気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ

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四ツ谷にありますバレリーナ専門の気功整体「まといのば」のブログです。
気功師から見たバレエとヒーリングのコツを公開します。
「まといのば」では、バレエ・ヒーリング・美容の各種セミナーを行っております。

「デッドプール&ウルヴァリン」という組み合わせは興奮しますねー

 

というか本当に冗談みたいな本当の話しなのがすごい

 

デッドプール3もまた期待です!いつの間にかしっかりシリーズものになっていますし、1も2も非常に良かったです!

 

 

まあ、余談ですし、余計なお世話なのでしょうが、ハリウッドにしてもNetflixにしても、本当に失敗できない大作ばかりが公開されるようになって、かなり「マンモスの牙」のような感じがします。チキンレースのように、失敗したら破産のギャンブルを大金をBetし続けているような悲愴感をうっすらと感じます。もちろん杞憂かもしれませんし、余計なお世話でしょうが。

 

ハリウッドではエリザベス・テイラーのクレオパトラを思い出すでしょう。

ハリウッドはいつも順風満帆ではなく、いつも危機です。というか、ビジネスも世界も同様です(ずいぶんと大味なまとめだ)。

 

クレオパトラについては、セミナーやセッションなどでちらっと言及することは多いのですが、ブログで書いたことはなさそうなので、Wikipediaを引用します( ー`дー´)キリッ(手抜きかっ!)

 

 

『クレオパトラ』(Cleopatra)は、1963年のアメリカ合衆国の歴史映画。 監督はジョーゼフ・L・マンキーウィッツ、出演はエリザベス・テイラー、レックス・ハリソン、リチャード・バートンなど。 (略)
ハリウッドの黄金時代が閉じられた、即ちスタジオシステムが崩壊した50年代から60年代に観客を劇場に呼び戻すために作られた大作映画の一本。本作により20世紀フォックスは破滅の危機に陥った。(略)
製作にあたっては、100万ドルという破格の報酬で契約した主役のエリザベス・テイラーの度重なる病気、初期のロケ地選択の失敗によるセットの造り直しで撮影が遅れに遅れ、さらに当初監督だったルーベン・マムーリアンをはじめとして、重要な配役が変更になる(当初シーザー役はピーター・フィンチ、アントニー役はスティーヴン・ボイドで撮影開始)という不手際にも見舞われ、その度にシーンの撮り直しを強いられた。また共演のテイラーとリチャード・バートンの不倫も取りざたされ大スキャンダルとなった。(略)
最終的には製作費は4400万ドル(現貨換算で3億ドル以上)という空前の巨額にまで膨れ上がり、製作会社の20世紀フォックスの経営を危機的状況にまで陥れた。(略)
映画は製作開始から4年を経た1963年6月にようやくプレミア上映にこぎつけた。この際の上映時間は4時間5分だったが、一般公開版はさらに3時間14分に短縮された。そのため場面の繋がりが不明瞭な箇所や重要人物の死を描いた箇所が丸ごと欠落するなどといった、編集上の問題にも見舞われることになった。

 

『クレオパトラ』は同年の北米興行収益でトップを記録する5780万ドルを、世界では1億1980万ドルを叩きだし、1963年の世界興行収入では1位となったものの、20世紀フォックスの取り分は製作費4400万ドルの半分強2600万ドルに過ぎず、ビバリーヒルズに構えていた広大な撮影所を売却するなど事業的には社運を傾けるほどの大失敗作となった。マスコミや映画批評家らにはゴシップ先行の作品とそっぽを向かれる結果となり「映画史上空前の失敗作」などと皮肉られさえもした。20世紀フォックスは2年後に公開された『サウンド・オブ・ミュージック』が当初の予想を遥かに上回る歴史的大ヒットとなったため奇跡的にこの財務危機を乗り切っている。

 

 

というか、これだけ分かりやすいケーススタディも無い気がするので(個人的な見解です)、これは堪能したい内容です。そして自戒としたいのです。

 

まずは『クレオパトラ』とは1963年公開の映画で、エリザベス・テイラー主演です。

興行的には失敗していません(北米でも、世界でも興行収入は1位です)。しかし資金を回収できず、「ビバリーヒルズに構えていた広大な撮影所を売却するなど事業的には社運を傾けるほどの大失敗作」とされ、「「映画史上空前の失敗作」」とまで言われます。

 

しばしばクレオパトラで傾いたと言われがちですが、この時点でハリウッドの黄金時代は終わっていました。起死回生の一手がトドメを刺したのです。

 

ハリウッドの黄金時代が閉じられた、即ちスタジオシステムが崩壊した50年代から60年代に観客を劇場に呼び戻すために作られた大作映画の一本。本作により20世紀フォックスは破滅の危機に陥った。

沈む船の醜悪さの例として、Wikipediaのエピソードに面白いものが二つありました。

 

どちらも事務方の些細なミスにより、取り返しのつかないことになっています。

1つはアカデミー賞助演男優賞、もう一つは著作権です。

 

・オクタヴィアン役のロディ・マクドウォールはアカデミー賞助演男優賞の有力候補と目されたが、20世紀フォックスの事務的なミスが原因でノミネートを逃している。

・本作は作品中(オープニングタイトル、エンドロール等)に著作権表記が無かったため、公開当時の米国の法律(方式主義)により権利放棄と見なされ、パブリックドメインとなった。このため、ウィキペディアコモンズには高解像度のスクリーンショットの多くが、ウィキクオートには台詞の抜粋が収録されている

そのまま沈むかと思いきや、面白いことに、あの『サウンド・オブ・ミュージック』が20世紀フォックスの危機を救います。

 

 

20世紀フォックスは2年後に公開された『サウンド・オブ・ミュージック』が当初の予想を遥かに上回る歴史的大ヒットとなったため奇跡的にこの財務危機を乗り切っている。

 

端から見ていると安定しているように見える豪華客船も内部では腐敗が始まり、そして破滅へまっしぐらです。

 

面白いのは、次の一節。

 

経営危機に際して、一旦は会社から追い出していたダリル・F・ザナックを呼び戻すしか道はなかった。

このダリル・F・ザナックという人はすごい人です。

 

 

14歳のときに(年齢を偽って)アメリカ陸軍に入隊、フランスで従軍。帰国後に作家となるべく売り込みを続け、1924年から29年までワーナー・ブラザースで多くの脚本を書き(その後、経営へ)、1933年にワーナーを去って、20世紀フォックス(20世紀スタジオ)の前身である20世紀ピクチャーズを設立、その後、フォックス・フィルムを買収して、20世紀フォックスとなりました(ザナックはその副代表)。

制作した映画が3本アカデミー作品賞を受賞し、ご本人もアカデミー賞特別賞であるアービング・G・タルバーグ賞の第一回受賞者になり、その後も2度受賞。

 

そんな功労者が追い出され、そして呼び戻されたわけです。

政治があり、ドラマがあります。

 

 

で、何の話をしたいかと言えば、「まといのば」のことです。

 

スケール感は全然違いますが、いまや大型輸送船になっている気がします(とうの昔に護送船団方式を諦めてw)。

 

小型の手漕ぎボートでジャングルを探検していた日々を懐かしみつつ、そこに戻ろうと思っています。

 

ふとヨブ記を引こうと思ったのですが、ヨブはまず子どもたちを奪われたことに思いを馳せたら、ヨブにとっての悲痛とは観念的なものではなく、リアルなものであったことを思い出しました。

 

 

「御報告いたします。御長男のお宅で、御子息、御息女の皆様が宴会を開いておられました。 19すると、荒れ野の方から大風が来て四方から吹きつけ、家は倒れ、若い方々は死んでしまわれました。わたしひとりだけ逃げのびて参りました。」

ヨブは立ち上がり、衣を裂き、髪をそり落とし、地にひれ伏して言った。

「わたしは裸で母の胎を出た。

裸でそこに帰ろう。

主は与え、主は奪う。

主の御名はほめたたえられよ。」

このような時にも、ヨブは神を非難することなく、罪を犯さなかった。