少し前のことになりますが、飼い猫のみるくが亡くなりました。
享年、16歳と10か月。
亡くなる二日前までいつも通りに過ごし、最後は私と夫に撫でられながら逝きました。

大きな検査を2回して、ここ数年はずっと通院と投薬の日々だったけれど、静かに、消え入るように、命の蝋燭が燃え尽きたことを受け入れざるを得ないような、そんな最期でした。

それでもみるくと過ごした16年という時間は、私にとってとても大きくて、やっぱりまだ彼女のことを考えると、ちょっとメソメソしてしまいます。

気が強くて寂しがりやで、とんでもなく甘えん坊だったみるくには、正直色々と振り回されたこともありました。

でもそんなお姫様気質のみるくが、娘には何をされても怒りませんでした。

加減を知らない赤ん坊が、どこを掴んでも引っ張っても、決して爪を立てたり噛み付くことはありませんでした。


ねぇ、みるく。
ある日突然赤ん坊がうちにやってきて、私はそっちにかかりっきりで、きっとあなたはとても寂しかったよね。
それでもあなたは、私の娘にとても優しく接してくれた。
お陰で娘は、ネコが大好きになりました。
甘噛みされても引き倒されてもためらうことなく手を伸ばして、あなたにしていたように、今もよくアッシュをぎゅーっと抱きしめているよ。
いつかあの子が大きくなったら、あなたの話をするね。
生まれた時からずっと、ママの相棒の老ネコが自分を見守っていてくれたこと、あの子にちゃんと伝えるからね。

ねぇみるく、たくさんたくさん、色んなことがあったねぇ…
私達、随分長い間一緒にいたんだねぇ…

いつか私がそっちに行ったら、私の膝はまたあなただけのものだから。
だからそれまで、もう少しそっちで待っててね。



突然のご報告になりますが、先日長女を出産しました。
産後の肥立ちも順調で、母子ともに健やかに過ごしています。

たくさんの方々のお力添えを頂いて産まれてきた娘は、我が家にたくさんの笑顔を運んできてくれました。

初めての子育ては寝不足との戦いですが、その中でも、娘が私たちのところに無事に生まれてきてくれた、奇跡のような幸せを噛み締めています。

お仕事は体調を見ながら徐々に再開させていただく予定ですので、今後は娘共々、暖かく見守っていただけますと幸いです。

高梁碧


皆様お元気で新年をお迎えのことと存じます。

私事で恐縮ですが、この度、ご縁があり、平成29年1月1日に結婚いたしました。
相手の方は、アクセルワンの立花慎之介さんです。

柔軟な感覚と、常に前向きな気持ちを持つ彼はとても頼もしく、その真っ直ぐな愛情表現は、これまで人に頼ることが苦手だった私に甘えることを教えてくれました。

お互いに老齢の猫を連れての結婚なので彼らの相性が心配だったのですが、幸いなことに上手くやってくれていてほっとしています。

私達2人も、歳だけはそれなりに重ねていますが夫婦としてはまだよちよち歩き。
互いに思いやり支え合いながら、これからの長い道のりを一歩一歩進んで行きたいと思います。

いつまでも今の気持ちを忘れずに、日々の小さな幸せを大切に出来る、そんな家庭を築きたいと思っておりますので、どうか温かく見守っていただけましたら幸いです。

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