同居嫁のため息

同居嫁のため息

久しぶりに帰って来ましたぁ! 実録、「渡る世間…」。

2011年に亡くなった我が家のファンシーグッズ「舅」の最期の8週間について2016年4月22日に書き始めたのですが、当時はまだ吹っ切れていなかったんでしょうね。


1月26日まで改めて再投稿させていただき、続きは1月27日よりお届けいたします。


テーマは「舅のラストラン」。



2020年1月20日    

maliqua
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料亭では欠席者4名分の食事を

親切にも折り詰めにしてくれていた。

 

姑のこれまでのふるまいが、

あんな哀しい終末を遂げた舅はすぐそばに住む弟たちにすら

見送ってもらうことができないという最悪の結末を生み出したのだ。

 

どうにも気が収まらないワタクシは少し意地悪をした。

 

私「お義母さん、これ(夫と)二人で(叔父たちに)届けて来て」と

折り詰めと引き出物を車のトランクに詰め込みながら姑に告げた。

 

車に乗り込むと姑はブツブツとつぶやき始めた。

 

夫「何、さっきからブツブツ言ってんねん」

呆れ顔で夫が姑に声をかけた。

 

姑「イヤや、なんでワタイがわざわざ出向かなアカンねん」

 

ブチ切れた姑に私は起伏のないトーンで、こう切り返した。

 

私「自分が撒いたタネでしょ。これだけはキチンとしてもらわないと

私はもう、お義母さんのことは透明人間として扱うから。

それに、まだ私は義母さんがお義父さんにしたこと許してないからね」

姑「・・・・」

私「パパも何でも私に丸投げしないで、あなたの親族の不義理はあなたたち親子で片付けてちょうだいね」

夫「わかった。」

 

気まずい思いをすればいいのだ。

夫に対するひとさじの罪悪感と

姑に対する怒りにも似た意地悪な気持ちを抱きながら、

ワタクシは二人をを見送った。

 

 

 

 

 

七七式の当日のことである。

 

車で移動中のワタクシたちに

隣家に住む義叔父(三男)夫婦から夫に電話が入る。

 

ハンズフリーのため、スピーカーモードで

姑を含む4人家族で会話を聞かなければならない。

 

何やら嫌な予感である。

 

義叔父(三男)「お兄ちゃん(次男)が行かへん言うてるし、

お兄ちゃんがけーへん(来ない)のに差し置いて行かれへんわ」

 

よく分からない理由である。

しかし、義叔父(次男)の言い分は想像がつく、

家族葬が気に入らないのだ。

 

夫「何かよう分からへんけど、料理も用意してるし、

顔くらい出してくれたらええやん」

 

柔らかい口調で諭す夫。

 

叔父1「出張やったんやからしゃーないやろ(嘘)。

それに嫁が代わりに行ったんやからええやないか。

それやったら、お前(夫)もおらへんかったやろ!」

 

姑「この子は海外出張で空の上におってんから仕方ないやろ!!」

 

後部座席の姑が声を震わせて、叫ぶ。

カオスだ・・・。

 

叔父1「来て欲しんやったら、お兄ちゃん説得しーや!」

ガチャっ・・・。

 

姑「マリコさん!アンタのせいや!アンタが(次男に)電話しぃ!」

 

嗚呼、巻き込まれ事故。

 

 

 

 

 

Jean-Paul Hevinはフランスのショコラティエ。
ショコラティエ界の巨匠。
 
生前、母が大好きだったのはJean-Paul Hevinのショコラショー。お茶した後に嬉しそうに孫へのボンボンショコラを選ぶ顔を思い出します。

 

 
 
 国内で購入できるショコラ系のマカロンはJean-Paul Hevinが1番好き(それ以外は福岡のJacquesが好き)。
 

 
 おもたせにもピッタリ!
 

 

 

厳しい通告を受けて、どうすればいいのだろうか・・・。

色々と検索してみるが、あまり表沙汰にならないケースなのか

参考になるような情報は出てこなかった。

 

お昼過ぎにケアマネさんに連絡を入れる。

一時避難としてのショートステイが出来るかどうかという相談だ。

 

ベストな方法はワタクシたち夫婦の世帯に舅を移動することだ。

これは夫を説得してなんとかするしかない。

もう、他に方法がないのだから・・・

介護が出来るように整えなければならない。

 

ケアマネさんはもちろんことの次第を知っていた。

訪問看護→ケアマネ→介護福祉担当という流れで通報となったそうだ。

 

ケアマネ「びっくりしたでしょう。ただ状況が状況だったので・・」

介護放棄はあまり経験したことがなく、

特に高齢者の妻が高齢者の夫に対してされることは初めてケースだと言う。

姑の場合、非常に気さくに見えて、また甲斐甲斐しくしているように

訪問スタッフにはアピールしてきたのだという。

 

ある時、訪問看護担当者が食事の介助について指導をした際に姑の様子がおかしくなったのだという。

舅の養母の介護経験があるから、教えてもらわなくてもわかっていると拒絶し、

「いつも悪もんや、みんなに責め立てれんねん。」と泣いたと言う。

 

そういった状況に対して焦燥感やひどい時は極端な嫌悪感やを示すのだ。

そこになにか障害や疾病があるかどうかは診断を受けたことがない。

家族の情報として「何かを指図されたり、指導されたりが苦手です」としか、姑については話していなかった。

 

それから、姑は次の訪問看護を延期し、訪問リハビリも本人が拒絶と言う形で延期した。

次に訪問した際に、げっそりと痩せた舅と対面することとなった。

 

姑は「何をしても食べてくれへん。こんなに頑張ってんのに・・」と涙ぐんでいたそうだ。

 

その数日後の訪問日、つまり前々日の話だが、舅は明らかに体力自体が落ちており、食事について確認してみると、同じように涙ぐんで見せた姑に「食べたがらないから食べさせないでは、放棄ですよ」と指摘したところ。

 

姑「もう、見るのもイヤや。だから、一緒にいたないって言うてるやん!」

 

この言動に大きな危機感を抱き「介護放棄」の報告となったのだという。

 

ケアマネさんから月曜日の「ショートステイお試し」という提案がされた。

前回、姑が断固拒否したショートステイである。

ここは強行突破でいくしかない。

 

介護ベッドや簡易手すり、トイレの立ち上がり用手すりなどを手配していただき、

こちらは火曜日の午前中に搬入されることとなった。

 

夫には事後承諾でいい。

ほとんど揉めたことのないワタクシたちだが

きっと、火曜日は大荒れになるだろう。

 

どれだけ口論になっても構わない。

 

我が家イチオシはバルセロナに本店があるCACAO SAMPAKA。
日本では3倍くらいの価格なので、バレンタインシーズンだけ購入。
 
 
現地では3分の1の価格と前述したけれど、
ゴージャスじゃないカジュアルなカンジパッケージのものが
色々と売っていて目移りしてしまう・・。
 
スペイン旅行へ行かれる方にはお立ち寄りいただきたーい!
 
ナッツ系のNo.2 Frutos Secos
マカデミアナッツやアーモンドなど男性にウケのよいシリーズ。
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No.5 Liqueurs 
カルヴァドスやコアントロー
洋酒入りのクラシックボンボンチョコレート。香りと味を逃がさないように、お酒を砂糖の膜でコーティング。一口食べた瞬間、中からリキュールの芳醇な香りと舌ざわりを楽しめる、大人のチョコレート。
 
その中でワタクシの一番好きなシリーズは No.6 Frutas。
ライム、フランポワーズ、パッションフルーツが中でもお気に入り。
フルーツと上質のカカオがバランスよく、ハマるぅ!
 
No.7 Trufa
ワタクシは食べられないのですが、洋酒が入ったは大人のショコラ。
食べていないのでなんとも言えませんが、そこそこの美味しさらしいデス(笑)
 

XOCONUSCO

最高峰!

高級なカカオのお味がしますデス。

このBOXだけちょいお高いのよね。

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「GAUDI」は建築家アントニ・ガウディのモザイクタイルが模されたショコラ。

ダーク、ホワイト、ミルクの組み合わせ。

日本未上陸なので、スペイン旅行のお土産にオススメ。

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最後に・・

好きなショコラだけがたくさん入ってる幸せなショコラ💕

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今年は「姑からの解放」ロングバージョンでバルセロナに行って、

 CACAO  SANPAKAを堪能する予定・・。

が笑うくらい先のハナシだけどね(笑)

 

 

 

 

Neuhausはベルギーの超がつく老舗ショコラトリー。

その歴史は160年以上も昔に遡る。
まさに元祖ベルギーチョコ!

「プラリヌ」やチョコレートを保護するための箱として「バロタン」を考案したのもNeuhaus。



甘すぎず、飽きのこない美味しさは長く愛されてきた証。


歴史を感じながら食べてみる?


 

 

どうにも行き詰まった状況の中、ただ食事を作り、

姑の愚痴を聞くしかできない日々が続いた。

 

「お父さんが責め立ててきよんねん」

「お父さんな、アンタの食事が気に入らんかして、ワタイに食器を投げつけてくんねん」

「もう、嫌や。ワタイばっかり、悪もんにされる」

 

舅は相変わらず、会いたくないと言う。

夫婦、仲良くするように促されるのが嫌だと言う。

 

何の前触れもなく、市役所の介護課から連絡が来た。

 

担当者「訪問看護からの通報で”虐待”が認められます。お父さんを保護する前にお話を聞きたいのですが」

私「義母からは聞いていますが、義母は怪我をしている様子はありませんし、義父は私に会うのを拒絶しているので、直接話を聞いてはいませんが、激しく言い争ったり、大きな物音がするほど、暴れている様子はないんです」

担当者「虐待を受けているのはお父さんです」

私「え?まさか、義母は老人ですよ。暴力なんて・・・」

担当者「お食事はどうされていますか」

私「毎日、私が作って届けています」

担当者「食べさせてもらえていないようなんです。どんどんやせ細っていると聞いています。対策を打つ前にお嫁さんに相談した方が良いと訪問看護の担当者から勧められました」

 

ワタクシの作った食事はまた姑に捨てられていたのだ。

 

実は姑が「一緒に住みたくない」と言い出していること。

こちらの世帯で舅を世話しようと夫に相談しているが、話が前に進んでいないこと。

2週前までは機嫌よく食事をしてくれていたことをワタクシは包み隠さず詳細を話した。

 

担当者「保護することになると、ご家族にお父さんの居場所は知らされませんし、2度とお会いになることもできません」

私「正直、突然すぎて・・即答できません。夫を説得しての一存では・・」

担当者「月曜日、また連絡します。それまでに決めてください。」

 

虐待・・想像もしていなかった言葉が胸に突き刺さる。

猶予は4日間。

Bateelはドバイでは有名な高級ディーツ(なつめやし)専門店。
ドバイのお土産といえばBateel!と言ってもいいくらい。
 
店内はジュエリーショップのように美しくショーケースの中に陳列されている。
この店で一番美味しいと思ったのはマロングラッセなのですが(笑)
 
これまで食べてきたディーツはなんだったんだ・・というほど
質の良いディーツはお値段なりということか・・。
 
Chocolates Dipped Dates
個人的にはホワイトチョコが好き。
 
 
パッケージもステキだよねぇ・・。
 
 

 

 

義父とこちらの世帯で介護したいという申し出に

夫は左右に首を振った。

 

夫「無理や」

私「でも、なんとなくだけど・・お義父さんとお義母さんを一緒にしない方がいいと思うんだよね」

夫「あの二人と世帯を分けて5年経って、やっと僕も落ち着いてきてん、今また一緒に暮らしたら、また逆戻りや」

私「私なら大丈夫だよ。」

夫「僕がアカンねん」

 

彼らに育てられる過程で夫には深い闇があるのだ。

幼少期から夫婦喧嘩が絶えず、激しい口論の後は幼い夫は姑に手を引かれ、

姑の実家にしばらく滞在しなければならないことが数え切れないくらいあった。

 

酒乱の舅は夫の祖父と仕事のことで言い争うことが多く、

それが鍋料理の日はいつもビクビクしていた。

言い争いがヒートアップして、煮えたぎった鍋がひっくり返るからだった。

 

中学生になると祖父が亡くなり、舅は酒に溺れて、重度のアルコール依存症となり、妄言や幻覚症状が酷くなり、長期間の入院を余儀なくされた。


姑や祖母は、酒浸りの舅を責め立て、夫にも舅を暴力的に非難するように命じた。

 

もちろん、楽しい思い出もあったのだろうが、

あまりにも壮絶すぎる経験は夫の心を蝕んだのだという。

 

「やっと僕も落ち着いてきてん」というのは

窮地に立った時にいつからか「架空の茅葺屋根」が見えて、自分の見下ろしている別の自分が頭をよぎる・・・。

 

そんな感覚が子どもの頃から続いているのだ。

別居を始めて5年目。

最近は年に1度あるかないかとなっていた。

 

そんな状況を知るワタクシには、夫にこれ以上何も言えない・・。