和音堂のPA担当安田君が、6弦ベースを華麗に弾きこなしていた。
彼はフルートからピアノまで、どの様な楽器でも華麗に弾きこなしてしまうのだ。
おまけに当然、PAの腕前も一流だから、つくづく始末に負えない超人ではある。
それはともかくとして、6弦ベースという楽器自体に興味は有ったから、しげしげと見せて貰った。
某同業者氏からの借り物だというから、相当遠慮がちに、ではあるが。
通常の4弦ベースに、より低い方とより高いほうにそれぞれ一本ずつ弦を追加して、演奏可能な音域を広げた楽器である。
その分ネックが凄まじく幅広になるから、さぞかし弾き辛かろうと思っていたが、手にしてみると存外そうでもなさそうである。
ミュートは確かに大変そうだが、それも慣れの問題か。
ただやはり、楽器自体の重量はやや嵩む様だ。
例えば高音弦が一本増える事によって、和音奏法の幅が広がるであろう等々、大いなる可能性を感じさせる楽器ではあるが、現在の自分の演奏スタイルには、通常の4弦ベースで充分に事足りる。
たまにDの音を1オクターブ低く鳴らしたい時も無いではないが、よしんばそれを実現するとしても5弦ベースで良い訳だ。
故に僕が6弦ベースを入手する可能性は限りなくゼロに近いが、大いに勉強にはなった。
安田君とオーナー氏に、感謝の意を表するものである。
「うさみみスタウト」及び「GOLDEN BLACK MONKEYS」オリジナルCD各種、好評販売中。
お求めはライヴ会場又は下記サイトにて。