民訴は2年後期と3年前期の履修です。
僕は運良くどちらもAでした。
(他の基幹科目はCも結構あるので
 この科目だけかできるか、試験がたまたまか)

京大は山本克己クラスと笠井クラスにわかれますが
山本克己クラスはかなり厳しく、言い回しまで指摘されます。

既判力の効果として「後訴を遮断する」などと言うと
「遮断とはどういう意味ですか??」と聞かれる。

ここで、
「後訴を提起できなくなります」では間違い
「後訴で争うことができなくなります」では不完全。
「訴訟要件には関係ないため却下はされないが、
前訴の事実審口頭弁論終結後の新たな事情がなければ棄却されることです」
という解答が必要となる、といった具合です。

それで結論的には「遮断という用語が不正確ですよね。」となります。


それでやっていたのが、
笠井先生クラスの方と2人で
「笠井クラスノートを山本克己クラスの子に渡して、
山本克己クラスでの内容を赤字で補充、それを2人で利用」
笠井クラスは当然押さえるべきこと、山本克己クラスは押さえると有益なこと
というノートが出来上がります。

選択者数5%の租税法選択なのですが、
租税法百選5版が出ました。

租税法選択は、
覚えることは比較的少なく、おもしろいのでおすすめなんですが。
スタンダード所得税法でインプット

司法試験過去問と租税法演習ノート21問でアウトプットが標準的です。

ただ、法人税法が丁度良い分量のがないと思っていましたが、
三木義一教授のよくわかる法人税法入門をやって
あとは演習でなんとかなるのでは。
ただ法人税法は簿記2級ぐらいの知識があるとすごく解りやすくなります。
法人税がわからないーという方は1週間ほど簿記をやってみるといいのでは。
3級レベルでもやればずいぶん違うはずです。

ケースブック租税法は、ノートが手に入れば活用できるかと。
スタンダード所得税法と親和性が高いです。
 

エクスターン注意点まとめ

①前期の成績順で、希望事務所に割当てられるから、前期の成績はできるだけ高くする。

②どこの事務所がどんなことをさせるかは事務所によって異なる。なので後期に希望を出す前にできるだけどこの事務所で何をしたか、先輩から情報を集める。

③エクスターン日程決めの連絡は、エクスターン先への連絡解禁日のできるだけ早く、できれば午前中にする。他のローから来る場合があり、先に日程を決められると、好きな日程でいけなくなる。また、受け入れ側も早く予定を決められる。

④エクスターン1週間前にはスーツ2着、白Yシャツ5枚、白Tシャツ5枚、ネクタイ2枚、黒靴下5足、革靴2足、ぐらいを揃えておくほうが良い。

⑤エクスターン中、事務所に出勤したときは、弁護士・事務員各位に聞こえるようにあいさつをする。

⑥お礼状は、エクスターンが終わった日、又は翌日にポストに投函する。ハガキの方が開ける手間が省けていい気がするけど、書くことが多いと手紙でも良いかと。

細かい手続きの流れはローから書類で示してくれるから、それに沿ってすれば大丈夫。
エクスターン終了まで3時間という時に大地震発生のニュースが入りました。
大阪市内の事務所だったんですが、ちょっと揺れたなって程度でした。

すると事務所内で一気に騒ぎになって、ニュースを見て知りました。
でも正直最初はピンときてなかったんです。
映像も最初は特に倒壊もしていない東京の映像で。
少し見て席に戻って課題を仕上げました。

その後の宮城県等での津波と大火事。

その日はまっすぐ帰宅。
翌日とりあえず献血に行きました。

何ができるってたいしたことはできないですよ。
・献血行って、
・少しの募金をして、
・買い物をするときに被災地が産地のものを優先して購入して。
関西地区に住む人はこれを、どれだけ継続してできるか、です。
おそらく1ヶ月もすれば徐々に被災地の情報はメディアから流れなくなるでしょう。
その時に、特に3つ目をどれだけ継続してできるか、だと思います。
メディアの報道が途絶えても、被災を受けた方の生活が途絶えることはないのですから。
2月末からエクスターンに行けることになりました。
第1希望で出していたところに行かせてもらえるようになり、嬉しいです(*^^)v
後期試験終わったらYシャツ5枚、スーツ3着、革靴2足以上揃えないと。
大阪市内なので京阪出町柳駅から1時間かけて通うことになりますが、
8時台の京阪はどれぐらい混むのでしょう??

エクスターン先が決まるまでのスケジュールとしては
10月に希望を提出(行くのが春か夏か、希望事務所、場所(大阪、東京、京都、名古屋))。
11月に決定。
1月に受け入れ先と具体的な日程の調整

定員は春夏併せて110人ぐらい。
大阪80人、東京15人、京都10人、名古屋5人ぐらいだったかな。
元々行かない人もいるので、場所を選ばなければほとんど全員行けるようです。

でも、希望が通るかは分からない、
聞くところによると、成績順から希望が埋められていくとか。
基幹科目のみでなく、選択科目も含まれていたのでしょう。
…でないと僕の希望が通った理由が判らない(^_^;)
そんなに人気がないところなのかな??

あー、1月にする受け入れ先との具体的な日程の調整の話、
交渉期間も決められているのですが、
「期間初日の午前中」に電話するほうが良いです。

なぜなら、他の大学からもエクスターンに行くので、
連絡が遅いと希望する日程で行けないことがあるからです。
受け入れ側も準備や担当弁護士の人数が制限されてますしね。
お忙しい弁護士にとっても、
できるだけ早く予定を決めたいという要請もあるでしょうし。

さてさて来週から後期試験ですが…
範囲が終わる気がしない(;゚Д゚)
大文字山の天狗になる前に 法科大学院生のブログ-101207_103014.jpg

後期も半額免除でした(^o^)
後期は京大独自の減免制度があると聞いていましたが、
免除総額も前期とほぼ同じで、前期と同じ結果になるでしょうね。

先月末に有斐閣判例六法Professional 平成23年版民事訴訟法判例百選 第4版を購入。百選は授業に併せて解説も読んでいますと重複起訴禁止37.38あたりはなかなかよかった気がします。授業で使わない部分はなかなか読めないでしょうが(--;)

有斐閣判例六法 平成23年版と比べるとかさばるのは仕方ないが
頭よさそうに見えるという副次的効果を期待して購入。
いままではポケット六法やディリー六法を使ってましたが、一度使い出すとすごい便利ですねー。
でも意外と収納ボックスの角が脆いのでテープで補強、1年半もってくれっ!
京都大学の今年の合格者が在学生向けに合格者座談会・相談会をしてくださいました。
ホントに役立つアドバイスいただけたので、有意義な時間でした。

色々聞いて、やってみることは、
・過去問は力を伸ばすためのツールであり、できるだけ早くやってみる。
 2年生が終わるまでには最低2年分の全科目の作成、ヒアリング等を確認する。

・先に短答知識の充実→論文の勉強がいい。

・短答は素点・論文は偏差値分布での点数なので、
 配点比率考えても短答の方が1点上乗せするのは確実で簡単。

・民訴必ずワケ分からん問題が出るので、ケースブックの問で考えるクセをつける。
 基本書の章立てで考えて何か引っかかることがないかという視点。

・憲法もワケ分からん。『権利の作法』と宍戸連載は再来年には一般教養化しているだろう。

・2年のうちは肢別より判例百選

・事実に着目した判例読み込みが大事。射程。特に公法・刑事法。
 具体的事実→抽象的規範→具体的当てはめ、という流れを判例を読むときに意識する。

・「短答は足切りでなければいいので4月からやって、論文でいい点取ればいい」という方針で
 論文7位を取った天才の話は参考にならないw


とまぁホントにいいお話をしていただいた。
すぐにも新司に向けた勉強をしたいけど、
後期が前期よりずっと忙しいのはどう言う事ですか??
明日から19日までが京大ローの出願期間のようです。
受験される方、特に遠方の方は、以下お気をつけください。

・11月の連休観光シーズンの京都ですので、宿泊地の確保はできるだけお早めに。漫喫ですら、すぐに泊まれるとは限りません。片道90分ぐらいまでなら宿泊しない方が良いかもしれません。

・道路は渋滞しますので、バスではなく電車での移動を。ひょっとして朝はまだ大丈夫かも。帰路は確実に大渋滞です。

・入試期間中、確か京大は学祭中ですので、別の場所での試験となると思います。お間違えないよう。

では、お待ちしています(・∀・)