を整えようとすると、右膝に微かに違和感感じるし、やっぱり高下駄感ある厚底は地面から距離がある分、調整が難しいのか?と悪戦苦闘。


また今回は、速くも遅くもない微妙なスピードに、硬めソール&ロッカー構造が仇になった部分もあります。


硬め目ソールというのは沈み込まないので、足首が安定するはずなのですが、勝手にロッカー構造で進んで足が離れる際に、2重に弾んで足関節に負担がかかっているように感じたのです。


厚底ロッカー構造、走る上では助けになりますが、中途半端なペースの速歩だと勢い余ってバウンズするとか、ちょっとビックリ。


何キロ走っても、バランスのよい接地場所が見つからないなぁと思いながら進むこと30km程。


右膝の具合は気にならなくなったが、サポーターつけている左内くるぶしに違和感が。


うーんと思いながら、そのまま60km終えて、靴を見てビックリ。



左内くるぶしのエリアが、サポーターで摩耗して破れてしまっております。



ひーん。新品の靴なのに、早速破ってしまった。


アッパーの素材の破れやすさを懸念しておりましたが、アッパーより先に足廻り破いてしまいましたよ。


つまり、それだけ内くるぶしが傾いた『オーバープロネーション』になっていたということになります。


ZAMSTのサポーターをつけて、ボストンとかアルトラ・エスカランテレーサーで走ってもこんなことにはならないので、ヴィア・オリンパスの『高下駄感』がこれを招いたのだと推測します。


ヴィア・オリンパス、ソールの履き心地、足指の快適性は抜群でいい靴なのですが、厚底ソールに慣れて使いこなすには、もう少し時間がかかるようです。


ボストンも、最初は左内くるぶしを痛めながら走っていたので、靴の付き合い方、フォームの作り方が分かれば、そのうち履きこなせるとは思いますが、3週間後にある、5/18-19の100kmレースまでに調整が間に合うとはとても思えない。


ということで、


残念ですが、アルトラ、ヴィア・オリンパスは100kmマラッシュの本命シューズから外す決断となりました。


そんな経緯があっての、NB Fuelcell プロペルの選択。


プロペルは、後足部も太くて、まるで草履のようなソール。ウォーキングをする上で、とても安定感があってよいシューズ。


懸念は、高い反発性からくる足の疲労と、プレート入りソールの固さからくる足裏への負担。


試しに歩き出すも、右膝の違和感が抜けないし、よく進むけど、ふくらはぎや大腿筋使って歩く感じは違うよなぁと、フォームを試行錯誤しながら歩くこと数キロ。


今回も、こちらの過去記事内のSUIさんの動画に助けられて、腰高&真下着地ウォークフォームを見つけたことで、完全に右膝の違和感から開放されました。


膝や足首のアライメントを整えて痛みから解放されたい方、真下着地の正しいフォームを身につけたい方にオススメです。



この動画を実行すると、ふくらはぎや大腿筋の痛みから開放されて、臀部の筋肉を使って姿勢よく歩けるし、長距離でも疲れないし、走りに応用出来るし、本当にオススメ!

コツは身体を上に引っ張られる意識を持ち、且つ骨盤などのズレや重心の左右差を感じている方は、頭の重心の位置でバランス整えることですかね。


こうやって、正しいフォームをスローウォーキングやジョグで確認する事が出来れば、膝や足首を痛めても、走りながら治癒出来る。


勿論急性期は安静に過ごす事が必要で、私のような軽度で5日から1週間、中度の方で2-3週間程ランオフして、患部が落ち着いてから、ぼちぼちリハビリしていくのが、自分の経験から必要かなとは思っておりますが。


こういう怪我に対する知識や感覚が身についてきたのも、怪我の功名というか経験値というか、スロージョギングを重ねながらフォームや身体の歪みについて徹底的に研究した成果と言えるのかな。


ということで、プロペルで右膝の不安は起きづらいと確認出来たのは、今日の成果でした。



青空の元、心地よいウォークが出来ました。


やっぱり運動出来るって幸せだね。


結果はこちら。







怪我の様子を見ながらにしては、ターゲット通りのペースで歩けたので満足。


もう少し足の具合が良くなったら、更にペースを速歩9'00"/kmに上げて、最終調整を行いたいと思います。




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