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しかし永遠の死は宇宙が終りを迎える最後の瞬間、その人自身によって《獄》という選択がなされるのだ。宇宙の終わりというのは遙か未来のことではない。無限の宇宙オリオンには物理的な意味での時間も空間も存在しないのだから。
(続く)
《オリオン・ミッション…宇宙のハートNO288》
それはいま行われている。プレアデス人はそのゴクを目指して生きているようなものだ。《ゴク》とは意識を閉じた存在であり、《獄》はこの宇宙で存在するということに背を向けた、事実上の死としてある。
宇宙のゴミとなるのはこの種の人々であり、最後の最後まで人を支配する喜びに溺れ、支配される痛み苦しみを理解しない鬼畜のことだ。夢に価値を見いだせない現実とは《獄》のことだ。
それこそが笑スピたちが望んだ究極の《物》と《モノ》の姿であり、それは真実の死を意味している。夢も幻も見ることのない永遠の眠りについた意識のことだ。
夢と幻に無限の価値を与えることのできなかった、滅亡するプレアデス人たちの辿る哀れな末路。物の追及の果てに宇宙の塵となり滓となる。
そしてついには永遠に意識を失う。つまり魂を失いゴクとなるのだ。バシャールはずっと以前にそのように私に語った。それは神の死を意味している。
バ「これはゴクの大群です」
私「ゴク?」
ワードがゴクを極、嶽、獄と変換した。
バ「ゴミでもいいですね」
「なかなかうまい言い方です」
「宇宙のハートに吸収されずに」
「残ってしまったものです」
「取り残された者たちがゴクです」
私「宇宙の終わりに」
「取り残しがあるのですか」
バ「どうしてもそのような」
「存在がいるのです」
「究極の最後まで卒業できない」
「しない存在です」
「あのようにして集められ」
「ディスクの出口の側に」
「スコップですくって」
「灰のように撒かれるのです」
「そのようにして使われ」
「役立てられます」
「宇宙タマゴを育てる棚や土や」
「カーペットであるタントラ」
「茎やディスク周辺の」
「ツールとなって」
「次の宇宙を誕生させるための」
「素材として使われるのです」
「彼等は永遠の眠りにつくのです」
「永遠の暗黒と」
「安息を望んだ者たちです」
これは超光子ヒカリを探索した時のワークの一つだったのだが、何故かバシャールはそこから外れ、ゴクの群れが宇宙のディスクに飛び込んでいく場面を見せてくれた。だがゴクはそこに入ることができなかったのだ。
(続く)
マサト