ものづくりエンジニアのたまり場ブログ・・・【mono-B-LOGue】
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再び神戸大MBAの方々と

昨年の丁度今の時期、ちょっとしたご縁で英国C大のMBA生と神戸大MBA生の方々と交流する機会がありました。(その時の記事はこちら

これは、神戸大学のMBAコース受講者と提携している他国のMBAコースの受講者がそれぞれの大学に相互に訪問し、講義を受けたり企業を訪問して知見を拡げるRST(Reciprocal Study Tour)というプログラムの一環でした。

私自身はMBAを受講している訳ではありませんが、RSTに参加されている会社の先輩から声を掛けて頂き、お手伝いをしたという経緯です。

このプログラムは毎年行われていまして、今年も同じようにプレゼンをするということなので、同じようにお手伝いをさせて頂きます。

今日はその前段、2009年度の神戸大MBA生主催によるウェルカムパーティーにせっかくなのでということでお邪魔させて頂きました。

パーティーではあまり話す機会はなかったのですが、終わった後に行った住吉の焼鳥屋さんでいろいろお話させて頂いて思ったことは、

「こういう繋がりがあることはとても貴重で羨ましい」

これに尽きます。

神戸大学のMBAコースは基本週末もしくは平日夜からの講義で1年+半年のカリキュラムです。
短期間に詰め込むので濃密と書いても多分表現しきれないくらい濃い1年と、「早く終わらせたいbyF木さん」と思ってしまうほど根を詰める修論までの半年を同じように過ごす訳です。

そこには確実に強い仲間意識と絆が生まれていくんだろうということは容易に想像できますし、実際みなさんいい関係なんだろうなぁ、と客観的に思いました。

そんな場に居合わせられたのも何かの縁なので、素人歓迎的なイベントや勉強会などがあれば是非ともお呼び頂きたいと、この場を借りてお願したりして。

あと数年後には自分もその世界に飛び込んでいそうな予感もあるのですが、今年はこちらのプログラムに注力することが自分自身の課題なので、ここで力をつけてから冷静に考えてみようと思います。

技術士って?という方のために

技術士とは?という方のために
技術士一次試験の概要と体験記
技術士二次試験の概要と体験記(1)~職務経歴書・筆記試験
技術士二次試験の概要と体験記(2)~技術体験論文・面接試験
技術士試験受験体験談(報告概要)

技術士という資格は、一般的な認知度はそれほど高くありません。
しかも、技術者であっても知らない人が沢山いるという不思議な資格です。

技術士法における技術士の定義は次のような表現になります。
この法律において「技術士」とは、第三十二条第一項の登録を受け、技術士の名称を用いて、科学技術(人文科学のみに係るものを除く。以下同じ。)に関する高等の専門的応用能力を必要とする事項についての計画、研究、設計、分析、試験、評価又はこれらに関する指導の業務(他の法律においてその業務を行うことが制限されている業務を除く。)を行う者をいう。(技術士法第二条)

要するに国家試験によって認定された技術者と理解してもらえれば良いと思います。

技術士を名乗るには、技術士法に定められる試験に合格してかつ国に登録を許可されなければなりません。
一応、技術者の資格としては最難関の部類に入るのですが、なぜかあまり知られていない。
資格難易度ランキング。似たようなランキングがネット上に転がっていますが、技術士が入ってないことの方が多いという現実も辛いところです。)

その一つの理由として、技術士という資格が「名称独占資格」であることが挙げられると思います。技術者としての業務を行うのに、この資格を持ってないといけないわけではありません。
一応、技術士事務所を開いて独立することも可能です。しかし、技術士でないとできないという仕事は実はほとんどありません。合格するのが難しい割にメリットが小さいという現実があります。
私が登録している機械部門は特にそうです。コンサル業務を行うのに技術士名称が必要な業界もありますので、全く無い、ということでもありませんが、非常に小さいと言いきっていいと思います。

技術士の団体である、社団法人日本技術士会でも、技術士資格の知名度向上を常に目標に掲げています。

しかし、取得難易度とメリットのバランスが悪い資格を頑張って取ろうという動機の元は、やはり個人のモチベーションに依存します。

「メリット少ないけど、取れたら自信に繋がる、実力を試したい」

そんな理由が多いのではないでしょうか。実力があって実績も十分という人なら技術士事務所を開くために取得しようと思うかもしれませんが、そんな人はそれほど多くいるとは思えません。

そういう背景で資格取得のメリットを主張するので、必ずまず国家資格であることを宣伝するんですね(苦笑)。実際、資格のことをちゃんと知ってる人に対しては絶大な威力を発揮します。でも知ってる人にスゴイねって言わせても意味がないんです。
認知度/知名度向上を目指すならば、知らない人が取ってみようとか、相談してみようと思わせる方向に持っていかなければならないはずですが、残念ながらそういう文脈での明確な説明を見たことはありません。
もう一つ残念なのは、ここでガツンとそういう文章を書くための根拠が見つからないという現実です。

知名度向上のために合格者を増やそうという動きがありました。
しかし、世間一般的に根本的に認知・評価されていない資格取得者をいたずらに増やしても、それで認知度/知名度向上ということにはならないと思います。
まずは、技術士だからできること、技術士でないとできないこと、を作り上げていくことが必要でしょう。
また、目標にしたい、目指したいという技術士の存在も重要です。

そういうアピールができるような活動を各技術士及び技術士団体が目指していかなくては本質的な知名度向上には結び付かないでしょう。

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【ひとりごと】「慎重」と「無駄」は紙一重

慎重に考えてから動いても、前提条件が変わってしまえば単なる無駄。

思い立ったらやってみて、ダメだったら変える。

前提条件が変わらなければ、失敗しても仮説・検証がセットになり、一つの経験となる。
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