今回は、「ふでばこ」の話です。
数日前に、ずいぶん久々に筆箱を買い換えました。
写真では左のものです。
今回、私はどうしても「布製」の筆箱が欲しかったんです。
実は、この前の筆箱はポリ素材の筆箱でした。
ポリ素材の筆箱も便利です。
形が固定されているので、荷物の底に入れてしまっても型崩れはしません。
机の上においてもスマートです。
ですが、形が変わらない故に入れられる量は少なかったんです。
それに、何度も落としてしまったせいで、蓋を開閉する部分が壊れて真っ二つに…。
その前は、化学繊維を織って作った筆箱でした。
よくスポーツメーカーらしきところが作ったものには、化学繊維のものが多いです。
化学繊維も繊維ですから、ある程度形が変わるのでたくさん入れられます。
繊維自体にやわらかさがあるので、形も自由に変わります。
ですが、一度端がほどけてしまうと、すぐ解けてばらばらになってしまうんですよね。
化学繊維って、元々織ったり編んだりするためのものではないのです。
化学繊維は繊維がまっすぐなので、織ったり編んだりするのは構造的に無理なことをさせてるんですね。
こういう失敗をしているので、どうしても布製のものがほしかったんです。
布製のものって、探してみるとちょうどいいものが割とない。
デザインとしてはとてもいいものがあっても、布ではなかったり、小さかったり。
Afternoon Teaでカワイイ水玉の筆箱を見つけたのですが、布ではなかったので泣く泣く諦めたりね。
今回の筆箱は、無印良品で見つけました。
完全に無地なので、デザインとしては少し物足りないのですが、100%綿素材。
サンプルの手触りがよかった上に、そのとき30%OFFだったので購入。
布なので既に形は変わってきていますが、それも布なりの楽しさと思っています。
少し固めの布なので、形が変わったらそのまま安定するのが楽しいです。
少し気分を変えるのには、安く買い換えられる筆箱はオススメですよ。
ちなみに、隣の本は『20歳のときに知っておきたかったこと』という翻訳本。
元々の題は"What I Wish I Knew When I Was 20"で、題名としてはほぼ直訳ですね。
スタンフォード大学の先生が書いた本で、安定した人生のとことん逆を行く本でした。
ルールを破れ、何度も失敗せよ、新しい目で世界を見つめよ。
何かをしようとしているとき、後押しが欲しいときにはいい本かもしれません。
…私がスキだと思ったのは、内容ではなくて、本自体のデザインだったんですけどね。