一曲ずつのログ

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聴いたやつのメモ帳
最新のスイングジャズの居場所
十二月のバードの歌を忘れない

 

バリトンサックス吹きのマルコ・グイドロッティのこの曲は

ジェリーマリガンカルテットの完全コピー

と思わせて、実は彼のオリジナル曲

 

バリトンサックス、トランペット、ベース、ドラムの4人編成は

誰が見てもジェリーマリガン・カルテットのトリビュートだと分かる。

演奏方法を聴いても完全にジェリーマリガンとチェットベイカーの演奏法を真似ている。

 

マルコの出したアルバム。S' Wonderfulというアルバムなんですが

そのジェリーマリガンカルテット・トリビュートのアルバムの中身。

半分はマリガンのカバー曲なんですが

実は自分のオリジナル曲を半分混ぜている。

僕のようなにわかが流し聴きすると

全部聴いても「ああマリガンの曲を演奏したんだね」で終わりそうなんですが

半分はマリガンカルテット風のマルコのオリジナル曲だと気付かないのです

 

上に貼り付けてあるのはその中の一曲で G&C という曲で

多分ジェリーマリガンとチェットベイカーの頭文字を取ったんだろうなと思う。

 

マリガンの完全コピーと思わせて、実はオリジナルの曲を吹いている

マルコ・グイドロッティの凄さです。

名前の読み方合ってるかな

 

何でもない瞬間にこの曲を思い出すことがある。

きっと歌詞を聞く意味なんかなくて

ただ和音と歌のきれいさを感じればいいと思う。

 

あんぱんを食べるときにいちいち何も考えないように

宵の空に映る青を何も思わず見送るように

この2人がどれほどすごいジャズミュージシャンなのかということは置いといて

April in Parisをピアノとトランペットだけでこれほどあたたかい雰囲気で演奏している

というのも、これしか無いなと思いました。

春だから

 

サニーを演奏するツインセットというバンド

シンプルでめちゃめちゃ好きなんですけど、

これがもう17年前の動画です。このバンドの消息が分からない。

ニュージーランドのバンドらしいですけど。