MovingPlanet(惑星ブログ)~時をかける物語旅行~

MovingPlanet(惑星ブログ)~時をかける物語旅行~

本、漫画、映画、音楽などの感想。
心が動いたポイント、物語の時と場所、作品同士のつながりを記録。

「月というのは大多数の人のもつ驚きの不在、つまり無感動の象徴のように思う。空に浮かぶ月を見てもいまさら誰も驚かない。ただレオナルド・ダ・ビンチは言っている。『月よ、重く、緻密なる月よ、健在なりしや』
エッシャー談
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映画館で鑑賞。
ラストに近づくにつれ何度も号泣した。

娘を持つ親は必ず泣くこと必至の作品。

翁の迫真の演技?が凄い。
声優は地井武男
この録音ののち亡くなられたため、
これが最後の作品。
姫の気持ちを考えずに都に引っ越し
都の男をひきあわせる鈍感さにイラッとくるが
月に帰ると聞いたあとの落胆ぶりと説得は本当に胸にせまってくる。

媼もいい。同じ女性としてかぐや姫をサポートする母としての温かさ。かぐや姫が赤ん坊のとき結局育てるのは私とばかりに
翁から姫をとりあげて乳をあげて育てていくたくましさ。

そしてかぐや姫。
声優もいいし、表情もいい。
自然とたわむれる天真爛漫な面と
感情を爆発させたりする面、
悩む表情なと。

生きるために生まれてきた!」
の台詞や草木の自然の描写に感動。

このアニメは
生まれてきてから月に帰るまでの
姫と翁と媼の生活や出来事
二時間で一気に見せている。
赤ん坊や小さな頃の姫を
僕らはこの二時間で知っているだけに
その別れに対する三人への感情移入は
とてつもない。

これを見たあとに、鉄拳の
娘の誕生から結婚での別れ、
人生の終わりまでを
描いたパラパラ漫画を思い出した。

そして原作のかぐや姫がなぜ、どういう心境で作られたのかもわかるような気がしてきた。

娘を思う親。すだっていくのを諦めて送りださねばならない思いがこの物語をつくったのではないかと思った。

あと余談だが捨丸兄さんは忍空のタッチに似ている気がした。









ふなっしーとくまモンどっちが好き?ブログネタ:ふなっしーとくまモンどっちが好き? 参加中
私はくまモン
ふなっしーとくまもんならくまもんのほうがいい。キモきゃらがかわいかったりうけているのはわかるが、ふなっしーは自分には不気味度が強すぎる。
ただし自分がゆるキャラを作るとするとキモきゃら路線になるかもしれない。
ふなっしーとくまモンどっちが好き?
  • ふなっしー
  • くまモン

気になる投票結果は!?

ひさしぶりの投稿。

ネットの評判を見て公開時に見たかった作品。DVDで鑑賞。

困難なプロジェクトに立ち向かう感動ものを期待していたが実際はもっとコメディタッチの作品だった。

これはこれで楽しめるがもっとハードルがあっていいし簡単に乗り越えすぎな感じ。

ここからネタバレ。

最後鮭が生きててヒロインが恋人でなくユアンを選びイエメンに残ることを選ぶけど
さすが小説を題材にしてるだけあってあまりにもご都合主義。鮭によってどちらを選ぶか決まるのもどうかと思う。それでもこの部分は一番感動を呼ぶし泣けるシーンではある。涙腺がゆるいのでこれでも泣いた。

ヒロインはプラダの悪魔に出てたエミリー・ブラント
あの冷たい印象やメイクが印象に残ってたけどナチュラルメイクで可愛らしさもある女性を好演している。個人的にはプラダの時の彼女好のほうが好きだけどこれはこれでいい感じ。

ユアンマクレガーは不器用な役なんだけと顔に表情があまりないので感情の起伏があまりわからないのは難点。トム・クルーズと同じ問題を感じる。

あとイエメンの族長は性格もイケメン。こういう男に熱く語られれば困難なプロジェクトもやる気にさせられそう。

というわけで☆3つ。5が満天。




だいぶ活動休止していたが、再開することにした。

まずは再開宣言。
ソニーのビデオカメラのプロモーションサイト「Cam with me」
での娘の記録を残す疑似体験がすごい

このサイトによりソニーマーケの長島さんが
第7回Webクリエーション・アウォードでWeb人大賞を受賞していたので、見てみた。

これは娘が生まれるパパにはとてつもなくたまらないコンテンツだろう。
(実はまさに自分がそうなので、これほど実感でき、訴求されるプロモーションサイトはない)

娘の成長過程を疑似的に撮影でき、最後にBGMとともに編集された動画が見れる。

これがそのサイト(実際に議事録画したものは共有できないのかな?)


これは欲しくなる。

娘よ、父はソニーのハンディカムにするよ(親バカ)
エディプスの恋人 (新潮文庫)/筒井 康隆

¥460
Amazon.co.jp

一気に読了した。

とてつもなく面白い。

小説でここまでできるのか、と筒井氏へ畏怖の念を抱くぐらいだ。

主人公はテレパスで
読んでいて自分の心まで読み取られるような、錯覚にも陥る。

人の心情を描くことにかけては、漫画の表現というのはよくできており、
表情とともに心の内部を普通に描いている。

小説では当然だが、文章だけでそれを行うわけであるが、
ここまで心を描き出せるのは一体全体筆者はどういう人間なのだろうと空恐ろしくなる。

これで七瀬三部作は全て読んだ。

家族八景については5月に読了し、感想を書いていたが、
その後、「七瀬ふたたび」を読み、今回「エディプスの恋人」を読んだ。

1部、2部、3部と全く構成、スケールも違う。

2部はまた改めて感想を書くかもしれないが、超能力者の仲間と一緒に組織と戦う話。こちらも
文句なしに面白い。


七瀬ふたたび (新潮文庫)/筒井 康隆

¥540
Amazon.co.jp


今回の3部はともすれば荒唐無稽になりそうな話を
どうすればここまでリアリティをもってかけるのか、
文章を書くことは物理的に出来ても逆立ちしてもまねできそうにない。

ともかく脱帽です。まあ僕が脱帽しても何もならないけど。

読んでいて、漫画だったらどういう表現になるか、と興味をそそられる内容だったが、
漫画化されているようなので、是非読みたい。


家族八景 上巻 (KADOKAWA CHARGE COMICS 16-1)/清原 なつの

¥651
Amazon.co.jp

NANASE 1―The Telepathic Wanderers (ヤングマガジンコミックス)/筒井 康隆

¥580
Amazon.co.jp


ゴールデンスランバーを読んでから伊坂作品は読んでいなかったが、
最近刊行されたSOSの猿を書店で見て気になっている。

SOSの猿/伊坂 幸太郎

¥1,575
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もともとは新聞夕刊紙上に連載された同名小説を大幅に加筆・修正したもの。

内容的に面白そうなのもあるが、あの五十嵐大介のコミックと競作プロジェクトらしい。

こちらからSARU<序章>が試し読みできる。

五十嵐大介の魔女は呼んだことがあるが、その異世界への引き込み方はすごい。


魔女 1 (IKKI COMICS)/五十嵐 大介

¥660
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SARUをためし読みしてみたが、ここまでだとなんともいえないが、その雰囲気は五十嵐大介節でまくりだ。早く先を見たいところだ。


伊坂幸太郎のSOSの猿スペシャルサイトはこちら

競作ってなんなんだろう? 原作のコミック化(またはその逆)とは違うみたい。
同じテーマで書いているということのよう。

最近の伊坂幸太郎は結構チャレンジングなことに取り組んでいると思う。

同じテイストの作品を書き続けるほうが安全で評価もされるかもしれないが
あえて違うことをやっているようだ。

読書メーターの感想を読んで、評価はいろいろだが、二つの物語が途中からつながるという構成は非常に興味がある。
つながるまでがまんして読めるか、だが。


「あるキング」もまだなので読まねば。

あるキング/伊坂 幸太郎

¥1,260
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自転車にはまっており、そっちのブログばかり更新していたので、
こちらのブログは随分更新してなかった。

こちらもまた再開していきます。

で最初はカーズの感想から。

先週、テレビで放送されていたのでたまたま見たが、これは面白かった。

カーズ [Blu-ray]/ディズニー

¥4,935
Amazon.co.jp

ピクサーのCGアニメは初めて見たが、
まず映像のリアルさが半端ではない。

ストーリーが大事なので、そこは枝葉なのだが、こんなにCGがすすんでいるとは知らなかった。

見る前は車が主人公だとキャラの違いがわかりにくく
見分けがつかなさそう、と思っていたが全く杞憂だった。

まるで人間のようなキャラクター、感動させるストーリー、
非常にいいものを見させてもらった。

以前別のCGアニメで表情の乏しさにがっかりした覚えがあるが
むしろ車だからこそよりキャラが際立ったのかもしれない。

表情は目と口だけ。

この口の表現力が凄かった。

ヒロインのサリーの口は妙に色っぽい(笑)


ちなみに各キャラクター達の瞳の色は、英語版の声優達の瞳の色と同じ色になっているそう。wikiには他にもトリビアだらけだ。

今回吹き替えで見たが逆にそれも心情がダイレクトに伝わり、よかったかもしれない。

吹き替えといえば、映画の中で、日本語でのダジャレのシーンがあったが英語でもダジャレのシーンなんだろうか?


今度、「カールじいさんの空飛ぶ家」が上映されるが、これは是非映画館で見てみたい。