もえぱんたぐらふ

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そうですね須藤さんが好きですね

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ポケモンの新作が出まして。。。
それをこの金曜日かな?にクリアしたんですよ。

以下、攻略にはクソほども役に立たないくせに大事なところだけネタバレしている、ほんとしょうもない文章が続くので気を付けてください。

クリア前に読んじゃだめ。

あ、なんかストーリーネタバレ目的で読もうとしている人もがっかりしちゃうやつだぜ。

ストーリーまとめとかもしてないからね。

ゲームは買おう。自分の好きなもの、業界にはお金は落とそう。

 

 

 

 


今回は個人的にストーリーが涙腺を的確に突いてきた。

ポケモンってそんなにストーリーが深いわけじゃないんですよ。
基本的に、主人公は引っ越ししたて。
その地域にお母さんと引っ越ししてきて、近所に住んでる博士から、最初のポケモンをもらう。
このポケモンは、3匹の中から選ぶ。
炎、水、草のそれぞれ一方に強くて、一方に弱い、ジャンケンみたいな3匹から選ぶ。
その子と一緒に冒険して、その子を一つの軸にして、自分でポケモンを捕まえる。

引っ越してきて、まだ10歳とか11歳なのに、世界を股にかける冒険に出発する。
主要な町には、ジムがある。ここで、リーダーを倒すと、バッジがもらえる。
このバッジを8枚集めると、ポケモンリーグっていう、頂上決戦の場に行ける。
四天王を倒して、現チャンピオンを倒したら、自分がチャンピオンになれる。
これが、大体のゴール。

 

そのゴールの前に、ひょんなことから世界を支配しようとする悪の組織だとか、
世界を自分の思想に染めようとする組織の野望を打ち砕いて、伝説のポケモンを
捕まえることになる。

 

ポケモンを説明しろって言われたら、ほとんどがこんな感じ。
でも、毎回とても楽しみ。
今回はどんな最初のポケモンが選べるだろう?
どんな順番でジムリーダーが出てくるだろう?
今回の敵はどんな考えだろう?
チャンピオンは誰だろう?まさかこの人だったなんて!
そこが変わるだけでも、何回でも買える気がしてた。

 

ポケモンはどんどん増えて、いまや800匹くらいだ。
調べるのがめんどくさくて、ほんわかとした数字にしてしまった。
とにかくいっぱいいる。
たとえ変なデザインでも、新しいポケモンに出会うのはドキドキする。

 

ポケモンリーグを前に、自分の手持ちを見返すとき、最初はあんなに弱かったのに、
ずいぶん、鍛えたなぁ~なんて、まるで自分が本当に旅したみたいな気持ちになる。
私はそういう気持ちになるのが好きでポケモンをしてきたんだと思う。

 

本当は、育成しようと思うとめちゃくちゃ奥が深くて、のめり込んだらどんどん時間が必要。
それが、このゲームの真の姿なのかもしれないけど、私はそこまではしてない。
選んで、捕まえて、8枚集めて、世界を救って、チャンピオンになる。
そんな繰り返しが好きなのだ。

 

だけど、今回のサン・ムーンはいろんなところが変わっていた。
8枚のバッジじゃなくて、島を巡って、島のキャプテンと島の長みたいな人の試練を受ける。
今までは、「ひでんわざ」というわざがあって、それを手持ちのポケモンに覚えさせて、
海を越えたり、邪魔な木を切ったりして先に進む必要があった。
だけど今回は、移動や渡海専用のポケモンが別に用意されてて、なんか不思議な感じ。
ライバル?みたいな子やパートナーみたいな子が適度なところで回復したり、アイテムをくれる。
どっちがよかったとかわるかったとかじゃなくて、ポケモンが新しさを出してきてるなと新鮮な気持ちになった。
だけども、ポケモンの良さは変わらないなと思ったり、試練って言ったって、ジムみたいなもんだなと思ったり。
新鮮な気持ちよりも、いつもの繰り返しにはめれる安心感に浸っていた。

 

だけど、そんなことより決定的に違うことがあったのだ。

ストーリーが終わって、私はチャンピオンになった。
めちゃ祭り上げられて、お祭りなんて開いてくれちゃって、えへへ感。
そんな中、パートナーの女の子がたぶん遠くに行くんだろうなってフリを感じる。
さみしいな、なんか会いに行く方法はないのかな?とか思いながら祭りが終わる。
ライバルが次の日、私を誘いにくる。パートナーが引っ越す、だから港に急げと共に急行する。

 

船に乗ったパートナーが自分の決意を語る。

母の病気のため、自分の決意のため、引っ越してゆく。

 

引っ越し先で、旅を始めると聞かされる。

 

その瞬間に、ああ、これは今までの自分の始まりなのだと気づいた。

引っ越しじゃない始まりもあったんだけど。
自分がそこで生まれて、10歳まで生きていたわけじゃないから。
気分的に引っ越しから始まるってイメージが強い。

 

買って、スイッチ入れて、ぼうけんして、チャンピオンになる。

 

そんな、当たり前の流れ。

だけどもしかしたら、引っ越す前に仲良しの友達と別れてきたのかもしれない。
悲しくて、寂しい中、無理やり冒険に出されたのかもしれない。

 

私は、新しい世界、新しい冒険に胸躍らせていたけど。
果たして、今までの主人公はそんな気持ちでいられたんだろうか。
主人公がチャンピオンになって、有名になって。
前住んでたところのお友達はどう思ってたんだろう。

 

パートナーが引っ越してしまって、なんだか無性に寂しくなって。
自分の冒険がわっかのように戻ってきた気がして。
私がポケモンに出会って20年経つけど。
その全部がつながって、サンムーンのこの引っ越しで、また20年前に戻っていったような。
そんな気持ちになった。

 

気が付いたら、ぼろぼろ泣いてしまって。
年かなぁという気持ちになった。

 

こんな気持ちになるゲームはポケモンだけかもしれない。
開発してくれるなら、私はどんなハードにだってついていくつもりだ。
字は大きくしてほしい。老眼になるかもしれないから。